1973/08 北海道SL撮影旅行
8/15 その3
お読みいただきありがとうございます!
栗丘-栗山のトンネル上からが続く。
前回の上りにすぐ続いてきたのか、下り貨物をおそらくそのままトンネル上から撮影。
D51なめくじナンバー不明。
2枚目は構図が決まらず、わざと流したのだろうか。意味不明の大失敗。
[4287] 栗山832-839栗山 D51? なめくじ
次の列車は謎...
224レの前までの貨物の本数が合わない。いろいろ調べたが該当する列車が不明。
この区間は複線のため上下の順番も微妙なため、もしかするとこちらが5552レで、前回のD51331貨物の方が不明なのかもしれないが...
多少、位置取りを掴んだのか、シャツターは3枚。このタイミングのときに、いたのかどうかはわからないが、人が被らない位置で切っている。
その代わり、解像度が悪い。サンズームのピントの悪い癖がでたか。
[?] 栗丘-栗山 D5196 なめくじ
ピンが甘く、解像度が悪かったのであまり気にしていなかったが、D5198と思い込んでいた。D5198は前年末の時点で廃車になっていたらしく、どうやらD5196。
そして、数十年の時を越えて、碓井鉄道文化村で再会!
実は、碓井鉄道文化村に10数年前に行った時には、まさか碓井峠に北海道の機関車が、と想像できず、ネガのスキャンもしていなかったので、再会とは気づかず。
気づいたのは、3年前の夏。
46年後の姿。
北海道時代の切り詰めデフのそのままだが、シールドビームの副灯ははずされている。
なんだか印象が違うなあと思っていたら、回転火の粉止め、クルクルパーがついていないのだった。
さて、トンネル上構図の決定版は次。C57牽引の224レ。
さらに、決めたのか、2枚だけ切っている。
C57144保存機。無煙化の最後まで現役だった機関車。
2次型のすっきりした印象の、C57=貴婦人のイメージの機関車だった。
[224] 栗丘855-904栗山 C57144
ここでトンネル上構図に満足したのか、トンネルから降りて駅方向に戻り始めたらしい。
下りC57客レ 223レ
下りの構図は、最後までわからずだったのか、やっぱり決まっていない...
C57104はC57135と同じように1次型で密閉キャブ改造だったようだ。
[223] 栗丘920-926栗山 C57104
上りのD51、いい感じに迫力の黒煙
この有名撮影地での、上りの定番構図のひとつ。
[278] 栗丘925-934栗山 D51872
ここで満足したか、駅に戻っている。
大失敗の判断ミス。
次に来るのは、上り4282レでD51本務機に、後補機にD51重連がつく、いわゆる変則3重連。
つまりこの日この場所のメインイベントになるはずだった列車。
この日もそうだっただろうが、なんと後補機が写る位置にいなかった...。
しかも次に撮ったのがその列車かどうかわからない。もう一本上りがあったはずだが、1枚しか撮っていないのでどちらかもわからない。
周辺の様子から、駅のホームの外側だろう。
先頭だけ撮ったあとに、あっと思ったら後補機重連が通り過ぎ、何もできず見送ったような、微かな記憶...があるような気がする。
[4282] 栗丘955- D51241 (後D51+後々D51 後補機重連撮らず)
(または [2286] 栗丘1027 D51)
どうやら、この列車を補機重連と一緒にうまく収める構図は難しかったのか、現在のネット上でもあまり見つからないようだ。
翌年春に行った時には、後補機重連はなかったようなので、二度とないチャンスを逃した。
さらに、次の下りも撮っていないようだ。何をしていたか不明。
([2461] 栗丘1038 D51)
下りC57客レ
駅反対側のすぐ横だったはず。ヤギがいて撮りこもうと思うものの寄り切れずにやってきたような気がする。
有名撮影地の栗丘だったが、駅のこちら側から撮った人はあまりいないのではないだろうか。
C5738 1次型でキャブも原型のまま、これも綺麗な貴婦人。
[225] 栗丘1114 C5738
もう一枚、振り返った発車のシーン。
機関車の位置だけしか見ていないでシャッターを切っているようだ。
デジタル時代の今なら、駅員さんや人々の動きや、客車の最後尾の位置、機関車が少しだけ電柱にかかってしまっている位置などをにらみながらシャッターをたくさん切っているところだろう。
フィルムと手巻き上げの1発勝負の時代。
失敗も少なくないが、それはそれで楽しかった。
次は駅名標が写っているD51貨物。
たぶん2486レだが、次の1296レはまた撮っていないようなので、どちらかは不明。
[2486] 栗丘1110- D51231
(または [1296] 栗丘 1145 D51)
午前中だけで、今の機材で、取り逃がしも全部押さえていたら、凄い枚数になっただろう。
現役時代でも、これだけ短時間にたくさん撮れたところはそんなになかったはず。流石は栗丘-栗山だ。
午後は、C57 226レで沼ノ端へ
このC57も撮っていない...。なぜか不明。今更ながら、もったいない。
栗丘1219-1331沼ノ端 226 (C57)
次回は、有名撮影地、沼ノ端-遠浅、植苗オーバークロスへ。