いつも”重単5175”をご訪問頂きありがとうございます。

今日はNゲージ鉄道模型、飯田線の旧型国電シリーズの荷物車両、クモニ83 100とクモニ13のDCC化を行い、試運転までこぎつけました。最難関のクモニ13をクリアできれば、他の飯田線旧国車両も類似の方法で行ける筈..です😁。

 

KATO 10-1182の2両、ようやくDCC化を終えて前照灯、尾灯が制御できるようになりました。

 

前照灯と尾灯は個別に制御できるので、どっちも点灯/消灯なんてこともやれるようになります。(DCC化前に撮ったわけではありません😁。)以下記事↓に書いた”難易度Max”がクモニ13、対応の一環です😅。

 

 

DCCで運転、ライト制御できるようになるまでの作業量は多いです。動力の付いていないクモニ83103の話から行きます。一番下が製品のライトユニット基板、その上に写る緑のDCCデコーダDN163K0aと相似形なのでこれでDCC化します。

 

ED75を中心に奥の第二世代車(3028~3030 写真は1両だけ現役で残っている94号機)から手前の第三世代車(3075-1~3)へ置き換わって行ったため、DCC基板もDN163K4aへ移行し、DN163K0aが沢山余っているので活用、非電動車ではライト制御だけに使うのは贅沢なような気もしますが😅、以下で書くように前後個別に制御しようと思ったらライト制御デコーダFL-12は2枚必要ですし、新たに買い直すわけでは無いのでいいでしょう😁。

 

先ず製品ライト基板両端の前尾灯LEDが付いていた部分をバッサリカットします😅。続いて真っ先に行わなければならないのが2か所づつ空いている”穴”の処理です。穴の内壁がエッチング?されていて、基板表裏が導通する構造になっています。パワーパック仕様では表裏に前/尾灯のLEDを逆極性で付けていますがDCCではそうは行きません。

 

少し径の太いドリルで内壁を削り、この後細いグラインダーを入れたりもして確実に表裏を絶縁します。DCC化では重要な作業、10年以上前ですがこれを認識できずに配線し、デコーダを焼損したことがあります。買い直し..で高い”勉強料”を払うことになったという経緯があります😅。

 

しっかりと絶縁してから先ずDCCデコーダの前照灯端子に前照灯LEDをハンダ付けします。クロスさせているのは極性が逆だから、ショートしないように片方は細いビニール被覆線を使用しています。左右2箇所同じように付けます。EF63ではクロスさせずにLEDを逆に付け直すということをやりましたが、ハンダ付けが難しく(LEDの電極が浮いた状態でハンダ付けせざるを得なかった..😅)不完全で消灯してしまうとかトラブルが起こるので今回はLEDは製品のものをそのまま使用、配線をクロスとしました。

 

尾灯は?というと、DN163K0aに付いているファンクション端子を使います。F1F3を使用、それぞれコントローラのテンキー1と3でOn/Off制御が出来ます。(前照灯はテンキー0) 小さい基板にファンクション端子F1~F4が所狭しと配置されています。Digitraxのデコーダ説明書がnetに掲載されていますのでどの端子がどれ?が分かります。英語ですが図解があります😅。用途不明の端子もあります😁。

 

上の写真と左右逆になっちゃいましたが、F1のプラス端子に黄色マイナス端子に黒いリード線をハンダ付けし..

 

裏側、尾灯用LEDの+、-それぞれにハンダ付け、これでテンキー1で尾灯のOn/Offを切換えられます。反対側F3の方も同じようにします。なおF2は汽笛、警笛用?テンキーを押している間しかOnにならないという仕様らしいので使いません。上記表裏の絶縁がしっかり出来ていないと尾灯点灯On操作をした途端基板焼損、ライト機能再起不能という事態に陥ります😲。

 

矢印の部分、突起があったのをカットしたり、この後白い荷物室パーツも切込みなど整形を入れたりして取り付ければDCC化終了です。しかし細かい配線やハンダ付けにしこたま苦労する訳で..😅、飯田線旧国など両運転台車や以下に書く運転台付電動車をDCC制御で運転しようとすると現状は大変です。似たようなことはクモユニ74の時↓にもやっていましたが、2両固定編成扱いで片側にしか前尾灯を点けなかったのに対し今回は両側です。荷物電車2両での運転の他、1両を旅客編成に併結など色々なパターンが考えられるので両側装備としました。

 

 

続いてミクロサイズの電動車クモニ13035ですが必要なDCC基板はも全く同じ、両側に前尾灯LED基板をハンダ付けしています。DN163K0aは元々機関車用のデコーダですからモーター制御も可能です。前尾灯の個別制御にモーター制御..最初のリンク記事に書いていたEF63と同じことをやっています😁。両運転台の電動車となると機関車と同じになっちゃうんですね。KATOさんからこういったDCC基板の発売があるといいな~。両運転台車両や運転台付電動車など、DCCの楽しみ方が拡がる気がします。

 

1つ追加でやらなければならないのが、モーター端子の位置がDCC側とモーター側で少しズレているので、矢印のように銅板をハンダ付けしてやる必要があります。ロクサンでは必要無かった荷物室パーツの干渉防止(穴あけ)等もあり..この辺は長くなるのでまた改めて...

 

DCCアドレスはクモニ83103の方を8303クモニ130351335としました。それぞれ連結相手と総括制御を組む形で運転となります。

 

表裏絶縁必須の知識はあったし、各種作業に慣れたのか??ロクサンの時ほどは苦労しませんでしたが細かく厳しい作業をこなし、ようやくDCCレイアウト上で試運転が出来る所までこぎ着けました😁。実はこの記事一番最初の写真↑↑、クモニ13035のカプラーTN化にも着手しているんです。車体が短いのに縦に長いTNを取り付ける..これがまた大変、だからクモニ13が難易度Maxなんですね😅。写真はクモニ83103の方もTN化して連結試運転中のもの、これを早くやりたかったんですね。今の所問題なく走っています。

 

左側、新たな飯田線シリーズ旅客車両も到着..DCC化、TN化がどうにかなりそうという感触を掴んだのでまたもやの追加増備..😅です。クモニをクリアできていれば旅客車も大丈夫..と思ったので😁。作業はまだまだ続きます。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

にほんブログ村 鉄道ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 DCCへ にほんブログ村 鉄道ブログ 電気機関車・ディーゼル機関車へ  Blog村へ

 

鉄道コム 鉄道.comへのリンク