北大路機関

■京阪特急8000系
　九月というのにまだまだ蒸し暑い様この頃ですので電車の中の冷房は干天の慈雨というか洛中の冷房そのものです。

　京阪電鉄プレムアムカー5周年記念ヘッドマークを掲揚した8000系特急電車です。もともと8000系といえばテレビカーの愛称で知られていましたが、これは沿線に家電メーカーのテレビ工場が並んでいた為、という京阪電鉄ならではのサービスでもあったのですね。

　テレビカーからプレミアムカーへ、5周年の名の通り京阪電鉄がプレミアムカーを導入したのは2017年8月20日、これを記念してのヘッドマークです。京阪電鉄によれば掲揚期間は8月11日から今月25日までという、掲揚期間もまた、プレミアム、というところ。

　13000系、これは特急用ではないのですが一見して3000系に、特に夜間などは見えてしまいますので、クロスシートでのんびり移動できるかな、と思うとロングシート車でがっかりしてしまう事もある。しかし椅子はオフィスチェアのような低弾力性で落ち着きはする。

　13000系は10000系の車体に3000系の見た目、ということではないのでしょうけれども、いまヘッドマークを掲揚しているのが3000系ですので、8000系の掲揚期間、その次は3000系に京阪電鉄プレムアムカー5周年記念ヘッドマークを掲揚するのかもしれません。

　プレムアムカーは要するに座席指定席で名鉄や南海電鉄のような制度なのですが、普通乗車券だけで乗車できる車両は、別にクロスシート車、これだけではなく二階建てのダブルデッカー車も特別料金が不要となっていまして、選べるのも京阪特急の醍醐味といえる。

　京阪特急の利点は、兎に角運行頻度の高さにありまして、もちろん大阪までは京都からはJRの新快速の方が早いのですけれども、京阪は中心部に直接乗り入れるとともに、15分おきの新快速と比べますと、10分おきの京阪特急のほうが、待ち時間が少ないのがよいですね。

北大路機関：はるな　くらま　ひゅうが　いせ
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