東海道本線全線全駅歩き旅 続編 京都観光(2)
2022年(R4)5月28日 京都観光
今日は休養日だ。
とは言っても落ち着きのない性格だから京都市内をぶらぶら歩きするつもりだ。
このホテルリブマックスは料金を安くするために部屋の掃除、タオルの毎日交換などを省いている。
実際のところシーツ、タオルを毎日洗濯し交換している人は少ないだろうと思う。とかいってわたしのように何日も使っていて臭ってくるというのは問題だが、、、
奇数日に部屋の前に新しいタオルを置くので自分で交換してくれ、というシステムなのだ。
ホテル業に限らずどれだけ人件費を削れるかが企業の生き残り戦略だからなあ。
スタッフが大勢いて客の要求をなんでもかなえてくれと言うならハイアットにでも泊まればよいのだ、もちろんそれだけの出費は覚悟の上でだが。
昨日スーパーで買ったパンで朝食を済ませ、さっそくホテルの近所を散策する。
どこと言って行く当てはないので路地裏散策になってしまう。
鴨川とその周辺には古い町並みが残っている。
古都の道は狭い。両腕を広げると両側の家に指先が当たるかと思うほどだ。
エアコンの室外機がひさしの上に乗っている、ちょっと危険な気がするな。
地震があったら室外機が落ちてくるんじゃないかな。
京都の町はどこでもお香の匂いがただよっていた。香りの文化なんだなあ。
玄関とかがアルミサッシでないのがいいな。
この立ちション禁止の鳥居などわたしのお気に入り。
少し行くと五条大橋だ。
河原に歩道があるので降りてみる。橋の向こうに川床が見えている、納涼床ともいうそうだ。
あそこで京料理を味わうにはひとり1万円以上の出費は覚悟しなくてはならないという。
もっとも一人旅のわたしだと予約も無理だろう、川床を楽しむには最低でも2人からだろうし。
鴨川のほとりに腰かけて川の流れを見ていて、、、
おや、、この風景は?
なんだか見覚えのある風景なのだ。
そうだ、これは岩手県盛岡市の中心を流れる中津川によく似ているぞ、と気が付いた。
鴨川のほうが川幅が広いし、向こう岸に建つビルも京都のほうが多いけれど風景としてはよく似ている。
橋と擬宝珠、さほど流れが速くなく水量も多くはない川。
こうして川岸に座っていると、いま自分は盛岡市の中津川にいると勘違いしそうだった。
【 ↑ 2枚 盛岡市 中津川】
そうして30分ほども座っていただろうか。遠くを見ると川の中ほどに白いものが見えた。
行ってみるとアオサギだった。
この鳥が事件を起こすと、、これがほんとのサギ事件。
京都は見るべきところが多いのだが清水寺、三十三間堂、二条城など主なところは以前に見て回っている。
どこへ行こうこな、そうだ国立博物館があるぞ。
と、勇んでいってみたら、、休館中だった。
5月24日から休館中とのことだ。
きっとわたしが来るのを見越して閉めちゃったんだろうなあ(涙)
「庭園は見れますよ」とのことだったので庭園だけでも見ておこう。
正面の破風が興味深いな。
かなり以前ギリシャのアテネ大学の写真を撮ったのだが、破風にはゼウス神、アテナ神など大勢がいろんなポーズでいたっけ。
【↑ アテネ大学正面の破風】
こちらはいったいどなたなのかな。顔立ちや服装は中央アジア風とも思えるが。
これもネットで検索すると造形の神と文学・音楽の神なのだそうだ。
この伎芸天の毘首羯磨(びしゅかつま)さんなど下町のやや太めのおばさんではないか。
と“考える人”を見ながら考えていると、、
園内でモデルさんの撮影をしていた。
美しく整備された庭園、背景に京都の街並みが見えて撮影には最適だろう。
今日は邪魔になる観光客もいないし。
一通り庭園を見たらバスに乗って駅へ行く。
駅の中でも京都らしさを演出する工夫があちこちにあるのだ。
そしてなぜか京都駅前のイオンに足が向いてしまう。
巨大なイオンモール・KYOTOをぐるぐる歩き回ったら疲れてしまった。
東本願寺も見に行く。
うーっむ、大きい、広い。
気温が上がって日差しも強い、歩くのがイヤになってきた。
ホテルへ戻ろう。
町中の狭い路地をわざわざ選んで歩いていく。
こんな狭い道でもけっこう車が通るのだ、わたしは軒先へと避けなければならない。
と、、驚いたことにこの狭い道の奥から“ロールスロイス”が出てきた。
思わず、おおっ!!と声が出てしまう。
走路幅とロールスロイスの幅はほぼ同じ、ほんとうにぎりぎりの狭い道なのだ。
驚きのあまり写真を撮るのを忘れたほどだった。
世の中にはとんでもないお金持ちがいるんだなあ。
京都の下町の風景を楽しんでいるつもりだったがここはハイソな街なのだった。
ホテルへ帰る前にスーパーマーケットで買い物をする。
ロールスロイスを見た後で割引品を買う自分はとてもみじめに思えるのだった。
午後1時過ぎにホテルへ戻り、シャワーをしてから昼寝をする。
夕方になってからまた近所の散歩と夕食へと出かける。
ホテルの近くには有名な銭湯がある。
「梅湯」いう銭湯でとても良い雰囲気だ。
よく残っているもんだな、観光客にも人気なのかもしれない。
川床にも明かりがともり夕暮れ時の鴨川はとても情緒がある。
夕食は「街かど屋」というファミレスにした。
店の雰囲気は悪くはないのだが何かが足りないという味。
スーパーの商品をそのまま食器に並べたような、、、そんな感じだった。
隣に「やよい軒」がある。あー、こっちで食べればよかったかな。
