(道南トロッコ鉄道 @北海道木古内町)
東北・北海道新幹線で北海道へ。
東京(とうきょう)駅午前6時32分発、東北・北海道新幹線 特急「はやぶさ1号」新函館北斗行き(E5系)に乗車
上野駅では、JR北海道所属車のH5系とすれ違い。
窓下のラインがピンク色ではなく紫色。
新青森駅を過ぎ、北海道新幹線区間へ。
新幹線の秘境駅・奥津軽いまべつ駅
青函トンネルを越え北海道へ。東京から約3時間、
午前10時40分、木古内(きこない)駅到着。ここで下車。
道南トロッコ鉄道
北海道上磯郡木古内町の鶴岡公園へ。
木古内駅から徒歩で約25分。タクシーで約5分。
路線バスだと、木古内駅前からJR江差線廃止転換バスの函館バス江差木古内線に乗り鶴岡禅燈寺前下車。所要7分だが本数はかなり少ない。
道南トロッコ鉄道「鶴岡公園駅」
きっぷ売り場の小さな小屋は、元・江差線の渡島鶴岡駅の待合所
同じ北海道にある保存鉄道、りくべつ鉄道(元・ちほく高原鉄道)のポスター
道南トロッコ鉄道は、2014年(平成26年)5月に廃止になった元JR江差線 木古内〜江差間のうち、木古内町郊外の新幹線高架付近から、鶴岡東出牧場付近までの2.9kmの廃線路を活用し、保線用軌道自転車を使用した体験トロッコ施設で、通常は4月下旬から11月上旬の週末に運行される。
(道南トロッコ鉄道HPより)
路線は、北鶴岡線(約1km)と中鶴岡線(約485m)、さらに南鶴岡線があるが、通常は北鶴岡線が使用される。
(道南トロッコ鉄道HPより)
トロッコ乗り場。係員はトロッコ運転にも携わっているので、通常はトロッコが駅に到着するまで、きっぷ売り場は無人。
道南トロッコ鉄道・鶴岡公園駅ホームは、元JR江差線の渡島鶴岡駅ホーム跡を活用。
トロッコ時刻表
踏切の左右で路線が異なるが、通常は江差側の路線(北鶴岡線)が使用される。
木古内駅方面側の元JR江差線廃止跡。現在は道南トロッコ鉄道中鶴岡線などとして春頃にごく限られた日数だけ使用される。通常は使用されないため夏草に覆われていた。
旧・江差駅側の元JR江差線廃止跡。現在は道南トロッコ鉄道北鶴岡線として、ここから約1kmの区間に、冬季を除きトロッコが走る。
旧江差線木古内〜吉堀間
4両のトロッコが入線
往路は緩やかな登り坂のため、赤い動力付きトロッコ「急行キーコ」号が、3両の人力トロッコを後ろから押す。
3両の人力トロッコのうち1両は、「快速 折鶴」号
鶴岡公園駅(旧JR江差線 渡島鶴岡駅)ホームで発車を待つトロッコ車両
道南トロッコ鉄道・往路
鶴岡公園(つるおかこうえん)駅を発車。往復2km 、約18分のトロッコ旅。
往路は緩い登り勾配があるため、動力付きトロッコが後ろからアシスト。そのため、人力トロッコはペダルを漕ぐ必要はない。
夏草繁る旧・江差線の廃線路
小さな踏切を渡る。
JR江差線は、五稜郭〜木古内〜江差を結ぶ全長79.9kmの路線だった。このうちで利用客も少なかった木古内〜江差間(非電化区間)は廃止され、本州と北海道を結ぶ貨物列車も通る五稜郭〜木古内間(電化区間)は北海道新幹線開業に伴い第三セクター式の道南いさりび鉄道に転換された。
湿気の少ない夏の北海道は、木陰に入ると、吹き抜ける風が涼しい。
トロッコはガタガタ音を立てて走る。
目線が低いため、意外と速度が早く感じる。
北鶴岡信号場(きたつるおかしんごうじょう)を通過
令和鶴岡(れいわつるおか)駅を通過
小さな踏切
正規の営業鉄道ではないため、踏切の通行は、鉄道側ではなく道路側に優先権がある。
約1km走り、折り返し地点のキーコの郷(きーこのさと)に到着
「キーコの郷」到着。ちなみに「キーコ」とは、木古内町の公式キャラクターの名称。
乗客は一旦車両からホームに降ろされる。
「赤牛出没」の標識
トロッコ車両は、動力車の方向転換のため、この先の転車台まで回送。
朽ちかけた枕木が廃線跡であることの証
動力車の方向転換作業
方向転換を終えた動力付きトロッコが、人力トロッコ3両を牽引して戻ってきた。
道南トロッコ鉄道・復路
復路は、乗客のいる人力トロッコ車両だけ、動力付きトロッコから切り離す。
復路は、ごく緩い下り勾配であり、乗客はそれぞれの車両に分かれ、足でペダルを漕ぎ、人力で走る。
道南トロッコ鉄道のすぐ近くの道路沿いの、木古内町郷土資料館「いかりん館」
道南トロッコ鉄道の最寄りのバス停「鶴岡禅燈寺前」の江差方面バス時刻表。廃止になったJR江差線転換バスとして木古内と江差を結ぶが、乗客は少なく本数も少ない。
江差と函館を直通する路線バスは、JR江差線廃止前からもともと別ルートで存在し本数も多いため、JR江差線より路線バスの利用客のほうが多かった。
道南トロッコ鉄道の鶴岡公園駅からタクシーで木古内駅に戻る。
道の駅 みそぎの郷きこない
木古内駅前に停車中の函館バスの路線バス
函館バスは、かつては東急グループ企業であったが、函館市営バス統合後は東急グループから離脱した。
バス停の奥に、道南いさりび鉄道のキハ40形気動車キハ40 1812 山吹色(咲初)が見える。
★動画↓↓↓
※2022年(令和4年)8月上旬