今は岡山ディスティネーションキャンペーン期間ですが、1988年の4月瀬戸大橋開通で世間が盛り上がる中、その恩恵をあまり受けることもなく1991年にひっそりと消えていった鉄道がありました。
児島~下津井を結んだ軽便鉄道の下津井電鉄でした。
瀬戸大橋開業前に少し訪問していた時の記録です。
モハ1001型 赤いクレパス号です。どこの駅だったかな・・・
小さい電車がトコトコ走る姿は可愛らしかったです。
廃車前の車体ではなく定期運行中の車両に自由に落書きができるという、他社では考えられないようなことをやっていました。
下津井駅にて。クハ24とモハ1001です。
下津井駅にあった車庫は当時から屋根が無かったです。
クハ5は元ガソリンカーから電車に変身していますが、当時は使われていなかったようです。
当時から駅舎も線路もボロボロで、お金が無かったのかな。
でも瀬戸大橋開業に合わせて新車と導入したり、駅舎を改築したり頑張ってました。
JR児島駅と下電児島駅がダイレクトに乗り換えできれば状況は変わっていたかもしれないですね。
下津井電鉄の会社自体はバス会社として現在も存続していますが、鉄道事業は1991年に終了しています。
沢山の車両と下津井駅跡が残されているみたいなので、いつか復活動態保存になればいいなと思います。
最後に鷲羽山から見た開業前の瀬戸大橋の夕暮れです。
1枚目の赤いクレパス号の写真だけはフィルムでなくプリントしたものをスマホで写真に撮ったものです。他の写真はネガをスキャンしてデジタル化したものですが、プリントからのほうが色が綺麗です。どうもネガのほうは画質修正が均一にならなくて・・・