2022年前半のテーマの一つ、「日本の博覧会関連の臨時列車」を取り上げています。

 

第35回目は、大阪府で開催された、EXPO'90、国際花と緑の博覧会の臨時列車についてまとめてゆきたいと思います。大規模博覧会だけあり、大変多くの種類の臨時列車が運転されていますので、私としては、特急列車編と普通列車編の2回にわけて取り上げたいと思います。

 

今回は、その2普通列車編となります。その1特急列車編と比較すると、華はありませんが、大阪から放射状に延びる各路線にて、エキスポ特急のサービスが及ばないエリアをしっかりカバーしていることがわかります。

 

 

  博覧会の概要

 

この博覧会に関してはWikipediaを参考にさせていただきました。

 

会 期

1990年 4月1日 〜 9月30日

来場実績 2313万人 ※Wikipediaより 
会 場 鶴見緑地
※ここでの会場地図掲載は割愛しますが、その1 特急列車編 をご参考いただけますと幸いです。
 

 

  臨時列車の運行概要

 

快速 エキスポ号 ※山陽本線

運転区間 岡山〜大阪
運転日  4月1日〜9月30日までの休日と、7月26日から8月31日の毎日
使用車両・編成

115系3000番台、または115系(湘南色) ※ネット上情報より

運行
ダイヤ
9320M 岡山発7:54 → 大阪着10:10
9327M 大阪発17:02 → 岡山着19:30
途中停車駅(岡山より)東岡山、瀬戸、和気、姫路、三ノ宮(7/1〜)
備 考  
 
 
快速 エキスポ号 ※草津線
運転区間 柘植〜大阪
運転日  4月1日〜9月30日までの休日運転
使用車両・編成

113系 4連 ※ネット上情報より

運行
ダイヤ
9723M 柘植発7:55 → 大阪着9:58
9736M 大阪発18:49 → 柘植着20:55
途中停車駅(柘植より) 【草津線内各駅停車】、草津、瀬田、石山、膳所、大津、山科、京都、高槻、茨木、新大阪
備 考  
 
 

快速 エキスポ号 ※湖西線

運転区間 近江今津〜大阪
運転日  4月1日〜9月30日までの休日運転
使用車両・編成

113系 4連 ※ネット上情報より

運行
ダイヤ
9421M 近江今津発7:55 → 大阪着9:46
9422M 大阪発18:10 → 近江今津着20:03
途中停車駅(近江今津より) 【湖西線内各駅停車】、山科、京都、高槻、茨木、新大阪
備 考  
 
 

 

快速 エキスポ号 ※福知山線

運転区間 福知山〜大阪
運転日  4月1日〜6月24日の土、休日と、6月25日〜9月30日までの休日
使用車両・編成

113系800番台 4連(初代福知山線色) ※ネット上情報より

運行
ダイヤ
9750M 福知山発8:17 → 大阪着10:36
9725M 大阪発18:52 → 福知山着21:19
途中停車駅(福知山より)黒井、柏原、谷川、篠山口、三田、宝塚
備 考  
 
 

快速 エキスポ号 ※山陰本線

運転区間 園部〜大阪
運転日  4月1日〜9月30日までの休日運転
使用車両・編成

113系 4連 ※ネット上情報より

運行
ダイヤ
9820(9821)M 園部発8:30 → 大阪着10:11
9823(9822)M 大阪発19:05 → 園部着20:34
途中停車駅(園部より) 【園部〜二条間各駅停車】、高槻、茨木、新大阪
備 考 梅小路のデルタ線経由のため京都非経由

 

 

 

  当時の時刻表紙面での臨時列車

 

東海道本線・山陽本線の下り紙面より。3本のエキスポ号が一斉に大阪に向かっているところです。注目したいのが園部発のエキスポ号。列車番号が梅小路で変わっているのがおわかりになりますか?京阪神エリアのファンの方にはご存知かと思いますが、かつて存在した丹波口〜西大路間のデルタ線(2016年春に廃止)を経由していたため、山陰線の列車ながら「京都非経由」というなかなかレアな運用が行われていました。

JTB時刻表1990年5月号より

 

本日は以上です。

 

まとめページはこちらから

 

参考資料 JTB時刻表1990年4月〜9月号

参考ページ:博覧会、国際花と緑の博覧会(ともにWikipedia)