みなさんこんにちは。前回からの続きです。
先日、8日まで「阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)」で開催されていた「鉄道模型フェスティバル」を訪問した際の様子を、シリーズでお送りしています。
さまざまな展示がなされている会場、まずはお目当ての鉄道模型各メーカー、その新製品の数々を拝見しつつ、それにまつわる思い出を回顧しながら項を進めています。
引き続いて「TOMIX(トミックス)」ですが…
お!今度は近鉄特急です。それも、見慣れ乗り慣れた「ビスタカー30000形」。4両編成のうち、中間2両が2階建て車両という、魅力的な近鉄特急の中でも、特に人気のあるものです。
こちらは、すでに発売されている商品だとのこと。リニューアル・車体更新、さらに塗装変更が施された現在の姿なのですが…
最近の更新で、編成の伊勢志摩・名古屋側の先頭車両に新設された喫煙コーナーもしっかり再現されているタイプでした。
民鉄では、有料特急でも列車自体の全面禁煙が
進む今日ですが、近鉄特急の場合はこのように喫煙コーナーの設置を代替えにそれが進められています。長距離を走行する便が多いこともあるからでしょうか。
ところで、先ほども触れましたが「ビスタカー」というと、今も昔もやはりこの「2階建て車両」が目玉です。
そして、1階部分に当たる「階下席」へは階段を降ります。幸いにこちらが取れましたので、ゆっくり車中を過ごすことが出来ました。
下から見上げますと、秘密基地のようでした。
「階下席」は半個室で、3〜5名が利用出来るようになっています。それも、個室料金の類は一切必要なく、定員それぞれの特急料金のみで利用出来るという、大サービスの座席です。
グループや家族連れなどには最適な「階下席」だというので、特急券も比較的こちらから埋まることが多いようです。快適な区画ですので、団体利用にはオススメしたいものです。近鉄ホームページより。
さながら新型車両のように美しい車内だったのですが、デビューしたのは1978(昭和53)年。都合、登場から40年以上経過していることに驚きます(わたしとだいたい同い年です)。
デビューから、伊勢志摩方面へ向かうノンストップ特急に多用されるなど、人気を博した車両でしたが、次々と登場した新型車両と比べて設備の陳腐化が目立つようになります。
1992(平成4)年3月22日、近鉄名古屋にて、中学生時代のブログ主撮影。お見苦しいもので申し訳です(汗)
そのため1996(平成8)年、さらに2010(平成22)年からの二度にわたり、車内外の大規模なリニューアル工事が施された結果、現在の快適な「ビスタEX」という車両へと生まれ変わりました。昔を知っている身としては、まるで別車両のようです。
最新型特急列車が次々と登場する中でもリニューアルを重ね、ばりばり現役の車両です。
このような経緯を振り返りますと、近鉄にとっては、いまなおフラッグシップを務める大事な存在なのだろうと感じます。
同世代ですし、なおのこと大好きな車両です。
次回に続きます。
今日はこんなところです。