このところ、16番レイアウト・川正線の製作をほったらかしにして、メルクリンの運転にうつつをぬかしていますが、やっぱり、ストラクチャーが欲しくなりました。
上写真右側のプラットホームは、以前、ふとした御縁から、福島在住のモデラーさんに頂いたものです。「これを活かすのは今しかない!」と作り始めたのが、深みに嵌まるきっかけでした。
プラットホームだけじゃ物足りなくて、左側の駅舎を購入してしまったのです。
駅舎は、説明書通りに組み立てを進めていますが、プラットホームは、ちょっとした加工が必要でした。
このホーム、メルクリンのCトラックに合わせるには、高さが低いのです。
ホームの高さを上げるため、タミヤの3mm角のプラ棒を2本噛ませてみました。3mm×2本で、6mmかさ上げになります。
Cトラックと並べてみると、高さは良さそうですが、プラ棒むき出しの側面が気になります。
そこで引っ張り出してきたのがこの材料です。
アメリカの模型店(Model Train Stuff)から通販で購入したChooch Products製の石積みシートです。柔らかい素材で出来ていて、裏には粘着剤が塗布してあります。川正線のプラットホームに使うつもりで購入したのですが、結局、お蔵入りになったものです。
今、改めて見ると、肥薩線大畑駅みたいな石積みの給水塔とか、磐越西線の平瀬トンネルみたいな石積みのポータルには、ぴったりの材料ですね。
さて、ホームの側面にこのシートを貼るとなると、またひとつ問題が発生します。
このホームの上面には、縁石のモールドがあるのですが、これと石積みシートのピッチが合わないのです。
そこで、ホームの上面に0.3mm厚のプラバンを貼った上で、側面に石積みシートを貼りました。
石積みシートの粘着剤が変質してべとべとだったので、粘着剤をはがして、瞬間接着剤で付けましたが、なかなか良い感じに仕上がりました。ドイツの画像をネットで見る限り、このタイプのホームを見かけませんが、気にしないことにします。
昨晩は、組み立て中の駅舎も一緒に並べて、メルクリンを走らせました。ちょっとしたストラクチャーがあるだけで、運転の楽しさは飛躍的に増大します。
実は、この他にも、FALLERの給水柱とAuhagenの給炭台の手持ちがあります。
給水塔も欲しいところですが、給水塔のキットは大ぶりなタイプが主流なので、小ぶりなものを自作しようかと思っています。
これまで、“メルクリンの運転盤”と呼んでいましたが、“メルクリンのレイアウト”に昇格しそうな勢いですね。どんどん工作の深みに嵌まってしまうのは、モデラーとして仕方のないことです!
本日も、ご訪問ありがとうございました。