四国リフレッシュ旅行 1日目

今回からのエントリーでは、6月3日夜から6月6日にかけての四国旅行を紹介したい。

5月のおよそ丸々1カ月をシンガポールで過ごし、1日だけ出社したその夜から四国旅行へと出発した。当初はシンガポール滞在が延長になる可能性もあったので、この旅行に行けるか怪しいところもあったのだが、無事に旅に出発することができた。

羽田空港へのモノレールは偶々、復刻塗装の赤塗装だった。幸先の良い始まりである。

JALの465便で徳島空港へ向かい、一足先にANAで到着していた同行者と合流した。徳島空港から市内への連絡バスは料金も安く、良心的だった。

管理人は搭乗前に弁当を食べていたのだが、食事がしたいという同行者とともに繁華街の居酒屋に入ると、これが大当たりだった。「大衆イタリア食堂せばすちゃん」というとこで、25時まで営業しているし、なにより旨いので是非お勧めしたい。次回も時間があれば立ち寄りたいと思う。


2022.6.4 徳島線, 阿波川島~西麻植 436D 普通 徳島行

朝の徳島線は編成の長い列車が複数走っていて楽しい。四国1500形は前回の四国訪問ではお目に掛かれなかった形式だと思うのでラッキー。

2022.6.4 徳島線, 阿波川島~西麻植キハ185系 4002D 特急「剣山2号」

朝のお目当ては4連で運転される特急剣山だったが、残念なことに曇られてしまった。前回も曇りだったし、履修までの道は長い。徳島線には他にも好ましい撮影地が点在しているので、積極的に狙いたいと思っている。

今回は剣山色+四国色+剣山色+剣山色で非常に惜しかった。剣山色4連を撮れたのかと大喜びしたが、よく見たら四国色が混じっていたのだった…

この後すぐに移動したので撮り逃したが、数分後の普通列車の438Dも4連なので、時間が許せばそのまま待機が良いだろう。

2022.6.4 高徳線, 池谷~勝瑞 309D 普通 徳島行

車を急いで飛ばして、高徳線の旧吉野川橋梁へ移動してきた。

実は管理人は四国色のヨンマルが未撮影なので意気揚々としていが、やって来たのはキハ47のタラコ色2連。ヨンマルでもヨンナナでも選り好みはしないが、タラコ色なら北海道で見飽きたよ非常に残念だった。

ここでちょっとした問題が発生して、徳島から阿波池田を経由して高知へ向かう予定だったが、四国は基本的に特急が毎時1本くらいは走っている印象で、阿波池田も接続があるだろうとタカを括っていたら、徳島を9時に出発する特急「剣山3号」の次は12時の特急「剣山5号」まで待たなくてはならないことが判明した。

特急剣山のキハ185系に乗りたいところだったが、12時までの3時間も撮影するものはないので、高松と宇多津を経由して3時間半以上特急に揺られるのを覚悟で徳島駅へ戻ることとした。

徳島駅へ戻ってくると、何やら見慣れないトロッコ列車が入換作業中なのを発見した。

まったく存在を失念していたが、土日祝運転の観光列車「藍よしのがわトロッコ」に乗れば、10時半に徳島を出発し、阿波池田で特急「南風9号」に接続して高知へ向かうことができる。(ただし12時の特急「剣山5号」が阿波池田で特急「南風9号」に接続するので、徳島で3時間待たなくて済むだけで、所要時間の短縮にはならない)

「藍よしのがわトロッコ」は乗車券と座席指定券だけで乗れるので、座席指定券を買い足した。出発までの1時間ばかりは駅構内で撮影を楽しんだ。

暑すぎない、実にトロッコ日和の日で、非常に満足度の高いトロッコの旅を楽しむことができた。

列車では徳島唯一の駅弁「阿波尾鶏トロッコ駅弁」を食べることができるのだが、これは乗車4日前までに予約を入れる必要があるという代物なので要注意だ。発車1時間前に乗車を決めた間抜けな一行は我々だけのようで、他の乗客は皆、駅弁を楽しんでいた。

尚、車内販売は駅弁とは別にある。

結局、キハ185系でゆっくりと国鉄型の旅を楽しむという趣旨から逸脱してずっとトロッコで阿波池田まで移動してしまった。(一人で乗車しているご高齢の方や、飲酒しているグループもいたので、誰かしらキハ185系側に寝に行くかなと思ったが、そうでもない)

フワフワの座席モケットでディーゼルの音と匂いを楽しむのも良いのだが…キハ185系の長距離旅は九州で楽しむべきか。


とさでん交通後免線 知寄町一丁目

阿波池田から特急「南風9号」に乗り、御免駅で下車。領石通の辺りで撮影したいという同行者とは別れて、知寄町一丁目までトラムに乗車した。

まずは知寄町一丁目電停の跨線橋から撮影した。一時間に1,2本程度しか運転されていない伊野線へ直通する列車をお目に掛かれた。

とさでん交通後免線 菜園場町

続いて、菜園場町電停の跨線橋から。ここは前回の訪問時に撮影したかった場所だが、前回は跨線橋の塗装工事で立ち入れなかったのである。

とさでん交通後免線 知寄町一丁目

最後は知寄町一丁目の電停で日没まで一時間ばかり粘ったが、遂に、旧塗装・広告無し・パンタグラフが伊野側の条件が揃うことはなかった。おまけに、ほんの少し立ち位置を変えるだけで、これでもかというくらい、トラムの表情が変わるのである。非常に難易度が高い。

603号の新塗装・小さめの広告有りが今回のベストコンディションだが、結構気に入った。

日没後に同行者と合流してホテルにチェックイン。はりまや橋の繁華街の定食屋でカツオのたたきを頂く。

とさでん交通後免線 はりまや橋

食後、何カットか撮影しつつ宿へ戻った。はりまや橋の電停と、後ろを通過しているのは桟橋線の列車だ。

跨線橋から300mmの望遠でこのようなカットを夜間に撮影出来るのは、実に120-300mm f2.8を導入した甲斐を感じる。

とさでん交通後免線 菜園場町

四国旅行1日目の最後は再び菜園場町電停の跨線橋から。

前回の高知訪問では夕方の特急に乗って大歩危に投宿したので、夜の風景を見ることはできなかった。今回もまた、翌日の活動もあるので長時間の散策はできなかったが、昼間とはまた雰囲気の違う夜のとさでん交通を楽しむことができた。


旅を終えて2カ月近くが経過して写真を現像して記事を書いて、やはり四国は良い場所だと感じる。また冬にでも行きたいと思うが、キハ185系やキハ40の走る徳島界隈と、魅力的なトラムの走る高知の掛け持ちは容易ではない。

冬は北海道という魅力的な旅行先もあるし、優先順位はつけ難い。とはいえ、この国鉄型気動車が活躍する風景も、トラムの走る風景もしっかりと記録してゆきたいと改めて思う次第である。

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