お待たせしました。
上市で途中下車後、再び来た道を折り返します。

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上市駅は地鉄本線の中間駅ですが、スイッチバック上の構造となっており、ここで電鉄富山-宇奈月温泉を直通する列車の進行方向が変わります。
さらに、番線の振り方も変わっており、南から2番線・1番線・3番線という順番になっています。

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改札・きっぷうりば前。
現代的な券売機が並ぶ一方、どこか地方私鉄らしい懐かしい雰囲気が漂います。

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駅舎は農協と一体となっており、むしろ農協の一角に駅があるような印象を受けました。

上市からは、10:41発の128列車電鉄富山行きに乗車します。
ここまで乗ってきた2列車とは違う車両を期待しましたが…

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再び14760形でした。

10分足らずの乗車で寺田に到着。
ここで立山線の10:50発、319列車立山行きに乗り換えます。車両はまたしても14760形

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車窓には田園風景の奥に立山連峰が広がります。
夏山の立山もどこか美しいものです。

11:07、岩峅寺に到着。
「地鉄観光列車フリーきっぷ」のフリーエリアの南端はここですので、当然下車します。

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岩峅寺からは不二越・上滝線に乗り換え。
構内踏切を渡っての乗り換えですが、立山行きが発車するまで待ちます。

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岩峅寺駅の乗り換え通路は渡り廊下状になっていますが、屋根から柱まですべて木組み
ここまで木の密度が高く感じられる駅は初めてです。

岩峅寺から乗車するのは、11:09発の620列車電鉄富山行き。
寺田もそうでしたが、短い乗り換え時間が続きます。

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乗車する車両は10030形。
元京阪の3000系。京阪3000系は京阪時代には乗れずに引退してしまいましたが、富山地鉄で乗るのはこれで2回目となります。(1回目は2020年冬)

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勿論、車内は転換クロスシートが並びます。
現在は使用できないものの、補助席が残っています。

定刻に岩峅寺を発車。
不二越・上滝線は毎時1本程度の本数ではあるものの、ほぼすべての駅から乗車があり、少しですが車内は賑やかになってきました。

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途中、いくつかの駅には地鉄と富山市が協力して設置したパークアンドライド用の駐車場がありました。

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途中、上堀にはほぼ原形に近いと思われる木造駅舎が残っていました。
次の機会には訪問したいものです。

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11:31、南富山を発車。
車窓左側に市内電車が分かれていきます。

ここから稲荷町までは不二越・上滝線、また富山地鉄の鉄道線の未乗区間。
鉄道線の完乗はもう目の前です。

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南富山から10分足らずで稲荷町に到着し、無事富山地鉄の鉄道線を完乗。
本線・立山線のホームには京阪時代の塗装に戻った10030形が停車していました。

10:43、電鉄富山に到着。

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引き続き、市内電車の完乗を目指します。

(13)に続きます。しばらくお待ちください。

旅行日:2022年7月18日(月)