皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。
本日は模型弄り作業の方が進み投稿の方が滞ってきていたので連投です。先日に続き、Tomix製12・14系客車のナックルカプラー化につき作業を進めます。
最初にナックルカプラー化を試みたのは、6月に発売された「海峡」でした。この際はキハ58ナックルカプラーセットや、スハネフ14カプラーセットを床板にねじ込んでしました。
↑KATO製のカプラーセットにナックルカプラーを装着し、これをTomix製床板にねじ止めしていました。簡単そうですが、KATO製カプラーセットにはカプラーホルダーの爪が飛び出ているので、これを避けるように床板に穴を開けるか削るかしなければなりません。これが結構面倒なのと、ナックルカプラーセットを大量に入手しなければならないという問題があります…。品質・性能的には正規のナックルカプラーセットなので一番安定していますが。
そこで、前回は床板の加工を最小限にすべく、Tomix製の汎用TNである0374を使うことを試みました。ちなみに密自連のカプラーは使用しないので、密連TNを使っても問題ないでしょう。このTNは安定して市場供給されているのでその点では安心です。
↑TNカプラーのベース内部を削って平滑化し、ナックルカプラーも根元上部を削って平らにし、プラ棒を芯にしました。
↑蓋をしています。
↑バネ機構を持たせるためプラ板を帯状に切ったものを差し込みましたが、固定する箇所が無いのでプラ棒をベースに挿すように立ててこれを押さえとしていました。
これで一応機能的には問題ありませんでしたが、やはり加工が面倒ですね・・・。ナックルカプラーを仕込むところまでは容易なのですが、バネ機構を仕込むのが非常に面倒です。
そこで、他のウェブサイトを見ているとKATO製の伸縮密自連カプラーのパーツを一部使う方法が挙がっていますので、これを試してみます。
↑今回入手した14系や12系は、既に前ユーザーさんによってTN化されているものが多かったのでパーツの在庫は問題なさそうです。汎用の0374です。
↑TNをバラします。そしてパーツとして使うKATO製の伸縮密自連も用意します。
↑ウチではKATO製気動車(キハ58系やキハ80系)をことごとくTN化したので伸縮密自連が大量に余っています。捨てずに残しておいたのが日の目を見ました。やはり保管しておくべきですね。
↑KATO製伸縮密自連のこのパーツを利用します。
↑TNの本体内部は前回同様削って平滑化します。ナックルカプラーも根元上部を削って平らにします。そして先ほどのKATO製伸縮密自連のパーツを用意します。これが今回使用するパーツですね。
↑まず、KATO製伸縮密自連から外したこのパーツを、写真のようにカットします。
↑取り付け爪の部分も少し切り詰めます。左の状態が完成形です。
↑続いてカプラーの板バネになる部材を作成します。1.4mm程度の帯板を長さ12mm程度に切ります。
↑板バネは端を少しカットします。これであとは組み立てるだけです。
↑まずは板バネをホルダ部(KATO製伸縮密自連のパーツ)に取り付け、ナックルカプラーを装着しました。先日施工したKATO製伸縮密自連をそのままナックル化と比べると、ナックルカプラーの上下が逆になります。
↑あとはこれをTN本体に嵌めて終わりです。
↑ナックルカプラーを取り付けた伸縮密自連のパーツは、芯棒の部分が少し長いのでそのまま取り付けるとTN本体にブチ当たります。他のサイトで見た作例では芯棒をカットしていましたが、安定性の向上のためTN本体側に穴を開けておきます。
↑このようにはめ込んで終わりです。
↑さてこちらはカプラー交換前(TNのまま)の車です。こちらをナックルカプラーと交換してみましょう。
↑今回のナックルカプラーはベース本体がTNですので、そのまま元のTNを外して加工した「TN+ナックルカプラー」を嵌めて終わりです。ベースがTN0374なので、そのまま無加工でトイレタンクを付けることができます。
↑結構あっさりとナックル化出来ました
↑カプラーの出の長さも良さそうです。ちょっと長いという気もしますが、カプラーに伸縮機構が無いのでこれくらいにしておかないとカーブで車体が干渉してしまします。
↑まぁ車間もこんなところでしょう。
ということで、これでKATO・Tomix製客車(主に12・14・24系)のTN化は、伸縮密自連およびTN0374を活用する方法もようやく良い結果となりました。あとは大量に溜まった車両たちを一気に交換するだけですね。カプラーセットも大量に買い込んでいますので、うまく使い分けて作業を進めようと思います。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!