思わぬミスというか

タイムマネジメントが甘いというか

北の大地の広さを舐めていたことを痛感

見事、 特急 おおぞら6号 に間に合わず

3日連続スケジュール変更を余儀なくされた。

いや・・・

 

今日のは自滅ですけどね・・・

 

そんな訳で帯広駅でどうするか考える。

事前に計画したプランで新得から

代行バスで富良野へ行くのはもう無理だ。

富良野と比布の『北の大地の入場券』は

今回諦めるしかない。

そして指定券を取ってあったこの2列車も…

ノロッコ6号は払い戻しも可能だが

手数料を考えると…

それなら1回自由席に乗ればチャラに出来る

カムイ44号もフリーパスなので次の列車は

自由席に乗れば問題ないだろうという事で

納得しておくことにした。

 

で、この後どうするか

この日は札幌にホテルを取ってある。

時刻はまだ13時。

13時台の帯広発の列車は上り札幌方面が

 普通 13:19 新得 と 特急 とかち8号 13:35 札幌 

下り釧路・根室方面が

13時台が無く 特急 おおぞら5号 14:18 釧路 

まで列車が無い。

 

そして乗り込んだのは

 特急 とかち8号 13:35 札幌 です。

この先の『北の大地の入場券』回収駅は

新夕張と追分の2駅ですが

15:13分着で新夕張に降りると次の列車が

16:52まで1時間40分来ないのです。

 

という事で追分まで行くことにしました。

狩勝峠をバイパスする〈石勝線〉を走り

約2時間とかち8号は15:38追分駅に到着

静まり返った駅に降りたのは俺一人。

そして窓口に向かうと・・・

窓口は休業日でした

というか、今日が日曜日だったって事を

すっかり忘れていたのです

これがあるから『北の大地の入場券』回収は

難易度が高いのです

3日目ともなると曜日感覚も無くなりますね。

 

駅前に少し出て体を動かした後駅に戻る

せめてもの救いは15分後に苫小牧行きが

発車する事です。

 

長いホームに停車する単行の気動車

 キハ150 普通 15:55 苫小牧 

夕張からの運炭・貨物のヤードとして栄え

扇形車庫も設置されていた巨大な駅も

最盛期の面影を残すのはこの広大な敷地と

長編成の貨物列車は留置出来る長い構内線

そして奥に見える長い跨線橋のみ。

 

普通列車に揺られ40分

16:32苫小牧駅に到着しましたが

次の札幌行きは 普通 16:54 札幌・ほしみ です

これに乗ると1時間半の乗車18:20に札幌到着

一人旅の俺にとって休日の18時とかは鬼門

街中の食事処はどこも人生満喫リア充で溢れ

目に毒なので少し時間調整をします。

 

そこで選んだルートはJR線完乗のため

未乗車の〈日高本線〉に乗る事にしました。

朝に巡った〈根室本線〉新得～東鹿越と同じく

高波による災害により2015年から

鵡川～様似間が路盤流出により不通となり

さらに、追い打ちをかけるように

翌年には1週間で3つの台風が直撃

復旧する財源は北海道にも自治体にも

ましてやJR北海道にもなく

昨年のダイヤ改正で鵡川～様似間の部分廃線。

 

145.6km30もの駅のあった〈日高本線〉は

僅か30km、6駅にまで一気に縮小

JR最短の〈本線〉を名乗る路線となり

その結果、路線名にもなっている

日高地方を走っていない

という事態になってしまいました。

 

この〈日高も走っていた本線〉にも

当初は『北の大地の入場券』の発売駅が

新冠・静内・浦河・様似の４駅に

設定されていましたが

2021年3月で発売終了となり

全駅コンプリートの対象からも

外れました。

 

そんな〈日高本線〉 普通 17:02 鵡川 

片道30分の乗車です。

キハ40の鵡川竜ラッピング車両

折り返しまでの15分ほどで駅を散策。

恐竜の化石が出土しカムイザウルスと

名付けられたことにちなんだようです。

多分鉄道マニアは旧の日高色の方が喜ぶのでしょうね。

そして、列車がこの先に行くことも無くなった

線路は錆び、雑草に埋もれて来ています。

もっと時間があれば様似まで代行バスに乗り

日高本線の線路跡を回っていれば

廃線めぐりの多かった

今回の北海道遠征乗り鉄のタイトルも

少しは変わったのかもしれませんね。

 

発車時刻になったのでホームに戻り

折り返し 普通 17:49 苫小牧 となった

キハ40に乗車し戻ります。

それまで線路に沿って走っていた国道が

突然離れて行き湿地帯が現れました。

 

そして、列車は急減速＆怒涛の警笛ラッシュ

往路でもここで同じ事が起きていました。

 

その原因はエゾジカ・・・

草地あらばエゾジカ

もう、どこにでもいます。

 

勇払川河口に広がる広い湿地帯

上流にはラムサール条約に指定されている

ウトナイ湖もあります。

その湿地帯をエゾジカをかき分け進み

18:19に苫小牧に戻ってきました。

初乗車の区間が、単なる乗り潰し乗車と

なったことは残念ですが仕方ありません。

 

後は札幌へ向かいホテルにチェックイン

次に乗る列車は

 特急 すずらん11号 19:07 札幌 です。

まだ50分近く時間があります。

という事で、駅ナカのお店で食事を

済ませました。

食べたのは「苫小牧いぶりカレー」の

肉屋の肉だらけ唐揚げカレーです。

チョッと混んでいて写真撮れませんでした。

これでホテルにチェックインしたら

風呂に入って寝るだけの準備OK

789系1000代  特急 すずらん11号 19:07 札幌

北海道に入って3日目新幹線以来の電車です。

1時間掛からず20:02札幌に到着。

人の多い札幌駅を出てホテルへ向かう。

この日のホテルはJRイン札幌南口

駅から少し離れますがここを選ぶ理由は

大浴場と喫煙部屋がある事です

チェックインして大浴場で疲れを取って

今日の成果をつまみに一杯

『北の大地の入場券』の回収は

昨日の分を合わせて計10枚の回収に成功

 

明日は朝から今回のメイン乗車Part２

臨時特急 フラノラベンダーエクスプレス

そして

富良野・美瑛ノロッコ号の乗車日

回収目標の『北の大地の入場券』は

今日回収できなかった富良野と

赤平・芦別・上富良野・美瑛の計５駅

の予定となっています。

 

次回～試される大地⑧～【富良野編】