みなさんこんにちは。前回からの続きです。




先月、8日まで「阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)」で開催されていた「鉄道模型フェスティバル」を訪問した際の様子を、シリーズでお送りしています。


今年のテーマは、阪急最古の路線「宝塚線」。

その沿線の各駅を捉えた懐かしい写真パネル展示を、順に拝見しているところです。



「宝塚駅(兵庫県宝塚市)」から、沿線のパネル展示を辿っていますが、「猪名川(いながわ)」を渡り、府県境を越えました。

「石橋駅(大阪府池田市)」に到着。
開業以来の駅名称として親しまれていましたが2019(令和元)年10月に「石橋阪大前駅」と改められました。


同線の拠点のひとつとして機能している駅ですが、ここからは「箕面線(みのおせん)」が分岐しています。そちらへ向かうことにします。



先日の記事でも触れたのですが、「宝塚線」は路面電車規格の「箕面有馬電気軌道」として1910(明治43)年3月に開業しました。


社名にあるように、当時は名湯「有馬温泉(神戸市北区)」と「箕面」を目的地にしていましたが、有馬温泉へは六甲山地に阻まれる形になり結果的に到達することが出来ませんでした。


しかし、古くから有名な「箕面の大滝」や温泉、さらに桜や紅葉の名所で知られる、自然豊かな一大観光地・箕面へは、無事に路線を開業させました。じゃらんホームページより。


結果、大阪からのアクセスが飛躍的に向上、手軽にこの名勝を楽しめるようになった、という経緯がありました。紅葉の天ぷらも有名です。




最近は、関西でCMでも長らくお馴染みの、かつての名物観光ホテルを引き継いだこちらが有名なように感じます。府内で天然温泉を楽しめる数少ない施設です。同社ホームページより。


ところで、朝日大阪朝刊 2022(令和4)年8月26日付け 21面(大阪東部・河内面)より。

「OsakaMetro御堂筋線」と相互乗り入れしている「北大阪急行(北急)」。現在、終点となっている「千里中央駅(同豊中市)」からさらに北方向へ進められている、路線延伸工事の現場が報道機関に公開されたというものでした。



長年にわたる計画だったというのですが、「千里中央駅」から北に2.5kmほど延びる路線には「箕面船場阪大前」「箕面萱野」という、2つの新駅が設置される予定になっています。北大阪急行ホームページより。

沿線ではすでに開発が進んでおり、近年には大型ショッピングモールが誕生するなど、居住人口も増加している繁華なところですが、主要な公共交通機関は「阪急バス」くらいでした。


ここに、大阪市内中心部を縦貫する「御堂筋線」に直通する新駅が出来るというので、注目を集めているようです。
梅田まで30分弱でアクセス出来る上に、始発駅というアドバンテージは強いものを感じます。延伸開業は、2023年度だとのこと。


本題に戻りますが、この北急延伸区間の2駅はくだんの「阪急箕面線」と、極めて近接していることがわかります。グーグル地図より。



箕面に乗り入れている鉄道は長年、阪急のみでしたので、この北急の延伸開業で地域の様子はどのように変貌するのか、さらにこれまで唯一の鉄道アクセスだった「箕面線」の今後というのも、気になるところです。


大阪都心に近いにも関わらず、乗り換えを要するがために、同じ府内でも中河内のわたしにとってはなにかしら遠いところのようにも感じていた箕面ですが、これからは印象が変わりそうに感じます。独り言でした。


次回に続きます。
今日はこんなところです。