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西日本鉄道の「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO (ザレールキッチンチクゴ)」|ミシュラン一つ星の福山剛シェフによる特別コース

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筑後・佐賀エリアの食材を使い、ミシュランの一つ星シェフ、福山剛氏が監修した特別コース。「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO × SAGA」に参加してきました!

*2022年7月の情報を基に作成しています

踏切事故で運休の危機

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旅のスタートは「福岡(天神)駅」から。のはずでしたが、当日朝に踏切事故が発生し一部区間が不通。「ザレールキッチンチクゴ」の運行も危ぶまれる事態に。
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「ザレールキッチンチクゴ」は、午前中のカフェコースで「太宰府駅」に到着したあと、そのまま停車していたそう。今回は普通列車で太宰府まで移動し「太宰府駅」に停車中の「ザレールキッチンチクゴ」の車内でお料理をいただくことになりました。
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「太宰府駅」に到着すると、ホームには念願の「ザレールキッチンチクゴ」の姿が。
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窓の向こうは日常の光景。今日は動かない「ザレールキッチンチクゴ」ですが、福山シェフのお料理がいただけるだけでもよかった!また、揺れもないのでゆったりと食事が楽しめました。

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ミシュラン一つ星、福山剛シェフのフレンチコース

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福山剛シェフは福岡県生まれ。西中洲にある「La Maison de la Nature Goh」は、2016年から5年連続で「アジアベストレストラン50」にランクイン。「ミシュランガイド福岡2019」では一つ星を獲得。そんな福山シェフによる、筑後・佐賀の食材をふんだんに使った特別なフレンチコースをいただきます。
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まずはウェルカムドリンク。佐賀県にある「東鶴酒造」の、日本酒のスパークリングで乾杯。甘過ぎず上品な旨み。発泡感がとっても爽やか。
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『フォアグラ・イチジク』

佐賀県の唐津の富田農園で育ったいちじくを、ペースト状のチャツネに。フォアグラとともに薄いクッキーで挟んだ一品を、まるでおやつ感覚で手でいただく。
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イチジクの味とスパイスの風味が複雑に入り組んだチャツネは、濃厚なフォアグラの味と相性抜群。クッキーのサクサク食感がおもしろい。
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ドライアイスがモクモクする2品目が登場。
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『真鯛・メロン』

メロンの中には玄界灘で獲れた真鯛のセビーチェ。
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セビーチェとは南米の魚介のマリネ。玉ねぎなどと共に細かく刻まれた真鯛。これを冷製スープのガスパチョにしていただきます。レモンやパクチーが効いた爽やかな味。甘くてジューシーなメロンともマッチしています。
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お酒をおかわり。2杯目は有田にある宗政酒造の「のまんばビール」。のまんばは、佐賀の方言の「飲まんば」=「飲まなきゃ!」から。佐賀県産の麦芽を使用。甘く優しくて飲みやすい味わいです。
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『博多和牛・玉ねぎ』

メインディッシュは、博多和牛。その中でも、1頭から数kgしか取れない希少なザブトンのステーキ。濃厚な肉の旨みと上品な脂の甘み。何より口の中で溶けるような食感が素晴らしい。
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佐賀県は玉ねぎの生産量が北海道に次いで全国2位。そのうちの約7割が白石町で作られているそう。そんな白石たまねぎは、オーブンを使ってなんと4時間もグリル。とろとろに柔らかくて甘みが凄い!
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『竹崎カニ・レモン』

福山シェフ曰く、イベントの時しか提供しないというカレー。今回は、佐賀県の竹崎カニを使ったカレー風味のリゾット。
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スパイシーな香りの中に、爽やかなレモンの香りがしっかり広がり素敵なハーモニー。カニもたっぷり入って、濃厚な味が楽しめます。
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『九州チーズケーキ』

デザートは、レストランでも提供されている「九州チーズケーキ」。実は、福山シェフが高校を卒業して働き始めたレストランで初めて任されたのがチーズケーキで、レシピは当時のままだそう。独創的で豪華なお料理が続いた中、素朴で懐かしい味わいがホッとさせてくれます。

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今回のコースの器には、小石原焼や有田焼といった伝統工芸品が使用されていました。中でも肉料理に使われたお皿は、人気陶芸家鹿児島睦氏のもの。実は、レールキッチンチクゴの車内の柱のパネルは鹿児島氏のデザイン。おみやげには、鹿児島氏による非売品の豆皿もいただきました。とってもかわいくて素敵!
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最後に福山シェフが登場し、車内は拍手喝采。一時はどうなるかと思われた旅も無事終着へ。
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「ザレールキッチン」と筑後・佐賀エリアの食材とのコラボ企画「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO × SAGA」は、2022年秋・冬にも開催されるそう。皆さんもぜひ乗車してみては!

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ザレールキッチンチクゴ公式サイト

www.railkitchen.jp