久しぶりの友人とランチして、帰りに新宿の鉄道模型店に立ち寄った。今年ヤフオクで買った583系寝台電車が、あっちこっち屋上部品が欠けていて、このままでは人様に見せられない代物だったので、部品を買って取り付けようと思ったのだ。

 

 

 ところがこの店は「9mmゲージ中心でHOの部品は一切置いてありません」と言う。仕方がないので、帰ろうと思ったが、商品棚を見ているうちに、スイスのらしき車両に目が釘付けになった。

 

 

 なんとなく昔から好きで自作しようとさえ思ったことのあるスイスの登山鉄道の電車に思えたからだ。友人は「お金を残してもしょうがないだろう?欲しいものは買え!」と煽るので、まあ許容範囲の値段だしと、その気になって買ってしまった。

 

 帰宅してから調べると、これは登山電車などではなく、スイスのBLSの電気機関車であることが分かった。ありゃー、これだとまたスイスの客車を購入する必要がある。もう車両基地にも車両棚にも置き場所の余地がなくなっているので、2両編成の電車を買ったつもりだったが大間違いだった。

 

 

 おまけにメーカーのROCOはオーストリア発祥で現在ドイツの企業。説明書はドイツ語、フランス語、英語のみで日本語はない。やっぱり衝動買いはいけない。

 

 お店に電話して同じくらいの値段の電車と交換してもらえるか聞いたら、可能だと言うが、気に入った電車がない。そうだ、国は違うがオリエント急行の客車が3両あったと思い出し、この電気機関車を生かすことにした。

 

 なお、BLS (合併前の会社名Bern-Lötschberg-Simplon)はスイスではSBBに続く2番目の私鉄で、450kmの路線を持つというから大手私鉄だろう。もっとも資本の大部分はベルン州が所有しているとのことである。