○ム 波多江から (地下鉄線) 西新 赤坂 間ゆき | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和58年9月に筑肥線波多江駅の乗車券類簡易委託発売所で発行されました、「○ム 波多江から (地下鉄線) 西新 赤坂 間ゆき」の普通乗車券です。

 

 

連綴式の常備軟券となります。

 

姪浜接続の「福岡市交通局高速鉄道線」への連絡乗車券で、筑肥線は昭和58年3月22日に博多~姪浜間を廃止して「福岡市交通局高速鉄道線」との直通運転が開始されましたが、当初は簡易委託駅では連絡乗車券の発売を行なわず、福岡市交通局側での精算業務が混乱したため、後に簡易委託駅でも連絡乗車券の発売を行なうようになり、今回ご紹介いたしましたような券が設備されたようです。

 

筑肥線波多江駅は昭和47年2月に無人化され、この乗車券が発売された当時は農協に委託された簡易委託駅でしたが、平成1年6月1日に業務委託駅として再度有人化されています。

 

筑肥線の乗車券類簡易委託発売所で発行されました「福岡市交通局高速鉄道線」への連絡乗車券は、今回ご紹介いたしました常備軟券の他に硬券での発売例もあり、拙ブログの2006年8月7日のエントリ「簡易委託駅の連絡乗車券4~福岡市交通局高速鉄道線連絡」で、一部の券をご紹介しておりますのでご参照下さい。