新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

週末パスで乗り鉄2022初夏〜3

2022-09-01 19:48:54 | 旅行
【SLばんえつ物語号は8/3の大雨による災害により現在運休となっています。本記事は6/11の乗車記録です】

15時前にホームに入り、会津鉄道と只見線の発着する4・5番線ホームに行きます。しばらくすると会津若松運輸区から整備点検を終えたC57180号機が後進でやってきました。

目の前を通過する蒸気機関車はやはり迫力があります。この日は風も強く煙突から出る煙もかなり流れてしまいます。

客車と連結する前に一旦停止。煙が上にいく瞬間を狙って撮影します。ここでC57180号機のご紹介。
C57型蒸気機関車180号機は1946年に三菱重工業三原製作所で製造され、新製配置は新潟機関区、1963年に新津機関区に転属し1969年に一度廃車されました。新製以来一貫して新潟地区で運用され、羽越線・信越線・磐越西線で旅客列車の牽引に従事していました。ちなみに新津機関区時代には現在JR西日本梅小路運転区所属のC57 1号機と、JR東日本ぐんま車両センター所属のD51 498号機と同僚でした。
1969年の廃車後、新津市立新津第一小学校(新潟市立新津第一小学校)に保存され、地域住民や同校児童に愛され大切に保存されてきましたが、旧新津市民の想いを乗せて1999年に動態復元され車籍を復活、SLばんえつ物語号を牽引して走り始めました。大切に保存されてきたおかげか、廃車直前に全般検査を受けていたのが幸いしたのか復元時の状態は非常に良好だったそうです。

客車と連結をして出発準備完了です。SLばんえつ物語号は12系客車7両編成で普通車指定席4両、グリーン車指定席1両、オコジョ展望ルーム1両、展望客車1両で構成されており、普通車指定席のうち1両は半室売店となっています。運転開始当初は普通車のみでしたが、年を追うごとにバラエティに富んできてます。この客車7両は日本の動態保存機の中での単独牽引両数最多両数となっており、勾配区間もある磐越西線でこの両数を牽引するのはC57180号機の状態が良いということの証左でもあります。

列車はこの後喜多方/郡山方面の本線へ引き上げられてからホームへと据えつけられます。

一度本線へ出てから推進運転でゆっくりとホームへと入線してきました。このあたりの動きはアナウンスで入線予定時刻を繰り返し放送しているので、わかりやすいです。

ホームに据え付けられると乗客が集まり撮影会状態。人がいなくなる瞬間を狙って発車を待つC57180号機を撮影してから客車へと向かいます。

客車は12系客車ですが、レトロ調のものに改装されており、さらにラウンジ展望車は屋根の深いものに改造されているのですが、普通車は12系客車独特の窓が並んでいます。指定された号車の座席に荷物を置いておきます。

こちらはばんえつ物語号の客車のエンブレム。描かれている動物は沿線に生息するオコジョで、ばんえつ物語号ではオコジョがキャラクターになっています。

普通車の車内は12系客車のボックスシートですが、座席モケットは取り替えられ、さらに背ずりも大きなものになっているので3時間以上の乗車でも快適に過ごせます。発車が近づいたので缶コーヒーを買って指定された座席に座ると、どうやらボックス一つを使用できそうな乗車率。のんびりと過ごせそうです。1527定刻に汽笛一声、会津若松駅を列車は発車します。蒸気機関車牽引列車ならではの発車のショックとともに列車はゆっくりと動き出しました。
 


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