富山の凸型電機 | たっちゃんの鉄楽切り抜き帳

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「鉄道」を趣味の対象として、さまざまに楽しむ活動を記録するブログです。


 遅めの夏休みで北陸へ行ってきたというOさんから画像を頂いたので、ありがたく紹介させていただく。
 北陸新幹線の金沢延伸に伴い、富山地方鉄道は乗り換え駅として新黒部駅を新設した。その駅前広場に黒部峡谷鉄道で活躍した凸型電気機関車ED8形が展示されている。
 今でこそ、観光用トロッコ列車で有名な黒部峡谷鉄道だが、元々はダムや発電所建設の資材を運ぶのが使命だったから、貨物輸送用に電機は多数が在籍している。
 調べてみたら、ED8形は1934年に東洋電機で製造された機関車だった。
 併せて、以前に自分で撮っていた画像を。

 同じく黒部峡谷鉄道の凸型電機でED17形。こちらは1958年の日立製だが、1993年に更新改造を受けてEDR17形に形式変更されている。Rはリニューアルの意だそうだ。

 続いては、富山地方鉄道のデキ12020形。1958年に東芝で製造された機関車で、こちらもダム建設の資材運搬用だった。
 東芝製の凸型電機は、お仲間が各地の鉄道で活躍したが、こんなに明るい塗装の機関車はここだけではないだろうか。
 貨物輸送が廃止された後はあまり出番がないようだが、最近は鉄道ファン向けのイベントに駆り出されており、サークル仲間も撮影に出かけたと言っていた。