青春きっぷ消化旅。 | 旅一郎のブログ

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国鉄(日本国有鉄道)が、最後の全盛期を迎えた昭和47年ー53年までをテーマにした、汽車旅のブログです。

旧型客車亡き後、日本の鉄道旅行は本当につまらなくなりました。そのため海外ネタも載せています。

当時の雰囲気を伝えるものは鉄道にかかわらずアップします


青春18きっぷが余っているので、どこかへ行こうと思います。


いつものように山陰本線か四国のキハ40で弁当と考えていましたが、、、


はい、台風接近により、いつものとおり運休予告です。


午後から運休になってしまうと帰れないので、行き先をできるだけ東にしました。


でも行ったとかばかりやし、ロングシートばかりなんよね。


そこで、昔の記憶を辿ってみると「名松線」には乗ってない(たぶん)のでこの機会に名松線に乗ろあと思います。


ところが、加茂からの関西本線、いきなり単行のロングシートで出端を挫かれました。


景色はこんなに素晴らしい


関西の天塩川といっても過言ではない。


山と川の織りなす美しい景色


しかし、なんという事でしょう!

車内に目を移すとまるで地下鉄銀座線のような車内。

みんな景色なんて見たくないよー、とばかりにカーテンを閉めています。


ちなみに左の開いているカーテンはぼくの席です。


関西鉄道時代、また蒸気時代のしっかりした設備の残る駅。

有効長の長い交換設備も素晴らしい。


しかし、停まっているのは単行のキハ120。


伊賀上野の駅もすごくいい。


でも目を右にやるとこれです。


交換列車もやはり単行。

前は二両編成が多かったのに。


柘植を出て中在家に向かいます。



左手からスイッチバックの線路が近づいてきました。


関西本線D51の名所「中在家信号所」




そして加太をへて、関宿へ。


関駅から坂を登ると旧街道「関宿」があります。

その入り口にある建物は僕の親戚の家です。



なお、18きっぷに偏見を持っている人達から「18きっぷ乞食」とか「無くしてしまえ」などといわれますが(主にネットで)

僕の場合18きっぷがあるから旅に出るのであって、18きっぷが無ければ特急どころか乗車券でも行かないでしょう。


つまり、「需要のないところに需要を創出している」というサービスです。

しかも「既存のインフラ(列車は客がいようがいまいが走ります)を利用しているのでほぼノーリスク、ノー経費」という素晴らしい商品だと思います。


これは一度作ってしまえばあとは経費がほぼタダの電子書籍や音楽配信サービスのようなものです。


だから「18きっぷを無くせ」というのは、ネットの販売をやめてレコードショップでLP(僕のブログ読んでいる人に意味がわからない人はいないと思います)を買え」と言っているのと同じくらい分かってないと思います。




亀山から伊勢市まで