コチラのスケジュールを考えながら悩んだこと。小田急ハイウェイバスの位置情報(つまりバスロケ)をいつも見てて、小田急線の新松田、または秦野、本厚木、海老名でもいいから、駅前から御殿場や静岡県方面への高速バスが発着してれば、東名大和付近の渋滞を回避できるのにと何度思ったことか。

(↑と思ったら、[海老名〜御殿場PO]が2023/5月開業しましたね😁)

鉄旅派が期待する高速バスは、鉄道とタイアップして、大都市郊外の鉄道駅乗り継ぎで渋滞区間を避けるというもの。つまり昔の国鉄バスの4原則(先行、 代行、 短絡、 培養 )に近いでしょう。しかし、その手の路線は
🚫新松田〜富士急
🚫八王子〜沼津
🚫多摩〜富士急
🚫箱根〜名古屋
🚫成田空港〜佐原
🚫守谷〜日立
🚫守谷〜常陸太田
🚫日光?鬼怒川?〜郡山?福島?
🚫前橋〜新潟
🚫姫路〜岡山
🚫和歌山〜白浜
と、ことごとく廃止💀
今有るのは
🚌新越谷・浦和美園〜郡山
🚌川越〜伊香保・四万
🚌姫路〜鳥取
くらいか😤

逆に盛況なのは
🚌東京駅〜大阪駅
🚌東京駅〜房総方面
🚌東京駅〜成田空港
など、せっかく鉄道が一本でつながってるのにそれが活用されてない区間ばかり。[ドリーム号]とかもともと東海道本線の補完だったのに、今や[銀河]や[ながら]を駆逐してしまいましたからね。八重洲に巨大なバスターミナルまで出来るというし。
(それを考えると、JR禁止の旅ではたいてい高速バスを使わないのも、根拠有りですね。)
特に房総方面などからは、JR在来線は使わず高速バスと新幹線を乗り継ぎ。私鉄沿線からも、大手町などにやって来て高速バスに乗車。という移動スタイルがメインになるのか😤

電車は渋滞が無く、SDGsにも貢献とか言われても、結局は高速バス(つまりクルマ)利用が多数派みたいですね。多くの人にとって、鉄道に乗るのは思った以上にハードルが高いのかも。確かに、小田急線の日常的ユーザでなければ新宿駅は迷路だろうし(以前よりは改善?最近行ってないので😔)。あと、運賃のシステムや緩急種別が複雑過ぎるというのも😵
今や[湘南]、[はちおうじ]、[おうめ]が特急として成り立ってるのを見ると、新幹線以外の鉄道はもはや通勤通学以外には使われない(さらに地方では通学だけ)というのが、鉄道の現状でしょうね😤

 

【追記−真面目な話です】

新幹線以外の鉄道が高速バスに負けるという構図は実は国鉄時代の1970年代から始まっていたのではないだろうか。東海道本線の急行[東海]が名古屋から撤退したのが1972年3月(新幹線岡山開業の日)。以来、東名間の在来線に優等列車復活のリクエストはたびたびあったにもかかわらず、決して実現することはなかったんですよね(たまにイベントで走るのは除いて)。新幹線利用が増えたというのが理由とされているけど、実は1969年に開業した[東名高速線]の影響も有るのでは?そりゃ在来線と大差ない運賃・所要時間で、本数がずっと多いんだから。

後に開業した[中国高速線]も、姫新線の急行を廃止に追いやりましたからね。そして今や姫新線はJR西日本の維持困難路線に挙がってます。

ローカル線や夜行列車の廃止、そして今や首都圏の鉄道も安泰ではない状況([あさぎり]→[ふじさん]への短縮・減便など)、その多くが高速道路や高速バスの影響を受けている…50年前からの流れは国鉄がJRになっても変わりませんでした。要は、鉄道の高コスト構造を解決しないことには、鉄道の未来は無いと思いますね(つまりJRを責めても仕方がない)。