さて…前回のブログで紹介した2021年シーズンの乗車記記事に続いて、先日9月3日からノースレインボーEXP編成(NRE)で運転を開始した2022年シーズンの臨時特急ニセコ号(※リンク切れの際はご容赦を)の乗車記ブログを紹介させて頂きます。

 

ご承知の通り、2023年春を以てその31年に渡る活躍に幕を下ろす事となってしまったNRE編成ですが、NRE編成どころか走行路線である函館本線『山線』経由までもが新幹線の並行在来線扱いとして将来廃止される事が確定しているため、その区間を走行する特急列車でなおかつJR北海道リゾート列車のラストシーズンという事もあって、日程を問わず指定席は発売当日に完売という人気振り。2019年に引退したクリスタルエクスプレス編成で運転されていた『フラノラベンダーエクスプレス』はそこまでの過熱振りではなかっただけに(但し同年9月28・29両日のラストラン指定席は『瞬殺』レベルだった)、山線を行くNREニセコ号に対して鉄道ファンらの関心が如何に高いかを物語っているといえるでしょう。

 

実は私…早速、今シーズンの初列車である9月3日の上りニセコ号に乗って参りました。流石に10時打ちしてまで乗るつもりはなく、あまりの人気振りに乗るのを躊躇していた位でしたが、自由席なら早くから並べば乗れるだろう…と、私が早朝から初電で札幌駅に出て自由席乗車口に並ぶという条件で、昨年のニセコ号乗り鉄にお伴して頂いたテツ友のらんちゃん女史をお誘いしたら快諾してくれたので、再びペア乗車する事になったのです。実は、昨年同様に数日分の最後部展望席の10時打ちを彼女に依頼(私が行けなかったため)するも、流石にソレは甘かったようで全て撃沈…。各運転日とも、前後の展望席を押えられた方は非常に幸運としか言いようがありませんね。

ただ…運転初日の自由席という事で、先述の通り早朝から並ばなければならないのを覚悟はしていたものの、無理して早起きしなくても乗れないモノか…?と思い、えきねっとサイトをこまめにチェックしていたら…なんと!前日になってから並び席の空席を発見、速攻で購入させて頂きました(事情はどうあれ、とにかく放流された方には感謝)。「まるでハイエナみたいな野郎…」なんて思う方もいらっしゃるでしょうが、前回記事でも述べた通り、完売した指定席も執念深く空席をチェックすればタイミング次第によっては取れるという事なんですよ(だからといって必ず取れるとは限らない!あまり執着すればイイってモンではないので念のため)

 
 
 
そんなワケで、9月3日当日は学園都市線526Mで7:30に札幌駅に到着し、ラッチ内の精算機兼話せる券売機でえきねっと受取を済ませました。改札口のLED発車標の「倶知安方面」「1番線」もいずれ見られなくなる…(特に後者は10月15日限りで『永久欠番』に…😢)。

 
 
 
勿論、乗車券は『HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス』利用で、勿論特急ニセコ号の指定券も交付できるのですが、流石に今回は引退するノースレインボー編成への『はなむけ』の意味も込めて特急券は正規料金で乗る事にしました。みどりの窓口で指定券交付しようと思って、えきねっと上で払い戻し処理(勿論手数料は掛かる)したタイミングで速攻ハイエナされてしまったらシャレになりませんからね…😨
 
 
 
ニセコ号が発車する2番線ホームに上がってみたら、やっぱり…というべきか2・3号車自由席の乗車口には既にそれぞれ30人程度の列がズラリとできていました…。昨年9月20日に改めて自由席車に乗った時でも7:05に札幌駅に着いた時点で4人程並んでた位ですから、この日の同時刻はもっと早い時点で人数が多かったと思われます。一番乗りした方は何時から並んでいたのでしょうね…?
 
