8月6・7・11~13日に千葉市スポーツ公園で「ロックインフェス」が開催されたのに伴い、総武快速線では臨時列車が設定されました。土休日ダイヤに当たる8月6・7・11・13日は、臨時快速"誉田行き"が設定されました。(そのときの記事はこちら↓)

 

 しかし、平日ダイヤにあたる8月12日は、誉田行きではなく”姉ヶ崎行き”の臨時快速が設定されました。姉ヶ崎行きの列車は、普通列車では1日2本設定されていますが、快速姉ヶ崎行きは総武線直通・京葉線直通いずれも設定されておらず、普段は見ることができない貴重な列車です。

 というわけで、この臨時快速姉ヶ崎行きの列車に乗ることにしました。前日に引き続き、錦糸町から乗り込みます。ちょうど、特急「しおさい1号」が発車していきました。この1本後に臨時快速姉ヶ崎行きがやってきます。

 

 先に紹介した誉田行き同様、電光掲示板や自動放送も対応していました。普段設定されていないとはいえ、ダイヤ乱れ時のことを想定して収録してあるのだと思います。

  

 7:48、快速姉ヶ崎行きが到着です。新型車両のE235系が運用についていました。誉田行きに充当されたE217系は行き先表示板や側面幕は対応していませんでしたが、E235系のほうは行き先表示板、車内ディスプレイ、側面幕も全て対応していました。

 

 

 列車はいつも通り亀戸、平井を通過し、新小岩に停車します。中ほどの7号車でも、錦糸町では席が埋まる程度の混雑ぶりでしたが、新小岩から乗客が増え、立ち客はどんどん増えていきます。それでも、身動きができないほどではありませんでした。

 この列車も通常は津田沼止まりなのですが、この日は姉ヶ崎まで延長運転するという形になりました。千葉で少し乗客は減るも、蘇我までは多くの立ち客でにぎわっていました。

 蘇我で乗客の大半が下車し、車内は一気に閑散としました。

 蘇我から先は内房線へ入ります。車内は座席の半分が埋まるくらいの混雑になりました。その残った乗客も大半は五井で下車し、姉ヶ崎まで乗っていたのは1両に4,5人程度でした。

  

 8:47、姉ヶ崎駅に到着。副本線である2番線に入線しました。

 

 乗ってきた車両は回送列車となります。普段は津田沼止まりで、そのまま幕張車両センターへ入庫するので、この後幕張車両センターへ回送されるのでしょう。この日だけ誉田行きではなく姉ヶ崎行きだったのか…?それは分かりませんでした。恐らく回送列車を設定するための都合だとは思いますが。

 さて、ここまでお読みいただいた中で、このように思った人もいるかもしれません。

 

「蘇我駅近くで開催されるイベントに向かう乗客を乗せるんでしょ?だったら蘇我行きにすればよかったんじゃね?なんで誉田や姉ヶ崎まで行くんだよ?」

 

 その理由は、蘇我駅で折り返しができないからです。京葉線は蘇我駅が終点なので、蘇我駅で折り返すことができるのですが、千葉方面からやってきた列車は蘇我駅で折り返しができないので、内房線、外房線どちらかへ進むしかありません。

 蘇我から先の駅で、千葉方面へ折り返しが可能な最初の駅が、内房線だと姉ヶ崎駅、外房線だと誉田駅であるため、「姉ヶ崎行き」「誉田行き」の設定が生まれたのです。

 

〇まとめ

 2日連続で普段は見られない総武快速に乗りましたが、いかがでしたでしょうか。私は総武快速線自体は数えきれないくらい乗っていますが、それでも新鮮ではありました。

 1日だけ運転された快速姉ヶ崎行きの時刻表も掲載しておきますので、ご覧ください。斜字部分が延長運転の区間です。

 普段は時刻表や各種資料から読み取れることを記事にしていることが多いですが、現場に行けるときは現場に行って、こんな風にまとめ記事を出せたらと思います。2回にわたり、お読みいただいた皆様、ありがとうございましたニコニコ