前回記事の続きとなります。


    朝の北陸新幹線で久しぶりに上越妙高駅で下車したので改札口を出て東西連絡通路にあるお土産屋さん「山崎屋」で直江津駅前のホテルハイマートから販売されている「さけめし」を購入しました。

    ハイマートの駅弁といえば「たらめし」が有名ですが、こちらもけっこう好きなもので…。
    北陸新幹線が金沢まで延伸する前の直江津駅は国鉄時代まで遡ると信越本線北陸本線のジャンクションであり、新潟鉄道管理局と金沢鉄道管理局の境界、国鉄分割民営化後はJR東日本JR西日本の境界駅ということもあってJR東日本直江津運輸区もあってこの駅で乗務員交代も行われていたので特急列車でも数分の停車時分が設けられていました。そのおかげで直江津駅に残っていたホームの立ち売りでよく「たらめし」を購入したものでした。

   北陸新幹線金沢延伸後の 現在の直江津駅はJR東日本からえちごトキめき鉄道に移管され、直江津運輸区も移管されましたが、トキ鉄のほかにもJR東日本信越本線北越急行、そしてJR貨物の貨物列車が顔を合わせる要衝であることには変わりありません。
    かつての日本海縦貫線としての面影を偲ぶことができる列車が関西と北陸・東北・北海道を結ぶ貨物列車だけになってしまったのは寂しい限りですが、長いホームや複雑に交わる線路を眺めていると往時の賑わいが脳裏に甦ってきます。


    以下、北陸新幹線金沢開業を半年後に控えた直江津駅にて。




    さらに新幹線金沢開業を翌月に控えた直江津駅。



    さて、上越妙高駅周辺は整備と再開発が進められてビジネスホテルなども建ちはじめたものの、この駅がある新潟県上越市の行政や商業の中心は2つ隣の高田駅周辺やその先の春日山駅付近であり、交通の要衝は直江津周辺であることに変わりなく、かつて脇野田駅という小さな駅だった上越妙高駅周辺は閑散としています。
    まだ脇野田駅だった北陸新幹線金沢開業10ヶ月前の頃。上越妙高駅はこの駅舎の向こう側でほぼ完成していました。

    現在の在来線(旧信越本線、現在の妙高はねうまライン)の線路は新幹線開業前に新しい上越妙高駅の向こう側に移設されました。現在ではかつて線路が通っていたところは駅前広場となって面影は残っていません。