国鉄の大きなダイヤ改正は、気候が安定している10月に多く行われました。
JRになってからは、ほぼ年度末の第2か第3土曜日に行われています。
新年度に対応のみならず、新しい土休日ダイヤと平日ダイヤが上手く回っているか、3日間でチェック可能という事情は、IT化の進展を物語っています。
1990(平成2)年9月1日にJR東日本はダイヤ改正を行いましたが、2年後の山形新幹線開業を見据えた改正でした。
この改正で「あけぼの」2往復のうち1往復を上越・羽越線経由に変更し、「鳥海」の愛称が復活しました。
特急客 2022レ 鳥海
EF81 139[長岡(当時)]+24系客車[盛アオ]
1995.8.15 青森
yahoo!ブログ時代から拙ブログをご覧頂いている方は、私が一番多く乗った夜行列車は、急行時代の「鳥海」ということをご存知でしょう。
しかし私は、寝台特急としての「鳥海」に乗ったことは無い。
1990年9月1日ダイヤ改正では、下り「鳥海」は酒田は運転停車、上りは酒田発0時代、これでは乗りようがありません。
1993(平成5)年12月1日ダイヤ改正で、JR東日本は夜行列車に大鉈を振るいました。
「鳥海」と「出羽」を統合して下りは酒田停車に変更し、上りは時刻を大幅に繰り上げましたが、下りの酒田着4:35分は早過ぎ。
上りは酒田22:13発とまずまずでしたが、その頃は「いなほ」→上越新幹線が便利になり、高い寝台料金を払うよりは早く帰って家で寝る方が楽でした。
もう少し料金が安ければと思いましたが、夜行高速バスの路線を拡大していた東急・相鉄は既に撤退しています。
夜寝ている間に移動して、朝一番から動けるのはとても便利で、「サンライズ瀬戸・出雲」には頑張って欲しいと思いつつ、私自身を顧みると大きなことは言えません…