阪神高速道路株式会社では、構造物の長寿命化に向けた「高速道路リニューアルプロジェクト」に取り組んでおり、その一環として、4号湾岸線の貝塚〜りんくうJCT間で、上下線の終日車両通行止めによるリニューアル工事を実施することを発表しました。

4 号湾岸線(貝塚〜りんくう JCT)で終日通行止めによるリニューアル工事を実施します11月15日(火)午前 4 時〜25日(金)午前 6 時(10 日間) |阪神高速道路株式会社
阪神高速 4号湾岸線リニューアル工事|阪神高速

概要は以下のとおりです。

【通行止め区間】
4号湾岸線:貝塚〜りんくうJCT 上下線(延長6.7km)

【通行止め期間】
2022年11月15日(火)午前4時〜11月25日(金)午前6時(10日間)

【通行止め出入口】
・岸和田南入口(南行)
・貝塚入口(南行)貝塚出口(北行)、
・泉佐野北出口(南行)、泉佐野北入口(北行)
・泉佐野南出口(南行)、泉佐野南入口(北行)
・りんくう JCT(関空方面/阪和道方面)

【迂回ルート等】
2022082001
(阪神高速道路パンフレット(https://www.hanshin-exp.co.jp/renewal/wangan2022/pdf/leaflet.pdf?v=1)より引用)

【イメージ】
hanshin-exp_route4_stop
(上記Webサイト(https://www.hanshin-exp.co.jp/renewal/wangan2022/より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



阪神高速道路をはじめ、関西各地の高速道路では、供用開始後半世紀を過ぎる区間も出てきており、老朽化による構造物の維持が課題がとなっています。

阪神高速道路では、冒頭で記した「高速道路リニューアルプロジェクト」で、これまでにも多くの区間で通行止め・車線規制を行った大規模修繕・更新を実施しています。

特に、14号松原線では、喜連瓜破(きれうりわり)〜三宅JCT間で、橋梁架け替えの工事を実施するため、今年6月から約3年間に渡り終日通行止めを実施しています。
阪和線の沿線から : 【阪神高速】14号松原線・喜連瓜破〜三宅JCTの通行止めは6月1日から。迂回ルート等の利用を呼びかけ

一方、上述の14号松原線の後に開業した4号湾岸線では、開通後約28年が経過し、鋼床版の疲労対策が必要となっている一方、これまで通行止め等による大規模修繕工事が実施できていないことから、他の区間と比較しても穴ぼこ(ボットロール)などの舗装損傷が顕在化していたとのことです。
そういえば、阪神高速4号湾岸線を走っていると、以前から舗装の穴ぼこが所々にあるのが、前から気になっていたのですが、やはり老朽化により生じた問題だったのですね…


今回、この大規模補修工事を行うため、約10日間でありますが、4号湾岸線としては初めての終日通行止めが実施されることになります。
このため、大阪市内や神戸方面から関西空港、あるいは和歌山方面へ向かう際、阪和自動車等への迂回が必要となりますので、この時期に4号湾岸線を利用予定の方は、十分ご注意下さい。


また、個人的には私の地元エリアにおける高速道路の通行止め、となりますので、周辺の渋滞も予想されるので、大阪府南部在住の方も、車での移動の際には時間に余裕を持って行動するよう心がけておきたいところです。



【関連ニュースサイト】
阪神高速4号湾岸線 貝塚〜りんくうJCTで11月に終日通行止め - トラベル Watch

関空手前で10日間通行止め 湾岸線「貝塚〜りんくうJCT」11月集中工事 迂回呼びかけ | 乗りものニュース



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