 
 
今年2022年のニセコ号のダイヤは昨年から多少手直しが行われており(そのため函館までの所要時間も短縮されている)、上り8012Dの札幌駅の発車時刻は1分繰り上がって7:56になりましたが、入線時刻は7:52と変わらず。ただでさえ発車時刻まで余裕がないというのに😣
そんなワケで車両の写真をまともに撮る時間がなかったため、昨年の画像で代用させて頂きます🙇ご了承ください。
(※先頭5号車キハ183-5201は2021年9月20日撮影)
 
 
 
入線後、早速乗り込みます。
今回指定席が取れたのはテーマカラーがオレンジ(※当初の暫定3両時代はライトグリーン塗装だった)の4号車キハ182-5201。ちなみに今回ご一緒していただいた旭川在住のらんちゃん女史は発車直前に無事合流。なんと、旭川駅5:18発の3002Mライラック2号で私より早く(6:43着)札幌駅入りしていたそうで…😅
 
 
 
「席の暖まるヒマもなく」(鉄道ジャーナルの初代編集長・竹島紀元氏風に)7:56に札幌駅を発車。一路、山線経由で函館駅への旅が始まります。いよいよ北海道新幹線の札幌延伸へ向けた工事が本格化し、札幌駅発車直後、市街地をトンネルで貫通する『札幌トンネル』の出口付近には巨大なボーリングマシンが周囲を威圧するかのようにそびえ立っていました。
今年の初列車にも関わらず、発車後の車内放送(車掌は往復とも函館運輸所担当)は『アルプスの牧場』オルゴールチャイムを鳴らす事はなく、ちょっと残念な感じ。若い車掌の声のアナウンスが流れます。
「おはようございます…今日も、JR北海道をご利用くださいましてありがとうございます。列車は、北海道の中心都市・札幌を後にし、この先、小樽から長万部間は、羊蹄山を望み、ニセコの山あいを運転する事から、通称『山線』と呼ばれる函館本線を進み、歴史とロマンの異国情緒溢れる街・函館へと進んで参ります」
 
 
 
 
そして停車駅と到着時刻の案内に続き、乗車しているNRE編成の車両紹介がありましたが、特に来春の車両の引退については触れられていませんでした。
「簡単ではございますが、ノースレインボーエクスプレスについてご案内致します。JR北海道が平成4年(1992年)、ジョイフルトレインとして製作した車両で、同年7月、『はこだてエクスプレス』として先行3両で運用を開始しました。同年12月、5両編成での運用を開始し、愛称名も『ノースレインボーエクスプレス』に決まり、季節を通した臨時列車として『フラノラベンダーエクスプレス』、『流氷特急オホーツクの風』、『ニセコエクスプレス』として活躍していた車両です」
『THE JR HOKKAIDO』1992年8月号(通巻54号)39頁のリゾート列車第6弾デビュー記事より引用。当時はまだ編成の愛称名がなく、公募されていたという事が判る)
 
 
 
やっぱり指定席は完売しているだけに、ご覧の通り乗車率は高め。但し一部空席も見られましたが…。
 
 
 
コチラが前日にえきねっとからペアでゲットしたニセコ号の特急券(使用日を変更したLOVEパスは私の分で、予めニセコ号に乗るのを見越して「先物買い」した分。まさか再発売するとは思わなかった…😓)。
 
 
 
今回は昨年と異なり、進行左側(CD席)に席を確保。札幌の市街地と、その奥に広がる手稲連峰の山並み(1枚目は西区のシンボルともいえる『三角山(そのまんまやんけ!)』)を見ながら進みます。
 
 
 
手稲駅(8:10着・発)を経て札幌市内から小樽市内へと入り、銭函駅を過ぎると日本海(石狩湾)が右側に見えるのですが、昨年とは異なり逆側に席を取っていたため写真は撮らず(撮れず)。
そして8:40、小樽駅2番線に到着します。到着時刻と4分の停車時間は昨年と変わりません。
 
 
 
急いで4番線ホームに廻って編成写真を撮影。ちょうど対向列車である然別駅発1927D(H100形2連)が到着。
 
 
 
今回も『裕次郎ホーム』の写真パネルとNRE編成を絡めて撮ってみました(急いで撮ったため車体が白飛びしてしまった)。ふと彼の曲『嘆きのメロディー』(作詞:荒木とよひさ/作曲/三木たかし。『西部警察PARTⅢ』後期主題歌)のサビのフレーズが脳裏に浮かびました…。
「♪終わりない旅の終着駅に いつの日か ひとりでたどり着くだけ…」
 
 
 

発車時刻が迫ってきたので急いで2番線ホームに戻り、再び乗り込みます。列車の遅れにつながる行為はご法度です。

 
 
 
上写真のように2号車から乗り込んだため、3号車ラウンジを通過して自席に戻ったのですが、今回はポスター枠に駅でも貼られている特急ニセコ号のPRが掲示されていました。
 
 
 
