2022年8月14日 第3部 | 鉄道歳時記

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8月14日 廃線跡巡りの第3部です。3泊4日に及ぶ長い遠征のブログもこれで最終回です。

仙美里駅跡から本別駅跡にかけて廃線跡沿いに走ると、本別へ向かう廃線跡の築堤が現れました。

仙美里-本別間

本別駅跡には「道の駅ほんべつ」に隣接して古い跨線橋が残され、ここに鉄道が走っていた事を伝えています。

本別駅

本別駅を出た列車が本別川を渡る箇所にはガーター橋が撤去されずに残っていました。もしかすると線内で残っている唯一のガーター橋かもしれません。

本別ー岡女堂 本別川橋梁

岡女堂駅は隣接していた岡女堂本別工場のために岡女堂が出資し新設された駅で、駅名も社名をそのまま使用していました。会社自体はふるさと銀河線廃止直前に経営破綻し、鶴雅グループの所有となっています。

岡女堂駅

数年前まで残っていた南本別駅のホームも現在は撤去されてしまいましたが、コミュニティーセンターを併設した次の勇足駅は、その建物はそのままに現在も使用されています。

勇足駅

高島駅も近年までホーム跡が残っていたようですが、現在ではモニュメントとして駅名標とレールが置かれているばかりで、その痕跡は無くなっていました。

この後は、畑などの中に路盤の痕跡や小川を渡る橋台などが残っているのを横目に池田まで南下し、今度は広尾線の幸福駅から愛国駅までの間で廃線跡巡りを少しだけしました。。広尾線の幸福以北は駅舎やホームこそ幸福、大正、愛国と残っていますが、その他の痕跡は帯広-依田間に光南緑地に転用されている以外は、ほとんどが農地に飲み込まれて消えてしまっているようです。

広尾線 大正駅

愛国駅には駅舎が残り、鉄道記念館となっており、館内には広尾線の資料が展示してあります。また、ホームも残っており9600形蒸気機関車19671号機が保存されています。

広尾線 愛国駅

廃線跡巡りはこの愛国駅で終了とし帰宅する事にしましたが、途中動いている列車を撮りたくなり十勝清水の手前の平野川信号所付近にて、DECMOを撮りました。

H100 60 2552D

すっかり日が暮れた頃にやっと夕張を通過し、石勝線と並行して走っていると踏切が鳴っているのが見えたため、川端駅まで先回りし駅のホームから夕焼けと一緒にこの日最後の撮影です。

キハ150 108 2632D

8月11日から14日にかけての廃線跡巡りとその撮影記は以上です。