周防大島へはICOCAでお越しください & マイテ49よ永遠に | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(現在の周防大島島内バスの終点近くの「星野哲郎記念館」)

 

本日はトミーテックからの新製品も発表されていますが,実のところ「広島電鉄の電車」以外に筆者がすぐ欲しい,と思った製品はありません.ということで,明日紹介しようと思います.

むしろ,本日発表されたJR西日本のプレスリリース2本について関心が高くなりましたので,こちらを先に紹介します.

 

  防長交通にICOCA導入

ついに周防大島でもICOCAでバスに乗れるようになります.

2023年3月中旬(JRの2023年度ダイヤ改正前後と思われます)より,防長交通のバスでICOCAが使えるようになります.この防長交通,柳井・周南・防府・山口・萩を中心に多数の路線バスを運行しており,地域にとってはなくてはならない公共交通機関となっております.

差し当たり,2023年3月中旬の時点では,このうち「周南市・下松市・光市」の路線,山口市のコミュニティバス,萩市の循環バス,そして,「防府・徳山〜広島」および「新山口駅〜東萩駅(スーパーはぎ号)」の高速バスで新しく「ICOCA」が使用できるようになります.その他路線,例えば防府市・柳井市・周防大島町などでは2023年度中の導入が予定されています.現在防長交通で発売している「バスカード」は入れ替わりに廃止されます.

 

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220908_01_press_bocho.pdf

 

筆者としては山口県内の「いわくにバス」がPASPYを,「中国JRバス・宇部市交通局」がICOCAを,「サンデン交通」がnimocaを導入していたため,防長交通にもICカードの導入が必至であったところ,どのシステムが導入されるかを注視していました.

 

 

ここで,「PASPY」がサービス終了を検討がなされていることを受けて,「ICOCA」導入に舵を切ったものと思います.当然ですが共用できる全国のICカードが使用できますので,2023年度以降周防大島にお越しの際はぜひご利用ください.

 

なお,周防大島線は近年縮小されており,バス路線は東和町の中心部「周防平野」までとなっております.この先は通学用のバスに一般の方が利用できる形態のバスに転換されており,特に伊保田港での「周防大島松山フェリー」とは全く接続しておりません.ご注意ください.

  マイテ49 2 廃車

本日,同時にJR西日本から「京都鉄道博物館」の企画展に関する案内がありましたが,同時にこのようなアナウンスがなされました.

鉄道 150 年の歴史を彩った1両の客車が 収蔵車両の仲間入り!

この度、2022 年 10 月 14 日(金)鉄道開業 150 年目「鉄道の日」に、 新たに「マイテ 49 形2号車」が仲間に加わり、当館の収蔵車両は 54 両 となります。

これを記念し、収蔵お披露目式典の開催を計画しています。詳細は 決まり次第、おしらせします。

(後述のリンク先資料より引用)

これにより,「マイテ49 2」の廃車・京都鉄道博物館への常設展示が決定となりました.この車両は2009年以降営業運転には使われておらず,時折整備のために本線に出る姿が目撃されておりましたが,然るべき方法に活用された,ということです.この車両はもはや旅客営業運転には堪えられず,かといって適当に走行させると警備上の問題があります.

 

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220908_00_press_iroiroiroha_1.pdf

 

この車両を現在まで整備し続けてきたこと,より積極的に末長く活用することを決断したこと,その人気・品格を引き継ぐ後継車「オロテ35 4001」が用意されたこと,そして筆者においては一度でも本線でお目にかかれ,撮影できたことに感謝しなくてはなりません(営業列車としての利用は叶いませんでした).

 

 

 

「マイテ49 2」以外にもJR西日本管内には収蔵施設で保管・展示に値する車両が多数あります.これらの車両の今後の去就にも注目します.

 

※TOMIXの新製品については明日記事化します.