小倉駅【福岡県】(北九州モノレール。2012年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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当ブログでは、私の鉄道乗りつぶしの過程や、最近の乗り鉄のレポート等を中心に紹介いたします。


 

今回の【駅】コーナーは、
福岡県北東部、北九州市小倉北区の中心市街地に位置するモノレール路線・北九州高速鉄道【愛称:北九州モノレール】小倉線の起点駅で、JR線の小倉駅ビル内に駅機能を有しており、JR在来線や新幹線との乗換が便利である、
小倉駅 (こくらえき。Kokura Station) です。
 
尚、JR線の小倉駅の記事ですが、在来線駅につきましては簡易版でUPしています。新幹線駅は後日UP予定です。
また、写真は2012年以前の撮影で古く、現在は変化が生じていると思われます。ご了承下さい。
 
 
駅名  
小倉駅 (駅番号:01)  
 
所在地  
福岡県北九州市小倉北区  
 
乗車可能路線  
北九州高速鉄道【愛称:北九州モノレール】:小倉線  
 
隣の駅  
企救丘方……平和通駅  
 
乗換可能駅  
JR九州:鹿児島本線日豊本線、(日田彦山線列車)、(山陽本線列車)……小倉駅まで徒歩3分  
JR西日本:山陽新幹線……小倉駅まで徒歩5分  
  
訪問・撮影時  
2008年4月、2011年12月、2012年6月
 
 

北九州モノレールの小倉駅は高架駅で、南側から小倉駅ビルに突き刺さる、小倉駅ビルから南へ飛び出す感じで線路が敷設されています。
モノレールの駅舎は小倉駅ビルの3階、ホームは4階に設置されています。
駅舎出入口はJR線・小倉駅と共用で、南北から出入り可能です。南北ともエレベーターの設備があり、バリアフリーに対応しています。
写真は南口に相当する小倉城口のペデストリアンデッキより北を望む。
ペデストリアンデッキの場所が駅前広場で、地平部分にはロータリーとバスターミナルがあります。
 
 

こちらは小倉駅ビル3階、南北自由通路東側のジャム広場より南西を望む。
3階部分の南北自由通路中央部分に北九州モノレールの小倉駅が設置されています。
手前が新幹線口(北口)および山陽新幹線改札口、左がJR在来線改札口、そして奥が小倉城口です。
改札口は南北自由通路に沿って東西に設置されています。
 
 

駅前です。モノレール車内より東を望む。西側を撮影すればよかった…と後悔しています。
左が小倉駅、右が平和通駅です。
駅周辺は小倉地区および北九州市の中心市街地で、駅周辺には商店が多いですが、賑やかなのは反対側の西寄りになりますw
右側の大きなビルは複合型商業施設「セントシティ」で、「小倉そごう」→「小倉玉屋」→「小倉伊勢丹」→「コレット(井筒屋)」→「小倉駅前アイム」とメインテナントが変遷してきましたが、駅前の一等地でありながら商売が難しいようです。
 
 

駅ビル3階、JR在来線改札口に近い東口改札です。西を望む。奥に西口改札が見えます。
左が小倉城口、右が新幹線口です。
撮影した2012年当時はIC非対応でしたが、今はICカード『mono SUGOCA』をはじめ全国相互対象のICカードが利用可能です。そして磁気券が廃止され、QRコード券になっています。
左側と西口前には自動券売機があり、改札内の自動精算機とともにICカードのチャージが可能です。
西口側には定期券発売所が設置されています。
改札内コンコースにはトイレ・バリアフリートイレと公衆電話が設置されています。
そして4階ホームとの間は階段・上下方向エスカレーター・エレベーターで結ばれていて、バリアフリー化されています。
尚、東口南側にはミニコンビニ「ファミリーマート」があります。改札内に売店・コンビニはありません。
 
 

ホーム支柱に設置されている駅名標です。電照式と思われます。
シンプルなデザインです。
書体はナールが使用されていますが、西鉄の影響があるのでしょうか(ちなみに北九州高速鉄道は北九州市が100%出資していますが、北九州モノレールの一部区間は廃止された西鉄北方線と重複しています)。
現在は駅ナンバリングが併記されています (駅番号:01)。
 
