流山おおたかの森駅【千葉県】(つくばエクスプレス線。2021年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
千葉県流山市東部の新しい市街地に位置する「つくばエクスプレス線(TX線)」の主要駅で、東武アーバンパークライン(東武野田線)との乗換駅でもあり、TX線で第3位の乗車人員を誇る、
流山おおたかの森駅 (ながれやまおおたかのもりえき。Nagareyama-otakanomori Station) です。
 
尚、東武アーバンパークラインの流山おおたかの森駅の記事につきましては後日UP予定です。
そして、東口・北口の出入口と駅前につきましては東武駅の記事で紹介予定です。ご了承下さい。
 
 
駅名  
流山おおたかの森駅 (TX 12)
 
所在地  
千葉県流山市 
 
乗車可能路線  
首都圏新都市鉄道:つくばエクスプレス  
(※) 正式な路線名称は「常磐新線」です。   
 
隣の駅  
秋葉原方……流山セントラルパーク駅   
つくば方……柏の葉キャンパス駅  
 
乗換可能駅   
東武鉄道:野田線 【愛称:東武アーバンパークライン】……流山おおたかの森駅まで徒歩3分  
  
訪問・撮影時  
2021年6月
 
 

流山おおたかの森駅は高架駅で、3階にTX線のホームがあり、高架下2階に駅舎・改札口とコンコースがあります。
2階には東武線の駅舎・改札口もあります。
北側の1階と2階には駅ナカ商業施設「TXグランドアベニューおおたかの森」があり、南側の1階には同じく駅ナカ商業施設「こかげテラス」があります。
出入口は東西南北の四方に設置されており、いずれも階段・上りエスカレーター・エレベーターの設備がありバリアフリーに対応しています(南口のみ下りESも併設)。
また、2階改札外コンコースは自由通路を兼ねており、各出入口相互間を行き来可能です。
尚、東武アーバンパークラインが地平部を通っているため、南北間の通り抜けは2階を通る必要があります(但し、西口と北口の少し西側に踏切があります)。
 
写真は南口です。北を望む。
左側にTX線の駅があり、奥の地平部に東武線の駅があります。
幅が広い階段の中央部にはベンチが設置されています。右側には上下方向のエスカレーターがあり、奥にエレベーターがあります。
2階からは右へデッキが延びており、後述の「流山おおたかの森S・C」に通じています。
南口には大きな駅前広場がありますが、ロータリーなど自動車が入れるスペースはありません。
 
 

南口駅前には大型商業施設「流山おおたかの森S.C」があります。南東を望む。
高島屋の子会社である東神開発による運営で、前述のデッキにより流山おおたかの森駅に直結しています。
「タカシマヤフードメゾン」「イトーヨーカドー食品館」などを核店舗として多くの専門店が入居しています。
 
 

南口駅前です。南を望む。
後方に南口があります。また、右側の駅2階にはTX線専用改札である「こかげテラス口」があり、その下層(駅1階)には商業施設「こかげテラス」があります。
駅南側は「流山おおたかの森S.C」の広場でもあります。左右に「流山おおたかの森S.C」のビルがあります。
駅から離れると新興住宅地が広がっており、マンションと一戸建て住宅が混在しています。昔は畑や雑木林が広がっていて、TX線の開業により開発が進行しました。駅周辺からは畑と雑木林が消えています。
 
 

 

こちらは西口です。上写真は北東を、下写真は東を望む。
南口よりは規模が小さいです。階段の幅は狭く、また下りエスカレーターがありません。
しかし、西口には当駅の中でも一番大きな駅前広場があり(上写真右、下写真後方)、バスターミナルとタクシー乗り場が設けられています。
 
 

西口駅前です。西を望む。後方に西口出入口があります。
こちらの西口と東武線の記事で取り扱う予定の北口の駅前は開発が遅れていましたが、近年になって急速に開発が進行して、駅前にはマンションが林立しています。工事中のビルもあり、まだまだ発展が見込めます。
左側には2021年にオープンしたばかりの商業施設「SAKURA TERRACE(サクラテラス)」のビルが見えます。

約400m西には2022年4月にオープンした大型商業施設「COTOE流山おおたかの森(コトエ流山おおたかの森)」があります。
また、直線距離で約600m西には「市野谷の森」という大規模な森林があり、この森林にはかつて絶滅危惧種に指定されていたオオタカが生息している事から、駅名の一部に採用された経緯があります。但し、近年の開発により森林面積が減少している事から、森林の一帯を日本初の都市保全林「県立市野谷の森公園」として整備して、保全に努めるとの事です(Wikipediaより)。
 
尚、東口および北口とそれぞれの駅前につきましては東武線・流山おおたかの森駅の記事にて紹介予定です。ご了承下さい。
 
 

東西南北の各出入口からアクセス可能な中央口改札です。2階にあります。南西を望む。
左手に南口と東口および東武アーバンパークライン・流山おおたかの森駅改札があります。右手に西口と北口があります。
後方には駅ナカ商業施設「TXグランドアベニューおおたかの森」があります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が9通路あり、右から2番目が幅広通路です。右端にはカウンター形式の有人通路・窓口があります。
改札口の右手前には自動券売機(ICカードのチャージが可能)があります。改札内には自動精算機(ICチャージ可)があります。
トイレと多機能トイレは改札内にあります。改札内コンコースにはベンチ、飲料自動販売機、公衆電話があります。
改札内コンコースの左前方には後述の「こかげテラス口改札」があります。
3階にある各ホームとの間には階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されていて、バリアフリーに対応しています。
改札口の左手前にコンビニ「ファミリーマート」があります。改札内に売店・コンビニはありません。
  
