前半は音の調子が悪かった車内ラジオ「オールナイト小田急」ですが、あじさい電車から戻ったあとのミステリー編では放送席を変更したのか滞りなく実施されました。ここから4時間弱の間、小田急で有名な名物車掌も同乗します。足柄に回送中、乗務員基地でアンケートを集計していたそうで、その中に「名物車掌に会いたい」と書いた人がいたらしく、それを読んだ上司が業務命令として急遽派遣したとのこと。

このアンケートの質問項目、VSEと参加者のエピソードが読み上げられ、私も放送席にお呼びいただきました。恐らく強烈キャラとして認識されたのでしょう。この件は改めて記事にします。

8号車の放送席(車内販売カウンター)付近には小田急、箱根登山線の写真が多数飾られました。

このミステリーツアーは箱根湯本発車後、小田原、海老名、向ヶ丘遊園に停車し、経堂で折返し、秦野、新松田、足柄に停車します。

一部区間では非常灯を除いて消灯する演出が行われました。

秦野から小田原までは最終列車のあとを走ります。

本日2度目となる新松田停車。この駅は御殿場線との接続がありますが、2018年3月のダイヤ改正以降は定期的な特急停車はなく、河津桜が見ごろを迎える2月中旬頃に臨時停車するだけとなりました。VSEは2010年頃に代行運転で停車したそうで、検索すると当時の記事をまだ読めます。

窓に反射

翌日の運転に備える

新松田発車後は足柄に停車し、乗務員交代をします。DJや名物車掌はここまでとなります。名残惜しいですが、仮眠時間を確保するためとのこと。この時点で午前1時過ぎです。担当運転士は15時前の新宿発車(車庫→新宿の回送も?)からずっと運転を担当されたとのことで1号車は拍手で見送りました。

小田原到着後は2グループが交代で撮影の時間となります。




プラレールとVSE、MSE、GSEがモデルとなったぬいぐるみをホームから撮影。GSEが倒れていますが時間が限られているので起こすのは諦めました。

自分のグループが撮影を終了した頃には「えのしま1号 片瀬江ノ島」の表示になりました。これは外から撮りたかった。片瀬江ノ島行きのホームウェイはありましたが、えのしまは少なくとも定期ではなかったはずです。(えのしま号新宿行きはあり)。

撮影タイムのあとは車内での宿泊でトイレは基本的に行けません。緊急の場合(脱水症状等含む)は緊急連絡先に電話または近くの添乗員に直接申し出て駅のトイレを使用という煩わしい手続きが必要で、唯一不満なことでした。

VSEの座席ですが私は全く寝れず。眠れそうだと思った瞬間は何度かありましたが、すぐに足腰がキツくなります。1名2席利用なので尚更でしょう。4席なら事情も違ったのでしょうが。来年から再来年あたり、VSEが解体されたあとしばらくすれば廃品として座席も出回るでしょうから興味あれば小田急エンジニアリングのオークション?に応募してみてください。

このツアーで寝ることを考えるのが間違いかもしれません。「VSEで一夜を明かすナイトツアー」と謳っており、間違いではありませんが「徹夜でVSEを楽しむ」という趣旨で理解すべきだというのが管理人の感想です。

やることもないので小田原に留置されてる間はしょうもない動画を3つ撮りました。



朝は4時50分頃に発車。足柄での乗務員交代をはさみ新宿には6時36分に到着。

今回も電車区、車掌区前を通過する時にはナイトツアー担当の足柄のほか大野電車区、車掌区。大野総合車両所検査担当グループから手厚い歓迎をいただきました。またこのような企画が実施されたら参加したいところです。ただ、トイレぐらい自由に行かせてほしいですね。