線路の敷設と電気配線を終え、いつでも、メルクリンの運転盤で遊べるようになりました。
久しぶりに完全休養日となった本日、連れ合いの買い物に付き合った後、リビングルームでメルクリンの運転を楽しみました。
下の写真は、ダイニングテーブルに運転盤を置いたところです。
この運転盤は、持ち運びのために軽く作ってあり、台枠の表面はスチレンボードです。 スチレンボードには、釘やネジが効かないので、線路の固定は、スチレンボードを通して、台枠の骨組みにネジ止めしています。
メルクリンのC-トラックには、ネジ止め用に穴を開ける凹みがありますが、骨組みの位置とは合わないので、凹みとは別の箇所に穴を開けました。
骨組みへのネジ止めだけでも、C-トラックの固定には十分な強度が得られましたが、慎重を期して、所々、骨組みと同じ18mm角材を短く切った木片を、”あて木”として、台枠の裏側に木工ボンドで接着し、ネジ止めの箇所を増やしました。
台枠の周囲は、塩ビのチャンネル材で縁取りを施しています。
台枠の厚みとチャンネル材の内寸がぴったりで、嵌めただけで容易に動かくなりました。このため、チャンネル材と台枠の間は、接着やネジ止めを施工していません。
チャンネル材の固定は、4隅に、塩ビのアングル材を塩ビ用接着剤で接着しただけです。
運転盤の給電部とスイッチ類は、3mm厚のアクリル板を台枠の隅っこに固定して、下写真のようにまとめました。
給電部の電気的な接続は、2㎜のバナナプラグを使ってみました。バナナプラグは初めて使いましたが、なかなか良いですよ。
押しボタンスイッチは、アンカプラーの操作用です。
ポイントの操作は、トグルスイッチで行います。このトグルスイッチは、(ON)-OFF-(ON)型と呼ばれるもので、上下方向に倒した瞬間だけ(スイッチを固定する方向を変えれば横方向に倒した瞬間だけ)、電流が流れるもので、アナログのポイント転換には非常に便利です。この運転盤では、行きたい方向にスイッチを倒せば、その方向にポントが切り替わるように配線しています。
この運転盤は、10数年前のモバイルステーション(下写真右)で走行を制御しています。走行はデジタル制御ですが、モバイルステーションでは、ポイント類の制御ができません。ポイント類のデジタル制御ができるセントラルステーションは、高価で手が出せなかったので、ポイント類は、昔ながらのアナログ制御です。
下写真左側は、ポイント類をアナログ制御するための電源を供給する、日本仕様のトランス(品番:6000)です。
下写真中央は、現在のデジタルターミナル(品番:60145)に相当するもので、私がCートラックを購入した当時は、Cートラックにくっついていたものです。その不格好さが気に入らず、Cートラックから切り離しました。
中央下側に見えるのが、運転盤への電気的接続の役割を担うバナナプラグです。
家族と一緒のリビングルームでの運転も、楽しいものです。もっとも、私の家族は、鉄道模型に馴れ切っていて、反応を示してくれるのは愛犬だけですが...。
運転の動画です。
BR55型蒸気機関車が、留置線から本線に出て、客車を牽引する様子を撮影しました。
アメブロの動画制限時間のため、二つのパートに分割しています。いつもと変わり映えのしない動画ですが、よかったらご笑覧ください。
今の所、運転盤の線路の周りには、スチレンボードの白い平原が広がっています。
凝った風景を作るつもりは毛頭ありませんが、地面を作って、全体に草を植えるくらいの工作は楽しんでみたいと思っています。この運転盤には、川正線の地面工作の実験台になってもらうことにしましょう。
さて、以前も書きましたが、メルクリンの運転はとても楽しいです。あくまで私個人の感覚ですが、製品の堅牢さが醸し出す安定感が根底にあって、安心して運転に没入することができるからだと思います。
これに信号機のシステムを導入したら、もっと楽しかろうと思います。
セントラルステーションの自動運転も、きっと楽しいんでしょうね。
資金の問題もあるので、その辺は我慢したいと思いますが、蒸気の発煙は、我慢できないかもしれません。
本日も、ご訪問ありがとうございました。