皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。
このところすごい勢いで青い客車、特に12系・14系座席車が増殖しております。これらはTomix製・KATO製が入り混じっておりますが、混結させて遊びたいので以前ご紹介している「海峡」「利尻」セット14系のようにKATO製ナックルカプラーで統一したいところです。
しかし、この際に実行した加工方法は意外と面倒で大量に施工するのはなかなか気が重いものでした。
↑Tomix製の12・14・24系客車にKATOの「スハネフ14ナックルカプラー」を一部加工したものを取り付ける工法を採用しておりました。
しかし、KATOのナックルカプラー台座裏面に飛び出る爪を避けるように床板に穴を開けるもしくは削るなどの作業が必要で、これがまた結構手間でした。さらに…
↑便所側にトイレタンクを付けようとするとTNよりもBMナックルカプラーホルダーの方が大きいのでそのまま付けれません。そのためトイレタンク内側をガッツリ削らないと入りません。
ということで結構面倒です。ではKATO車はというと…
↑KATO車にはこのキハ58ナックルカプラーセットを使用しました。ちょうど最近再販されたようで各店に大量に在庫がありますがいつまであるでしょうね…。
↑こいつを使いました。
↑KATOの12・14・24系客車の床板には伸縮カプラーを取り付ける穴はありますが、ボディマウントナックルカプラーの爪を回避する穴はありませんので開ける必要があります。
という事で両方とも床板に大幅な加工が必要なこと、またナックルカプラーセットを調達してくる必要があることなどから、もっと他の方法を模索してみたいと思います。
↑こちらは前回BMナックル化を施工したKATO製(左)とTomix製(右)のオハ14です。特にTomix製は加工が手間でしたのでもっと簡単に施工したいものです。
↑こちらも前回施工車です。
↑前回施工時は奥のスハネフ14ナックルカプラーセットとキハ58ナックルカプラーセットを使っておりました。もともとは手前にあるようにTomix製は汎用TNである0374、そしてKATO製は伸縮密自連が対応しておりますので、これをうまく使ってナックル化できないか模索します。
ネットで色々調べてみると色々と方法が見つかります。このなかで作例も多く加工が容易そうなものを選んで施工してみることとしました。まずはKATO車からです。
↑KATOの伸縮密自連カプラーをばらしてみました。このカプラーはKATO製のキハ58系からことごとく外しておりますので大量に在庫しています。これをうまく使わない手はありません。
↑このベースと蓋の部分を使います。ちょうど蓋にはナックルカプラーのピンに使えるような突起がありますので良いですね。
↑そして蓋の部分を前後180度回して使うようです。とりあえず普通のナックルカプラー(EF66ナックル)を使ってみます。
↑まずは蓋(カプラーホルダー)を通常の向きでナックルカプラーを付けてみました。カプラーが前に出過ぎて全く使えません。
↑続いて、蓋の部分を前後180度に回してEF66ナックルカプラーを付けてみました。こうするとカプラーが奥すぎて使えません。
↑ということで、ウチでは余りが発生しているナックルカプラー(長)を使ってみます。
↑おおっ、これならば丁度良さそうな長さです。
↑これなら良いかな。
↑ちょっとカプラーが前に出過ぎのような気もしますが、まずまずのようです。
さて、様子見が終わったので本格的に加工施工してみたいと思います。
↑こちらが使用するナックルカプラー(長)ですが、カプラー根元の厚みがありすぎてカプラーは上手く首を振りません。
↑ナックルカプラー根元の上部を削りました。カプラーの腕の部分と同じ厚さになるようにします。
↑カプラー蓋(ホルダー)部分は製品と比べ前後180度逆に付けます。するとホルダー部前部が邪魔になりますのでカットします。
↑こんな感じです。
↑ナックルカプラーを付けてみます。
↑組み立てました。
↑では伸縮密自連の代わりに付けてみます。
↑特に床板に加工せず「ポン」と付きます。
↑少しカプラーの出が長いかな…
↑こんな感じです。
↑やはりカプラーの出が長いような気はします。
↑手前が前回加工した、キハ58ナックルカプラーセットを使ったものです。奥が今回施工の伸縮カプラーを使ったものです。やはり奥の方がカプラーが前に出ています。
↑裏から見るとこんな感じです。
↑こちらは今回施工した伸縮カプラー加工したもの同士を連結したものです。確かにちょっと連結間隔が広いような気がしますね…。
↑手前が前回施工のキハ58ナックルカプラー、奥が今回施工の伸縮カプラー加工したものです。やはり差が明らかですね。
↑試しに元の伸縮カプラーの車と比べました。手前のキハ58ナックルカプラーを使用したものは差があまりありませんが、奥のものは1.5mm程度広くなっているようです。
↑しかも伸縮カプラーを加工したものはバネ機構が無いのでカプラーの左右向きを抑えられないし、ナックル部も開いてしまいます。他の作例ではナックル部の開きを防止するため接着剤のようなもので固定してしまうものが多いですが、そうするとナックルが殆ど開かないので突き当て連結も難しくなってしまいます。なんとか板バネを仕込めないでしょうかね。
ということで、カプラーの出の長さやバネ機構等まだまだ課題は多そうです。さらに色々トライしてみたいと思います。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!