小樽を過ぎると、いよいよ山線区間に入るのですが、ご覧のように田んぼが広がる区間も。背後に見える高架橋は山線の強敵・後志自動車道(北海道横断自動車道の一部を形成)。
 
 
 
列車は昨年と同様、運転停車の蘭島駅で長万部発の普通2929Dと交換後、9:07、余市駅2番線に到着します。今年もご当地キャラ『ソーラン武士!』のお出迎えがありましたが…こっち向いてよ~。
北海道新幹線札幌延伸による山線区間廃止のまさに「トバッチリ」を被ったといえるのが、この余市町でしょうか。余市~小樽に限っては輸送密度2000人を超えるにも関わらず、結局通過する小樽市が存続に消極的だったためバス転換に決まったいう理不尽さですが、整備新幹線というアホな制度は新幹線駅ができるマチと、そうでないマチとの格差と禍根を残すだけですね(私は北海道新幹線が札幌延伸してもJR北海道が自立経営できるとは思わないという事を言わせて頂きます)
 
 
 
約6分の停車時間中に、余市観光協会によるアップルパイなど余市町の特産品販売が行われるのも従来と同様(私は今回も買わず…)。特にアップルパイは瞬く間に売り切れる程の大人気商品です。
 
 
 
今回『ソーラン武士!』とのショットはコチラの写真で失礼…。
乗客の皆様は思い思いに記念撮影を楽しんでおられました。
 
 
 
停車中、余市駅のホーム柱に『通票仮置場』の表記を見付けてつい撮ってしまうのは、やっぱりテツの性ですね…。特急『北海』と急行『ニセコ』が廃止された国鉄末期の1986年11月ダイヤ改正まで山線区間は非自動閉塞(タブレット閉塞)だったため、その名残が36年経った今でも残っているというのは感動モノ!
 
 
 
観光協会の皆様に見送られながら、余市駅を発車します。
 
 
 
田んぼと果樹園の中を進み、稲穂峠の山間部へ向かっていきます。
 
 
 
札幌市と余市町の間にそびえる余市岳を源流とし、日本海に注ぐ余市川を渡ります。
 
 
 
稲穂峠の中腹にあたる銀山駅を通過。
 
 
 
稲穂越えの後は小沢駅に運転停車、普通1933D(倶知安→小樽)と交換後は倶知安峠を下り、盆地に入り羊蹄山を見ながら倶知安駅構内に進入します。昨年まで使われていた線路は既に跡形もなく剥がされており、踏切も切り替えられて歩道部分ではインターロッキングの工事が行われていました。その切り替えられた踏切ですら「駅の東西の行き来を妨げる邪魔者扱い」されているため、新幹線開業を待たずに在来線を廃線にして駅周辺を再開発したいという倶知安町の言い分は如何なモノか?
 
 
 
今回、ニセコ号の営業列車としては初の停車となった倶知安駅(10:01着)。
 
 
 
ホームでは倶知安町のご当地キャラ『じゃが太』『じゃが子』がお出迎え!コレは運転初日の3日と、17、23日各日のみの特別な計らいです。
 
 
 
昨年10月29日まで使用されていた旧ホームは長大編成対応のまさに『本線』に相応しい施設でしたが、移設された新ホームは2番線のみ直通列車が入れる構造で(向かい側の1番線は折返し列車専用の行き止まり構造)、4両分しか対応できないため最後尾車両はドアカットされて乗降ができなくなりました。短いホームのため、先頭部の撮影もギリギリ撮れるという感じ(広角レンズを使わないと厳しい…)。
この真新しい駅施設も、数年後には無用の長物扱いされてしまうという理不尽さ…。実に勿体ない!!
 
 
 
この日は運転初日という事もあり、『JRグループ協定旅館ホテル連盟』の法被を着た方が特製の横断幕を持って乗客を歓迎。
背後には、旧ホーム跡の整地作業を行う重機の姿が…。
 
 
 
たった3分という慌ただしい停車時間で倶知安駅を発車。昨年まで使われていた線路とホームは一部を残して跡形もなくなっており、新幹線駅施設が建設される現ホームと駅舎の間には仮設通路が設けられています。
 
 
 
いよいよ車窓のハイライトである羊蹄山がクッキリと見えて参りました。曇り空なのがちょっと残念ではありますが。
 
 
 
倶知安駅からは(株)ニセコリゾート観光協会のスタッフによる車内販売が次の停車駅であるニセコ駅までの間乗り込んでおり、ご覧のメニューに記載されている特産品販売が行われました。
 
