林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

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小田急駅取材と山北鉄道公園の旅10.

2022-08-15 | 鉄道・旅行

 10.開成駅の臨時下車と“ロンちゃん”の緊急取材

新松田で駅取材し、12:04発の急行に乗り込む。
急行は隣の開成に停車すると終点の小田原まで行く。
予定していた足柄には停車しないが、
ここで12:19始発の各停を待つより、
小田原まで行って上りの各停に乗った方が約10分早く到着する。
しかし隣の開成駅で停車した時に、
予定にはなかったが緊急下車することにした。
窓からロマンスカーの車体が見えたのだ。
午後からは細かな時間設定はせずに、
ある程度フリーハンドで取材していこうと思ったのだ。

開成駅でロマンスカーを目撃した西口を出る。
階段を下りていくと目の前にロマンスカーが静態保存されているのが見えた。

静態保存されていたのは3100形NSEだった。

「3100形NSE」は小田急ロマンスカーの2代目として、
1963年に誕生した車両である。
愛称の「NSE」は“New Super Express”の略である。
初代のロマンスカー「3000形SE」の後続なので、この名が付いた。
運転席を2階に設置し、前面を展望室にする構造も画期的だった。
流線型の車体はその後のロマンスカーのデザインにも影響を与え、
小田急のイメージを決定づけたといっても過言ではない。
連接構造を採用し、11両編成、全車電動車とした。
連接構造とは2つの車両をひとつの台車で支える構造で、
2つの車両を連結器で繋ぐ構造により車両の安定性が高い。
逆に云えば増解結や短編成化などの改造も難しい。
JR東日本E331系にも採用されたが、量産化されることはなかった。
3100形NSEは計7編成が製造されたが、
経年劣化や後続車の登場で淘汰が始まり、2000年に全廃された。

正面に回ってみると「ロマンスカーの愛称 ロンちゃん」と書かれていた。
毎月第2及び、第4の日曜日、午前10時~午後3時には内部も公開されているようだ。
訪問した10月3日日曜日は第1日曜日だったため、
残念ながら内部を見ることは出来なかった。
このことを知っていたら来週に延ばしていたのに・・・。


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