夏の間、特に8月に入ってからは連日激務に次ぐ激務で、体重も約6kg減少。
例年になく過酷で、おそろしく暑い、熱い夏を実感していた。
そんな中でも、これまで書いてきた通り休みにはそこそこイベントにも参加したし、鉄分全般も
概ね予定していたことは満足に摂取できていたのかなというところ。
そういう積み重ねがあって、いざ突発的にネタを掴んでも柔軟に対応できるようにはなった。
(さすがに平日の対応は困難ではあるが…)
時は8月27日、土曜日の昼。
出かけていた「すみだライブフェスティバル」の帰ってきたキューピッドガールズの出番終了後
ひと通りメンバーやお客さんとの交流も終わり、さて…とひと息ついていた。
本来はこの日の午後に、恵比寿で観劇を予定していたのだが…
出演者及び関係者にコロナウィルス陽性者の発生、降板が続出で結局全公演が中止に。
従って、20時からの地元会合への出席までの間、身体がしばらく空いていた。
この日は休みだから西武線沿線には行きたくないし(謎)、200系カラーの新幹線は運用がない。
しかも土曜日だから、ここのところ周辺のネタにできる編成も運用が…
と思っていたら。
立て続けに思いつくことを検索をしていたら、ある事実に気がついた。
都営5300形、成田空港に向かってるじゃん!
ここのところは、大体土曜日は泉岳寺〜西馬込間の折り返し運用のみに入ることが増えていた。
それも朝だけとか運用範囲が極めて限定的になってきていて、また平日も自分が撮り回れる時に
限って日中に北総鉄道印旛車庫に入庫していたりと巡り合わせが良くなかったのだ。
▶︎それまでの追跡録
しかし、気づいた時間には、錦糸町から急ぎ向かっても成田空港行きには間に合わない。
さらに調べてみると、船橋乗り換えで実籾駅で折り返し快速西馬込行きを迎撃できそうなことが
明らかになったが、折り返しの再乗車や立地条件を考慮すると、京成大久保駅で迎撃したほうが
得策ではないかと思い立ち、それを早速実行に移した。
13:07、京成大久保駅下車。
JRの大久保じゃないよ、の図。
13:17。
いざ撮る段になって、意外にホームが狭いなとか思ったが、もうリカバリーは効かなかった。
一人きりで、約2ヶ月ぶりの迎撃。
ここから久しぶりに乗車、京成線内での5300形の旅が始まった。
京成本線京成高砂以東での5300形乗車は、記憶する限りでは初めてである。
車内は空港帰りを中心に、それなりに混んでいた。
しかし快速とはいえ、京成津田沼〜成田空港間は各駅停車でかなりのんびりしている。
京成津田沼から、ようやく快速運転。
快特・特急よりはゆっくりと多く止まりながら、確実に都心を目指す。
かつてはこの走りは、しょっちゅう見られたのだろう。
しかし、沿線に行く機会が少なかったせいか、それを気にする機会も比例して少なかった。
基本的な乗り入れ先が北総鉄道方面だったため、そちらの方が記録が多めだった。
京成電鉄の車両もじわじわ世代交代が進んでいるのだが、それよりも早くに都営浅草線はそれを
成し遂げようとしており、公営ならではの強みを示している。
東中山で京成3400形とすれ違ったが、種車を含めると約四半世紀の差がある。
そんなことを考えながら、快速の走りをとことん堪能する。
青砥から押上線に入り、もう一踏ん張り。
京急イエローハッピートレインとのすれ違いも!
とうきょうスカイツリーを眺めながら走るのも、いつまでになるのだろうか。
そして、都営浅草線内は各駅停車に。
ここからは、より走りをゆっくり楽しむ流れにシフトしていく。
既に5500形の新製は終了していて、検査予備のような状態で5300形は残されているようだ。
いつ落ちてもおかしくないという後がない状況が、自分の足を向けさせる要因になっている。
そして、泉岳寺からはさらに西へ。
実はこの泉岳寺〜西馬込間こそが、5300形を記録する上でなかなかの穴場だと気づく。
泉岳寺駅を除いてまだホームドアが設置されておらず(※8月27日現在)撮りやすいのだ。
しかし、各駅のホームにはホームドア設置に向けた工事が着々と進んでいる様子が…
馬込などまだ手がついていない箇所もあるが、それも近々には激変しそうな気配だ。
こうして、14:30、馬込でオーバーランするハプニングはありつつも西馬込まで無事に走破。
成田空港から約2時間の旅路であった。
この日はほぼ1日に渡る運用で、まだまだご奉公は続いていくのである。