 
 
甘党の私は『あんこカスタード』パウンドケーキ(昨年乗車時に購入してすっかりドハマりした)を購入。『ミルク工房のむヨーグルト』は、乳製品が大好きな同行のらんちゃん女史のモノ。
 
 
 
次のニセコ駅は10:18発着と停車時間が非常に短いのが残念…。
倶知安駅から乗り込んでいた(株)ニセコリゾート観光協会の方々が手を振ってお見送りしてくださいました。
 
 
 
JR北海道初の新製リゾート列車『ニセコエクスプレス』車両(キハ183-5001)が眠る車庫と、9600形SL9633号機、そして『C62 SLニセコ号』のために新得から移設された転車台を横目にニセコ駅を後にします。
 
 
 
倶知安から先は蛇行する尻別川沿いを走行し、幾度も渡る事になります。
 
 
 
いきなり飛びますが、険しい山線区間を越えてようやく内浦湾沿いの長万部駅に到着(11:27)。約16分と、最も長い停車時間が取られています。
やはりこの日も『まんべくん』が登場!先頭5号車に向かって歩いてきました…。
対して2番ホームには、9月末を以て定期運用から引退してしまうキハ281系の札幌行7D北斗7号が到着。黄色の点字ブロックからはみ出して撮影している諸氏…くれぐれも線路には落ちないでくださいね💦
 
 
 
先頭5号車付近では『まんべくん』の記念撮影大会!
特急ニセコ号HPには「できる限り登場!」とありますが、昨年以前も特急ニセコ号運転日で彼に会わなかった日はなかったと思います。初冬に入る11月26・27両日にもNRE編成で正真正銘最後の(?)ニセコ号が運転予定ですが、その日にも現れるのかな?
 
 
 
長万部駅でのお楽しみとして、今年もかなやのかにめしの販売があり、事前予約した分に限り購入できるシステムは従来通り。尚、今年はかにめし同様にかつて駅弁として立売されていた『もりそば』(駅前の『そばの合田』謹製)も同様に予約購入できる事になっていましたが、運転開始数日前になって「製造元の都合」という事情で全日程中止になってしまいました。
 
 
 
以下、長万部駅停車中に撮影した写真3枚。
 
 
 
まんべくんをはじめ、ギャラリーによるお見送りを受けて長万部駅を発車。
 
 
 
長万部から先、進行左側は内浦湾沿いの景色を楽しむ事ができます。やがて南側の対岸には駒ヶ岳が見えてきました。
 
 
 
そんな車窓風景を愛でつつ、駅弁『かなやのかにめし』を今年もニセコ号車内で食しました。
「ちょっと遅い誕生日祝い」(※ちなみに私の誕生月は8月です)として、去年に続いてらんちゃん女史から奢ってくださいました。どうもご馳走様~😋
 
 
 
東側の対岸には、山線区間で眺めた羊蹄山をこの日も見る事ができました。
 
 
 
そして駒ヶ岳が近づいてくると、キハ40が憩う森駅に到着(12:30/12:31着発)。
 
 
 
『明治天皇御上陸碑』(北海道御巡幸の際に室蘭~森航路を御乗船し、かつて当地にあった桟橋から下船された事に因む)を見ながら、海沿いの景色に別れを告げて駒ヶ岳廻りルートに入ります。
 
 
 
雄大な駒ヶ岳を見ながら走行しますが、線形が悪いのと急勾配区間も相俟って車体の重いNRE編成だと尚更速度が出せません。
尚、この後運転停車する駒ヶ岳駅では、函館から来た11D北斗11号(キハ261系1000番台)との交換がありました。昨年は赤井川駅での交換でしたが、ダイヤ見直しに伴い変更されています。
 
 
 
そして大沼(写真)・小沼が見られる大沼国定公園エリアに入ります。
昨年は大沼・仁山両駅においても運転停車があったのですが、今年は先述の通りダイヤが見直されたためいずれも通過しています。
 
 
 
仁山峠付近から函館山と函館平野を見下ろします。もう函館は近い!(当たり前か😓)
 
 
 
新函館北斗駅と、駅前に威容を誇る東横INN新函館北斗駅前を見ながら大きく左へカーブ。
 
 
 
そして1971年7月の東亜国内航空YS11型機ばんだい号墜落事故で有名になってしまった横津岳を見ながら新函館北斗駅に到着。
昨年とは異なり停車時間が短い(13:07/13:08発着)のため、ホームへ降りて撮影する事はできませんでした。
 
