祇園花月 2022年9月6日 | 続アメマのおとしもの

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今日は急に仕事が休みになり、台風だし家でゆっくりしようかなぁと思ってました。しかし明日も休みだし二日も家にいるのは勿体ないなぁと、祇園花月のHPを見ると吉本新喜劇が佐藤美優ちゃんが休演で、その代役に谷川友梨ちゃんが入っているじゃありませんか。

新喜劇座員総選挙で28位に入って号泣してた友梨ちゃんを見に、イザ京都へ!しかしJRは台風の影響で新快速が運休。明石から山陽と阪急で京都まで行ったもんだから、時間のかかるコト・・・。

 

 

 

入りはこんな感じで、ガラガラですが、緊急事態宣言時に比べると入ってる方です。最近は土日だと満席の日もあるようですね。

 

9月6日15時開演、け列で観劇。

※新喜劇ネタバレ注意。

漫才もいつもの祇園にしたらいい方のメンバー。

 

●金属バット

見た目がアレなんで、最初は受けが悪かったですが、心理テストから名前占いに入ると結構受けてました。

 

●スマイル

子供にことわざを教えるネタから、居酒屋の変な店員へ。居酒屋の方のネタは畳みかける感じで面白かったですね。

 

●ハイキングウォーキング

初めて生でネタを見たんですが、漫才とかコントでなく、大道芸的なことやってるんですね。漫才ばかりの出番の中ではインパクトがあっていいです。

 

●笑い飯

給食センターのセンター長、中学生の反抗期。笑いの間隔が短すぎて、大きな笑いがないのが残念。それがこのコンビのスタイルなんでしょうけど。

 

●ザ・ぼんち

初っ端からおさむちゃんの暴走がひどくて、最後まで結局なんのネタかわからん感じ。しかも最悪なことに徐々に受けが悪くなって尻すぼみな状態で、10分高座を15分やってました。ベテランにありがちな、取り戻そうとして泥沼化してしまうという・・・。

 

 

◆祇園吉本新喜劇「カップルのシャッフルはトラブルだらけ!?」 作・演出 稲見周平

【出演】

よしもとツーリストの添乗員・・・吉田裕、沖縄そばの屋台の主人・・・諸見里大介、花月旅館の主人・・・森田展義、その妻・・・前田まみ、ツアー参加者・・・アキ、その彼女・・・谷川友梨、ツアー参加者・・・やなぎ浩二、その彼女・・・若井みどり、ツアー参加者・・・ボンざわーるど、その彼女・・・島田珠代、警官・・・もじゃ吉田いがわゆり蚊

【あらすじ】

よしもとツーリストの添乗員の吉田裕は、カップルツアーを企画し、成功させようと気合いが入っていたが、ツアー参加者の中に元カノ(谷川友梨)がいて動揺する。

三組のカップルはそれぞれ仲が良いと思っていたが、喧嘩を始めて揉めてしまい、三組のカップルが相手を変えてシャッフル状態になってしまう。

そこへ警官が来て詐欺師の手配写真を見せると、なんと友梨の彼氏のアキだった。バレたアキは逃げよと友梨を人質にとるが、吉田が救い出す。思い切って友梨に復縁を求める吉田だが、友梨が好きになったのは諸見里でした。

 

【雑感】

初日故の練れてなさと、タマのネタの長さもあって、一景が30分もあり、若干間延びした感じがありました。しかし話の芯が吉田裕で回しも兼ねてるし、ボケも諸見里、アキなので笑いは結構ありましたね。新喜劇お馴染みの三組同じネタの繰り返しは、飽きてくる感じもありますが、バラバラのキャラでそれは回避出来てますし、中でもやなぎ浩二・若井みどりのベテラン組がインパクト大(笑)

代役で入った友梨ちゃんがなんとマドンナ!これは祇園まで行った甲斐がありましたね!しっかり大役を果たしていたと思います。

警官のいがわゆり蚊がロボットという設定が、最後になにかあるのかと思いきや何もないのが残念。彼女ならなにか強烈なことをやってくれるかと期待したんですけどね。

 

これは毎回言ってることなんですが、祇園の出演者の少なさで話の広げ方に限界があるんですね。それと芯のメンバー(座長やリーダー)が最初から最後まで出ずっぱりってのも、見てる側からすれば舞台の絵が変わらないから、飽きてくることが多いんです。これはNGKでもそう感じます。今の新喜劇は回しがいて、イチボケがいてと役割設定が決まってることが多く、それもどうかなぁと思います。

昔の新喜劇を見てると、そういう役割があってないような感じで、笑わせる役者と芝居だけをする役者とに分かれてます。昔は個人プレイ、今はチームプレイで時代は変わってるのかもしれませんが、みんながボケるとお芝居でなくコント的になってしまうんです。

やはり吉本新喜「劇」なんですから、お芝居に重点を置いてもらいたいです。その点ではセカンドシアターの新喜劇は回しやイチボケがあるとはいえ、まだお芝居的な部分が大きいと思いますね。

エラソーなこと言ってますが、45年近くもずっと新喜劇を見てますから、そう思ってしまうのです。