みなさんこんにちは。今日の話題です。



断続的にシリーズでお送りしています「大阪モノレール 東大阪市方面南伸事業(2029年度開業予定)」。大阪モノレールホームページより。



延伸予定区間は「門真市〜仮称・瓜生堂(大阪府東大阪市)間」8.9km。


そのうち、3分の2ほどは東大阪市の市域に路線が敷設されます。東大阪市ホームページより。



事業認可後、昨年からおらが街の一部ではじまった建設工事現場()付近の定点観測をするということをしています。前回は8月でした。


ここは「仮称・鴻池新田駅(こうのいけしんでんえき、同東大阪市)」の建設予定場所。
画面左右(東西)に横切るのは「JR学研都市線(片町線)」。その交点付近にモノレール新駅が出来ることになっています。


JR高架から少し進んで北方向、門真市駅方面へ向いたところ。地平に「府道大阪中央環状線(中環)」と高架の「近畿自動車道(近畿道)」にはさまれた細長い敷地に、モノレール高架が建設されています。


この敷地、長年にわたって放置されて来た府の遊休地でした。わたしが物心がつく頃からでしたので、40年以上でしょうか。ようやくにして活用されることになった、この狭間です。

こちらの地点での基礎工事は数ヶ月前には終了し、橋脚とわかる鉄骨が組まれはじめた先月でしたが…



一部ですが、ついにその橋脚が姿を現しました!


見たところ、ここには6個の橋脚が完成。
その両端に、モノレールの線路が一本ずつ載せられることになるのですが、これはまた、目に見えての進展に嬉しくなります。


JR高架の方向に戻ることにします。
案内プレートの通り、ここから南はおらが街ですが、先ほど橋脚が完成していた場所は厳密に言うと、市境を越えた「大阪市鶴見区」に当たります。


モノレールはその鶴見区や大東市(だいとうし)を通るには通るのですが、駅は設けられません。このあたり、自治体の境界が複雑に入り組んでいるがためこれらをかすめるのみです。

がモノレールが走る予定地、がくだんの場所。グーグル地図を加工。


ここでひとつ、気になったことがありました。

建造された橋脚は、すぐ隣を走る「近畿道」のそれより低いようなのですが、どうやらこのあたりから高さをさらに稼ぐようです。


というのも、「仮称・モノレール鴻池新田駅」へ至る前に、くだんのJRの高架線路を跨ぐ必要があるためです。モノレール駅は画面左側、JR高架の南側に造られることが決まっています。

そちらの方は、まだ雑草が生い茂る手付かずの状態。



さて、そこから回れ右しますと、ここは冒頭で登場した「中環」と「近畿道」にはさまれたかつての府の遊休地を眺めることが出来ます。

建設基地が設けられているのは以前からでしたが、なぜか、そのプレハブがあたらしいものに変わっていました。位置も近畿道沿いにずれています。


「寝屋川(ねやがわ)」の向こう岸まで林立して来た橋脚を、さらにこちらへも建てるスペースの関係でしょうか。気になる変化です。


毎月、なにかしらの変化を見つけるのが楽しみなこの定点観測企画ですが、ついに目に見えての形になって来ました。


さて、来月はどのような進捗状況になっているか。いまから期待したいと思います。

今日はこんなところです。