 

 

こちらは南口駅前広場西側に設置されたTX線専用の出入口、「こかげテラス口」です。2枚とも概ね北方向を望む。
2018年に設置されました。改札口は2階にあり、「流山おおたかの森S.C」直結のペデストリアンデッキおよび高架下1階からアクセス可能です。1階には駅ナカ商業施設「こかげテラス」があり、1階と2階の間は階段・上下方向ES・EVで結ばれていて、バリアフリーに対応しています。
ペデストリアンデッキや1階からの階段等から改札口までは、高架橋東側に設置されているデッキを通ります(下写真)。突き当たりの左に改札口がありますが、ICカード専用なので要注意です。
尚、「こかげテラス口」からは東武線にはご乗車になれません。一旦1階に下りて南口から中央コンコースへ上がって下さい(ペデストリアンデッキを通って「流山おおたかの森S.C」経由でも中央コンコースへ行けますが、やや遠回りになります)。
 
 

「こかげテラス口」のペデストリアンデッキより東を望む。左側に「こかげテラス口」があります。
正面には「流山おおたかの森S.C」があります。
左前方には南口の階段等があります。
 
 

 

こちらは2018年に新設された「こかげテラス口改札」です。2階にあります。北西を望む。
手前左側の高架外にデッキが延びており、商業施設「こかげテラス」や「流山おおたかの森S.C」に通じています。
改札前には東武線は乗れない事と中央口へ通り抜けができない事を記した注意書きがあります。
IC専用改札で、磁気券などICカード以外は利用できません。駅員無配置で、インターホンの有無の確認を忘れました…。
交通系ICカードのみに対応の自動改札機が3通路あり、中央が幅広通路です。有人通路・窓口はありません。
改札口の左側には改札内外ともICカードチャージ機が設置されています。
尚、改札内コンコースは中央口改札と共用です。「こかげテラス口」もバリアフリーに対応しています。
こちらの改札前に売店・コンビニはありません。
 
 

1番線側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
赤地のシンプルなデザインで、駅ナンバリングも併記されています (TX 12)。
 
 

つくばエクスプレス線の流山おおたかの森駅は島式ホーム2面4線の高架構造で(3階にホームがあります)、南西~北東方向にホームが延びています。
左ホーム(西)は左から1番線・2番線の順でともに下り守谷・つくば方面、右ホーム(東)が左から3番線・4番線の順でともに上り秋葉原方面です。
内側の2番線と3番線が主本線、外側の1番線と4番線が副本線(待避線)です。当駅は全列車停車駅で、普通が快速を待避する事があります。また、4番線は非常時における秋葉原方面からの折り返しに対応しています。
現在のホーム有効長は6両分ですが、将来は8両編成の列車を運行する計画で、ホームが8両分に延伸される予定です。2021年6月時点で未着手でした。
全番線にホームドアが設置されています。ホーム幅は全体的に広いですが、両端部は若干絞られています。階段部分やエレベーター部分も一定の幅が確保されています。
上屋はホームの端から端まで設置されています。
各ホームにはベンチと飲料自動販売機が設置されています。
写真は2番線よりつくば方を望む。
 
 

 

2番線より秋葉原方を望む。1両分ほどホームを延伸できるスペースが確保されています。
この先、高架区間で新興住宅地の中を南西へ走り、やがて沿線に住宅が少なくなると緩やかに左へカーブします。そして進路を南に変えると次第に住宅やマンションが増えてきて、流山セントラルパーク駅へと至ります。
 
 

 

3番線よりつくば方を望む。
こちらも約1両分ホーム延伸可能なスペースがあります。
また、ホーム端の直下を東武アーバンパークラインが交差していて、ホームもあります。
この先、マンション街を抜けると住宅街の中を高架区間で北東へ進みます。その後は右へカーブして大堀川を渡り、進路を東北東寄りに変えると工場や倉庫が立ち並ぶ中を走り、柏市に入ります。そして農地が残る風景の中を左へカーブして走り、マンション街に入って針路を北に変えると柏の葉キャンパス駅へと至ります。
 
 
あとがき  
私がつくばエクスプレスの流山おおたかの森駅で下車(乗車)したのは2011年と2021年の計2度です。いずれもTX線と東武野田線【東武アーバンパークライン】を乗り換えるために下車していますが、2021年訪問時は「降り鉄」として駅を観察しました。流山市の中心部からは離れていますが、駅前には大規模な商業施設があり、結構賑わっていました。TX線は高架駅で2面4線と構内は広く、コンコースも広かったです。東武線との乗換はさほど苦労しないです。
 
新宿駅からですと最初に中央・総武緩行線の千葉方面行きで秋葉原駅まで行きます。手前の御茶ノ水駅までは中央線快速に乗ってもOKです。そして秋葉原駅でつくばエクスプレス線の快速・区間快速・通勤快速に乗車して当駅下車です(普通でも到達可能ですが、八潮行きには乗らないで下さい。また、八潮駅で快速系に追い抜かれる列車もあります)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り品川駅または東京駅へ。上野東京ライン経由の常磐線列車(特急は不可)に乗り換えて北千住駅まで行き、つくばエクスプレス線・下りつくば方面の快速系列車に乗車して当駅下車です(普通八潮行きには乗車しないで下さい)。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅構内および駅前にコンビニがあり、飲食店も改札外高架下の駅ナカ商業施設「TXグランドアベニューおおたかの森」および駅前商業施設「流山おおたかの森S・C」内にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。つくばエクスプレス線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は流山おおたかの森駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:首都圏新都市鉄道のHP、Google地図、Wikipedia)