2022年(R4)5月28日 京都観光
今日は休養日だ。
とは言っても落ち着きのない性格だから京都市内をぶらぶら歩きするつもりだ。
このホテルリブマックスは料金を安くするために部屋の掃除、タオルの毎日交換などを省いている。
実際のところシーツ、タオルを毎日洗濯し交換している人は少ないだろうと思う。とかいってわたしのように何日も使っていて臭ってくるというのは問題だが、、、
奇数日に部屋の前に新しいタオルを置くので自分で交換してくれ、というシステムなのだ。
ホテル業に限らずどれだけ人件費を削れるかが企業の生き残り戦略だからなあ。
スタッフが大勢いて客の要求をなんでもかなえてくれと言うならハイアットにでも泊まればよいのだ、もちろんそれだけの出費は覚悟の上でだが。
昨日スーパーで買ったパンで朝食を済ませ、さっそくホテルの近所を散策する。
どこと言って行く当てはないので路地裏散策になってしまう。
鴨川とその周辺には古い町並みが残っている。
古都の道は狭い。両腕を広げると両側の家に指先が当たるかと思うほどだ。
エアコンの室外機がひさしの上に乗っている、ちょっと危険な気がするな。
地震があったら室外機が落ちてくるんじゃないかな。
京都の町はどこでもお香の匂いがただよっていた。香りの文化なんだなあ。
玄関とかがアルミサッシでないのがいいな。
この立ちション禁止の鳥居などわたしのお気に入り。
少し行くと五条大橋だ。
河原に歩道があるので降りてみる。橋の向こうに川床が見えている、納涼床ともいうそうだ。
あそこで京料理を味わうにはひとり1万円以上の出費は覚悟しなくてはならないという。
もっとも一人旅のわたしだと予約も無理だろう、川床を楽しむには最低でも2人からだろうし。
鴨川のほとりに腰かけて川の流れを見ていて、、、
おや、、この風景は?
なんだか見覚えのある風景なのだ。
そうだ、これは岩手県盛岡市の中心を流れる中津川によく似ているぞ、と気が付いた。
鴨川のほうが川幅が広いし、向こう岸に建つビルも京都のほうが多いけれど風景としてはよく似ている。
橋と擬宝珠、さほど流れが速くなく水量も多くはない川。
こうして川岸に座っていると、いま自分は盛岡市の中津川にいると勘違いしそうだった。
【 ↑ 2枚 盛岡市 中津川】
そうして30分ほども座っていただろうか。遠くを見ると川の中ほどに白いものが見えた。
行ってみるとアオサギだった。
この鳥が事件を起こすと、、これがほんとのサギ事件。
京都は見るべきところが多いのだが清水寺、三十三間堂、二条城など主なところは以前に見て回っている。
どこへ行こうこな、そうだ国立博物館があるぞ。
と、勇んでいってみたら、、休館中だった。
5月24日から休館中とのことだ。
きっとわたしが来るのを見越して閉めちゃったんだろうなあ(涙)
「庭園は見れますよ」とのことだったので庭園だけでも見ておこう。
正面の破風が興味深いな。
かなり以前ギリシャのアテネ大学の写真を撮ったのだが、破風にはゼウス神、アテナ神など大勢がいろんなポーズでいたっけ。
【↑ アテネ大学正面の破風】
こちらはいったいどなたなのかな。顔立ちや服装は中央アジア風とも思えるが。
これもネットで検索すると造形の神と文学・音楽の神なのだそうだ。
この伎芸天の毘首羯磨(びしゅかつま)さんなど下町のやや太めのおばさんではないか。
と“考える人”を見ながら考えていると、、
園内でモデルさんの撮影をしていた。
美しく整備された庭園、背景に京都の街並みが見えて撮影には最適だろう。
今日は邪魔になる観光客もいないし。
一通り庭園を見たらバスに乗って駅へ行く。
駅の中でも京都らしさを演出する工夫があちこちにあるのだ。
そしてなぜか京都駅前のイオンに足が向いてしまう。
巨大なイオンモール・KYOTOをぐるぐる歩き回ったら疲れてしまった。
東本願寺も見に行く。
うーっむ、大きい、広い。
気温が上がって日差しも強い、歩くのがイヤになってきた。
ホテルへ戻ろう。
町中の狭い路地をわざわざ選んで歩いていく。
こんな狭い道でもけっこう車が通るのだ、わたしは軒先へと避けなければならない。
と、、驚いたことにこの狭い道の奥から“ロールスロイス”が出てきた。
思わず、おおっ!!と声が出てしまう。
走路幅とロールスロイスの幅はほぼ同じ、ほんとうにぎりぎりの狭い道なのだ。
驚きのあまり写真を撮るのを忘れたほどだった。
世の中にはとんでもないお金持ちがいるんだなあ。
京都の下町の風景を楽しんでいるつもりだったがここはハイソな街なのだった。
ホテルへ帰る前にスーパーマーケットで買い物をする。
ロールスロイスを見た後で割引品を買う自分はとてもみじめに思えるのだった。
午後1時過ぎにホテルへ戻り、シャワーをしてから昼寝をする。
夕方になってからまた近所の散歩と夕食へと出かける。
ホテルの近くには有名な銭湯がある。
「梅湯」いう銭湯でとても良い雰囲気だ。
よく残っているもんだな、観光客にも人気なのかもしれない。
川床にも明かりがともり夕暮れ時の鴨川はとても情緒がある。
夕食は「街かど屋」というファミレスにした。
店の雰囲気は悪くはないのだが何かが足りないという味。
スーパーの商品をそのまま食器に並べたような、、、そんな感じだった。
隣に「やよい軒」がある。あー、こっちで食べればよかったかな。