7月2〜3日に実施されたVSEナイトツアーにつラジオ形式で行われた車内放送FM小田急にて読まれたアンケートのうち、印象的なことを以下に記します。

まず、管理人の回答内容は「車内販売の領収書を捨て忘れたことで、学校をサボってVSEに乗り鉄したことが親にバレて追及を受けたことが2度ある」というもので、強烈キャラと認識されたのか、放送席にお招きいただいたので、この時の状況を詳しくお話ししました。

1度目は20126、町田から新宿まで初めて乗車した次の日に学校へ行く途中、親から「昨日、ロマンスカー乗ったよね」というメールが届きました。私は新宿で降りた時に撮影した写真を見たのだろうと思い「あの写真は違う」と返信しましたが、小田急ロマンスカーの文字が入った領収書の写真が送られ、自宅に帰るとそれが床に置かれただけで何も言われないという正直何をしたいのか分からないものでした。

2度目は4年半後の201612、この日は9時から19時半まで通常授業のところ、新宿1040分発のはこね号で箱根湯本バスで元箱根港遊覧船箱根駒ヶ岳ロープウェイ箱根神社元宮箱根湯寮新宿2045分頃に着くVSEのはこね号で新宿に戻り、自宅に着いたのは22時。翌朝、テーブルの私の定位置には車内販売に加遊覧船、ロープウェイのチケットが置かれており、母が一言「箱根に行ったのか」と言うので「あぁそうだよ」と返事。「行ってもいいけど嘘はやめてくれ」とのクレームを受けたということでした。

3日前の段階で「授業延長で遅くなる」と話していましたし、学校をサボったことに関しても出資者ですから腹が立つのは当然でしょう。私は2度もこのような大失態を犯す自分自身に怒りを覚えました。

↓当時の特急券

↓領収書(当時のものではない)

これ以降、学校をサボってはいませんが授業延長や夏休み中のゼミ内顔合わせと称して2018127日と19820日にホームウェイ81号〜えのしま2号に乗り鉄しました。これらの列車には車内販売はないものの、特急券は危険物という認識で管理には相当気を遣ったことを覚えています。

車掌体験よりレアな経験をさせてもらえましたが、私の話しが下手すぎるのでネット上にはナレーションで誤魔化したものをupする予定です。

他には「一番列車、定期最終列車に乗った」「VSEは今回が初めての乗車」「新宿から途中駅までは何度も乗ったが箱根までは初めて」「勤務中の移動や帰宅時の短い時間の贅沢」「元車内販売の搬入スタッフ。売切れが多いこと、車内の導線から作業が大変だった」「定期運用終了直前に人身事故で乗車予定のVSEが運休となってしまった」

→(DJ車掌「指令から打切り、運休の指示を受けてお客様にお伝えしなければならない時がロマンスカーに乗務していて嫌な瞬間です」とコメント)

特に印象的なものでは「お祖母さんが乗りたがっていたが、叶わぬまま亡くなられた。せめてもの供養にお祖母さんの遺影と一緒に乗ったら車掌が特別な気遣いをしてくれた」という切ないお話にもありました。DJ役のチーフ車掌は「その車掌、思うところがあったのでしょう」とコメント。(読み上げる前に躊躇われていましたが、「せっかくお書きいただいたので」と前置きがあり)。このエピソードをお聞きし、私の低レベルな話しに長々と付き合わせてしまい申し訳ないと同時に恥ずかしくなりました。

他にはVSEのすれ違いを撮影する上での苦労というのもありました。

また、車掌編では「50001編成の4号車は冷房が効きにくい、50002編成の7号車は効きすぎる」

運転士編では「誰が運転しても快適なGSEに対してVSEはスーパーカー。やりようによっては非常に乗り心地が悪くなるのでいつも以上に慎重にならざるを得ない」

「製造されてすぐの試運転で指導役だった自分は勉強のため早く車庫へ行ったが、運転席への梯子が完成しておらず、脚立が置かれていた。完成してから搬入と思っていたので拍子抜けしたが、指導項目が減ってホッとした」といいます。ある程度のところで搬入し、メーカーが車庫まで出張して完成させたようです。また、指導役となると新型の取扱は誰も教えてくれず、自身で資料を読み込むこと、実物を操作することでしか学習できないとのことです。

裏話としては「各乗務員基地に通常業務に加えておもてなしを担当するグループがあり、その中から担当乗務員が選ばれる」「今回は行先が箱根であり箱根登山鉄道とコラボ企画なので連携のしやすさを考慮して足柄の担当となった」

「全行程で16時間なので乗務員の仮眠時間を考えねばならず、人員確保が難航した」「これまで看板特急として活躍してきたVSEが、定期運用のない今では車庫で2本並ぶのが当たり前となってしまい寂しい」という感想を思い出します。

私に関しては失敗談しか書いていませんが、他にも思い出はあります。2年間だけ小田急沿線の大学に通っていたことがあり、タイミングが合いやすい、合わせやすい帰宅時だけ乗れる限り(多くて週3)VSEを選んで乗っていました。特に後半はダイエット期間と重なり、厳しい食事制限のなかコーヒーだけは許されていたので、帰宅中の短い時間だけVSEの車内販売にて前年度に続いてアイスコーヒーを味わうのが楽しみでした。諸事情で沿線外の大学に異動異動が決まった日、通学以外で小田急線に縁のない管理人はVSEに頻繁には乗れなくなることが嫌だったことが忘れられません。

担当車掌の参加者とVSEに対する想いが込められた放送ののち、定刻通り新宿に到着。担当参加者ほぼ全員とギャラリーが回送で戻るVSEを見送ります。。この様子もあたたかみのあるものでした。近くYouTubeに載せます。