 

 

北九州モノレールの小倉駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、ホームは4階にあります。概ね南北方向にホームが延びています。
右(東)が1番線、左(西)が2番線で、ともに下り企救丘方面です。
尚、北九州モノレール小倉線の開業当初は隣の平和通駅が始発駅であった名残で当駅と平和通駅の間は単線並列となっており(平和通駅の企救丘方に渡り線がある)、当駅では1番線・2番線で相互発着が行われています(Wikipediaの本文を引用)。
ホーム有効長は4両分で、現状は企救丘方(手前側)へ延伸可能なスペースがありますが、支柱を設置するなど大掛かりな工事になること必至で、まぁ延伸される事はないでしょうね…。
2016年6月時点でホームドアはありませんでした。代わりに転落防止柵が設置されています。ホーム幅は広いです。
また、駅は駅ビル内にあるため、雨に濡れる心配がありません(異常気象時を除く)。
ホームにはベンチと飲料自動販売機が設置されています。
上写真は2番線より、下写真は1番線より、いずれも終端方(北)を望む。
 
 

また、1番線からは東側3階にあるジャム広場を見下ろせます。
ジャム広場では様々なイベントが開催されます。
そしてジャム広場の奥にはJR在来線の3階改札口があります。在来線は1階にも改札口があります。
 
 

企救丘方を望む。
この先、小倉駅ビルを飛び出して駅前広場を通り、小倉の市街地を南北に貫く平和通りの中央分離帯上を南下します。左手には現・セントシティがあります。そして勝山通り(国道199号線)を跨ぐと平和通駅へと至ります。平和通駅は1985年の開業時から1998年の小倉駅ビル内への延伸までの間、小倉駅を名乗っていました。平和通駅の先に上下渡り線があるため、小倉~平和通間は単線並列になっており、その結果、平和通駅では1番線・2番線とも上下列車が発車することから、事前に発車標で乗車列車の発車ホームを確認する必要があります。
 
 

 

終端方を望む。下写真は2番線側です。ホーム端に階段とエレベーターがあります。
すぐ先が小倉駅ビルの北端部で、その手前に車止めがあります。
車止めの先は山陽新幹線・小倉駅の高架橋で、現状ではこれ以上の延伸は不可能です。もし延伸するとなると高度を上げるか地下化するかの2択ですが、ビルがあるためこれ以上高くできませんし、地下化となると費用が嵩みますしJR線との乗換利便性が低下しますし、良い事がありません。
 
 
あとがき  
私が北九州モノレールの小倉駅で下車(乗車)したのは1999年、2000年、2005年、2008年、2012年の計4度です。1999年は北九州モノレールの乗りつぶしのため、2005年と2008年は単純に乗り鉄のため、2012年は北九州モノレールの車窓風景撮影のため、いずれも終着駅ゆえに必然的に下車(乗車)しました。また、1999年の乗りつぶしは小倉競馬場での競馬観戦を兼ねており、2000年は単に小倉競馬場へ行くため利用しました。ホーム自体は1面2線でシンプルですが、駅の立地が小倉駅ビル内にあるのが特筆すべきで、発車時にモノレール車両が駅ビルから飛び出す姿は圧巻です。駅前は北九州市最大の繁華街で、人通りが多いですが、天神や博多とは違い、下町じみた大衆的な雰囲気が漂っています。
  
東京からですと東海道・山陽新幹線に乗り、小倉駅で下車して南北自由通路を南へすぐです。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です(最大滞在時間:8時間半少々)。
一方、大阪からですと新大阪駅から山陽新幹線に乗り、小倉駅で下車すぐです。余裕で日帰り訪問可能です(最大滞在時間:約13時間)。
(飛行機の利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、JR駅構内や駅前に多数のコンビニがあり、飲食店もJR駅構内や駅前にチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
  
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、北九州モノレールを乗り鉄の際は、小倉駅をスルーせずに一度は駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:北九州高速鉄道のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)