TOMIX・JR EF66-0形電気機関車(後期型・JR貨物新更新車) | DAIKON's Life

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だいこんが日々感じたことを、気の向くままに綴っています。

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 自身がNゲージデビューで手にした車両のひとつに、EF66形がある。
 鉄道模型との付き合いは、クリスマスプレゼントで<90001>ニュー・ベーシックセット1(車両はEF66+金帯のあさかぜ)を買ってもらったことに始まる。
 当時小5だったかな。Nゲージがもんのすごく欲しかったため、手にしたときの喜びもひとしおだった。
 それまでは、我慢できずに総合カタログとキロポストは模型を手にする前からよく買っていて、ボロボロになるまでそれらを読んでいたくらいだった。

 ただ、ビギナー向けのベーシックセットに「あのEF66はどうなのよ?」と今でも思うくらい、セットアップのハードルが高かったことが色濃く記憶に残っている。
 この頃のEF66は、前面ナンバープレートの台座とテールライトのクリアパーツがユーザー取り付けという、今振り返っても信じられないような製品で、だいぶハードルが高すぎたのではないかと(笑)
 小学生にとっては勿論だが、プラモデルに嗜みのない保護者だってまいっちゃうよね…。

 時は経ち、初めて手にした車両達はいつの間にか手元から消えており(←子供のしてきたことだからだいたいそんなもんでしょ)、ただそれとは引き換えに模型沼にはどっぷり浸かってしまい、今では部屋に多数のブック型車両ケースが並ぶような大人になった。
 ベーシックセットによる教育の成果はバッチリだな(笑)

 前置きが長くなってしまったが、そんな「NゲージのEF66」を久々に手にすることになった。
 ただ、凡そ30年のときを経て、迎え入れた車両は模型としても実車としてもだいぶ姿を変えたモデルだ。
 JR貨物に譲渡されたEF66でも、延命工事で国鉄色に近い塗装で仕上げられた「新更新」と言われる車両である。
 すっかり高齢者となったEF66-0が延命措置と割り切って華飾を取り払い、一方で第一線で活躍していた頃の雰囲気を醸している塗装は、「平成のロクロクってこう仕上がるものなんだな」と感じたものだ。

 2013年4月。
 今では姿を大きく変えた城東貨物線で、撮影に勤しんでいた日のことである。
 既にEF66-0は絶滅危惧種と認識され始めていた頃で、来ればラッキーだなと思っていた。
 赤川仮橋を訪れたときは、前日の地震の影響でダイヤはズタボロ…。
 長いこと線路が凪だったが、貨物列車が行き来するようになってからはこれまでつっかえていたものが取れたかのように、上りも下りもじゃんじゃん貨物が走り出し、撮れ高も豊作となった(笑)
 そんな中でEF66-0は来てくれた。そういえば「ゼロロク」なんて呼び方もあったっけ。


 そのとき記録したのがEF66 36。
 製品化にあたり、Nゲージでもこのカマを再現したいと思い購入に踏み切った。
 模型鉄の中で「乗った列車が欲しくなる」はよくある話だが、「撮った列車が欲しくなる」日が来るとは思っていなかった(笑)


 <7160>JR EF66-0形電気機関車(後期型・JR貨物新更新車)は、昔のモデルと違い解放てこが付いていたり前面手すりが別パーツだったりとディテールの再現が大きく底上げされていたが、テールライトのクリアパーツは別付ではなかった(←まだ言うか…)。
 列車無線アンテナ設置に際してはボディに開孔を求められるが、ベーシックセットから育て上げられた模型鉄にとってピンバイスを手にすることは造作も無い。
 ナンバープレートがアンダーゲートになっていることは、手先が不器用な模型鉄野郎にとっては本当に嬉しかった。
 昨今の鉄道模型は値上げの傾向が顕著だが、こういう品質改良がされているのなら納得である。


 セットアップに際し実車の写真を見ていたところ、ホイッスルが青く塗られていることに気付いた。
 付属品のパーツは灰色なので、せっかくだからとガンダムマーカーで塗ってみた。
 これが思いのほか効果大。ちょっとの手間暇でだいぶ見栄えが良くなった。

 セットアップが済んだら、あとは走らせるだけ。
 デスクでの短い試運転は問題なし!!今どきの製品らしくヘッドライトは明るく、色もきれいだ。
 コンテナ車を牽かせようか、それともワムハチを牽かせようか…今から楽しみである。

 

 

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