水戸駅ビルのラーメン屋で少し早めのランチをいただき、満腹になったところで旅を再開します。

 

とその前にちょっとトイレに。するとこんな注意書きを発見しました。

 

 

やはりどこにも不届きな輩はいるもの。心なしか、最近こうした注意書きを、いろいろな場所でよく目にするようになったように感じます。日本人のモラルはいったいどこへやら・・・ というかこれはモラルの問題ではなく完全に窃盗、法に触れるレベルではないでしょうか。それにしてもこの目力、申し訳ないですがちょっと笑ってしまいましたw

 

そんな鋭い視線に耐えつつ用を足し、駅構内へと戻ります。

 

次に目指すのは水郡線の主要駅の1つでもある常陸大宮駅。列車の発車は12時15分と、まだだいぶ余裕がありますが、ホームで適当にのんびりしようと思います。

 

 

そう思いホームへ来たわけですが、何と列車はすでに入線済み。数名の職員が集まり、何やら訓練をしていたようでした。昨今鉄道がらみの物騒な事件が多くなってることもあり、日頃からの訓練はとても大切ですよね。ご苦労様です。

 

 

涼しくも快適な車内に座席を陣取り、発車時刻を待つことにします。

 

動画を見たり今後の行程を確認したり、気ままな時間をしばし過ごしていると、静かだった車内にも乗客はどんどん増えていき、一部立ち客も出るようになりました。

 

水郡線水戸口の運行間隔は、多少のバラつきこそあるものの、だいたい1時間ごと。これが多いか少ないかは正直わかりませんが、ここ最近はJR私鉄問わず、どの鉄道会社も極限まで運行本数を減らす傾向が強いように感じます。もっとも我が地元JR東海静岡鉄道だけは別ではありますが・・・ 諸々の事情はあるにせよ、いざ乗り込むと超満員といった光景を、特に地方ではよく見かけます。鉄道会社各社も営利企業とはいえ、これが『公共交通』として正しい姿なのか、私には正直わかりませんが、『ベスト』ではないことだけは確かなのではないでしょうか。これからの鉄道の行く末、本当に心配でなりません。

 

12時15分発の常陸大宮行きは、定刻に水戸駅を発車。ご多聞に漏れず、車内は満員御礼状態です。乗車時間は30分強ではありますが、早めに座席を確保しておいてホントによかった・・・

 

各駅に停まるごとに少しずつ車内は空いていき、列車は一路常陸大宮駅を目指します。

 

こちらは常陸青柳駅の駅名標。

 

 

ボーッとしていたら目の前に現れたので、思わず撮影してしまいました。写真を見ても分かるように、この車両を含め、JR東日本の最近のガラスはUVカット仕様になっています。少し青みがかってしまうのは残念ですが、強烈な日差しが射そうと車窓を楽しみたい私としては、カーテンを閉められてしまうことのないこのガラス、とても嬉しく思います。

 

水郡線は、その名の通り茨城県水戸駅福島県郡山駅(正確には1駅手前の安積永盛駅)を結ぶ、関東を代表する地味な路線の1つ。駅名にも『常陸○○』と、頭に旧国名が付くものが多くなっています。他の路線の同駅名との重複を避ける意味もありますが、少し扱いが不憫に思えてしまうのは私だけでしょうか。

 

そんな『常○○』の代表格ともいえる、終点の常陸大宮駅には定刻の12時47分の到着。

 

 

 

時間が許せば、もっとこの先の奥地まで行きたいところではありますが、今日のところはここで引き返すことにします。