 
 
七飯~森の函館本線『8の字ルート』を形成している下り列車専用の『藤城線』(貨物列車の他はキハ40普通3本のみ走行)の高架橋が合流。同区間はキハ281系の事実上ラストランとなる(?)10月22・23両日に運転の『スーパー北斗』下り列車のみが通過する事になっており、北海道新幹線開業後久々の特急列車走行という事で俄然注目が集まりそうです。
 
 
 
13:19、最後の途中停車駅・五稜郭駅に到着。
出発後、『アルプスの牧場』オルゴール(※フルではない)が鳴り終着駅到着を告げる車内放送が流れましたが、函館駅到着後は札幌行のニセコ号として折返し運転のため車内整備を直ちに行うとの事で、早めに降車の支度をするように促されます。
 
 
 
13:24、終着・函館駅4番線ホームに到着、約5時間半の旅が終わりました!
昨年は13:40着だったので所要時間は約15分短縮されています(全区間の表定速度は51.7㎞/h)。但し、折返し札幌行下りニセコ号(8011D)の発車時刻は昨年より6分早まった13:52に変更されており、逆に所要時間は3分程度延びました。
既に自由席乗車口には、長い乗車待ちの列が…。折返し間合い時間が18分から10分も延びたのは車内整備にとって好都合です。尚、今回は往復トンボ返りはしませんが、同行のらんちゃん女史は日帰り、私は翌日のニセコ号(自由席)に乗るつもりのため函館泊まりと、それぞれ別々で帰る事になります。
 
 
 
終端駅である函館駅ですが、NRE編成を含むキハ183系の停止位置は他車より手前側になっており、ご覧の通り「183」の文字が…。果たして、一般のキハ183系も完全な引退前に『リバイバル北斗』として運転されるのか…?
 
 
 
2番線ホームには、道南いさりび鉄道木古内行126D(13:36発)の白いキハ40 1815が停車中。
 
 
 
一旦到着ホームから離れ、ひと通り撮影を済ませます。昨年とはホームの人の数が明らかに違うのがお判りでしょうか?
 
 
 
折返し準備を終えたNRE編成のニセコ号は、乗客を乗せて再び札幌へ戻っていきます。せっかくなので出発を見届ける事にしました。
 
 

 

その8011D下りニセコ号の発車シーンのみ動画を貼り付けておきます。

函館駅では30年程前から独自の発車メロディが特急列車出発時のみに流されていますが、当時のJR社員が「連絡船の船出」をイメージして作曲したとの事。

 

 
 

さて…この9月3日からは現在地で函館駅が開業して今年で120周年を迎えるのを記念した各種イベントの開催が始まりました。改札内通路には青函連絡船や函館駅にまつわる列車の写真パネル展が開催されており、期間中に函館駅に来られる方はじっくり見物されてみては如何でしょうか。

 
 
 
開業120周年記念イベントの一環として、函館→新函館北斗の記念乗車券記念入場券(函館~新函館北斗に所在する6駅セット)がこの日からそれぞれ発売開始されており、この日に特急ニセコ号で函館駅を目指したのはそれらを購入する目的もありました。まずはらんちゃん女史と共に一旦改札口を抜けます。
 
 
 
ところが…記念切符の発売初日にも関わらず函館駅では特設コーナーを設けず、あくまでもみどりの窓口での発売のため、いつもながら混み混みしている処の列に並ぶ事約15分…。そしてようやく買えた記念入場券がコチラ↓(新函館北斗駅でも同じモノを発売)。表面はキハ281系、裏面は函館駅にまつわる現在・過去の列車とHM図柄があしらわれています。
そのHMの中にある『おおとり』…。キハ183系がなくなる前に、函館~網走をロングランしてくれないかなぁ!?(残念ながら私は部分的でしか乗った事がない…)
 
 
 
記念乗車券は函館・新函館北斗両駅でそれぞれ別々のモノが発売されており、函館駅は現行と先代駅舎をそれぞれ描いた絵手紙風の図柄となっています。
 
 
 
記念切符類を買った後は特に予定も決めていませんでしたが、らんちゃん女史が北斗17号で帰路に就くまで時間があるため、その穴埋めとして私たちは14:21発の長万部行2841Dにとりあえず乗る事にしました。
 
 
今回はここまで。以後の行程はいずれ紹介するという事で…。
つづく