マサテツ〜食べ鉄旅日記〜

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秩父鉄道の「SLパレオdeランチ」|SLの車内で贅沢イタリアンランチ

鉄道コム

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秩父鉄道を走る「SLパレオエクスプレス」の車内でランチがいただける特別企画。「SLパレオdeランチ」に参加してきました!

*2022年6月の情報を基に作成しています

ダイニングカー仕様の座席

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旅のスタートは「熊谷駅」から。都心から一番近いSLとあって、この日もSLの乗客で賑わっていました。
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電気機関車に引かれて「SLパレオエクスプレス」が入線。
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牽引するのは、1944(昭和19)年に製造された「C58 363号機」。この日は、ランチを提供する「FORTE blu」のヘッドマークが先頭を飾ります。

www.masatetsudo.com

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1日限りの「DINING CAR」の車内へ。

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車内は、ボックス席の片側にテーブルを設置した、ダイニングカー仕様。
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テーブルは大きくて奥行きがあり、快適でした。

地元埼玉の食材を使ったイタリアンランチ

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テーブルにはすでに、ランチョンマットとカトラリーがセットされています。
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この日のランチは、熊谷の熊谷ラグビー場にあるイタリアンレストラン「FORTE blu 〜フォルテ ブル〜」。地元埼玉の食材を使い、地産地消にこだわったレストランです。

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大きな汽笛を鳴らし「SLパレオエクスプレス」はゆっくりと発車。車内ではジャズの演奏が始まり、一気に雰囲気が高まります。
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『こぐまのビールやさん』とも呼ばれる「秩父麦酒」の「シロクマHAZY IPA」で乾杯。ラベルはSL帽子を被った、SLオリジナルラベル。口当たりは柔らかくてフルーティ。
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[秩父鮎のコンフィ 大葉のサルサヴェルデ さいたま市産ヨーロッパ野菜のサラダとともに]

テーブルには一皿目のお料理。秩父で獲れた鮎のコンフィ。コンフィとは、食材を油でじっくりと煮る料理。ソースに使われるサルサヴェルデは、イタリアンパセリ、アンチョビ、ワインビネガーなどを混ぜ合わせて作るイタリアのソース。
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骨まで食べられるほど柔らかくて香りが良いですね。大葉のサルサヴェルデが、鮎のほろ苦さとマッチ。彩り鮮やかなヨーロッパ野菜が華を添えます。
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[秩父キノコとさいたま市産リゾット米の焼きリゾット][兎田ワイナリーの秩父ルージュで煮込んだ黒毛武州和牛のほほ肉 サマートリュフをかけて]

埼玉の古い呼び名を名付けた「武州和牛」は、埼玉のブランド和牛。これを、秩父にある兎田ワイナリーの秩父ルージュで煮込んだ一品。ちなみに、秩父は昼夜の気温差が激しく、ワイン用ぶどうの栽培に好適地なのだそう。
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たっぷりトリュフがかかる中に、さらにシェフ自ら追いトリュフ。
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とろとろで柔らかくて濃厚な武州黒毛和牛。トリュフの香りが、より高級感を演出。絶品です。
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焼きリゾットに使われる米は、イタリアでリゾット用のお米として定番のカルナローリと、国産米を掛け合わせた、リゾット用のお米。さいたま市で生産されているのだそう。秩父で獲れたキノコもたっぷり入っています。
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[トルタチョコラータ 秩父産のベリーソース]

トルタチョコラータは、いわゆるフォンダンショコラで、イタリアではこう呼ぶそう。酸味が爽やかな秩父産のベリーソースとともに。

車窓には荒川の絶景

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デザートをいただく頃、車窓にはエメラルドグリーンに染まる荒川が。
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秩父鉄道で一番長い鉄橋『荒川鉄橋』を通過。長さ167m、水面からの高さ20mと大スケールの橋から見る景色は素晴らしい!
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列車は「秩父駅」に到着。「SLパレオdeランチ」の旅はここまで。
お料理は、どれも温かい状態で提供されていたのが感激でした。シェフに伺うと、直前に調理したものをできる限り保温して、列車に積み込んだのだそう。キッチンを持たない列車でも相当な努力で提供されたお料理たち。素敵な旅でした。

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SLパレオエクスプレス公式サイト

www.chichibu-railway.co.jp