クロスポイント 東急電鉄8500系 非軽量車 未塗装キット各種 のレビュー的なもの | TKKseries8000‐677

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東京急行メインに旧大東急系の京王帝都・小田急・京浜急行など
撮りも模型もやっているけど、どっちも中途半端…どうやら最近のメインコンテンツは模型のようであるが、一応このブログのメインは実車の写真

 

予想以上のクソデカ段ボールで荷物が到着

 

 

中身は…といいますと、こんな感じ

 

非常に楽しみにしていたクロスポイントの東急8500系未塗装キット群が届きました。

 

ボディだけで4万すっ飛んだのですが、必要な分を揃えないと再生産もなかなかないと思うので必須な経費といえますorz

 

ということで、久しぶりに顧客が欲しい車両を顧客が欲しい形態で売ってくれた嬉しい商品

 

一つずつ眺めてまいりましょう。

 

 

基本的になる非軽量車の先頭車2両

 

これが無いと編成が組めませんので、必須といえます。

 

キットの封入は、同じくクロスポイントから発売された201系未塗装キットと同じく透明の袋に封入される形に

 

この辺りはコスト削減のために…といえる気がします。

 

 

今回は4セット入手

 

純粋に編成を組む予定で、一応やるものも決まっているのですが、果たしていつになるやらw

 

 

ここからは1両組の中間車が続きます。

 

Aセットは車側灯部分のコルゲートが途切れたタイプの非軽量車パンタ付き中間車

 

大多数のデハ8700形に相当する内容です。

 

 

8500系は組成的に(古い年代をやるのであれば特に)デハ8700形が多く必要ですので、こちらは5セット確保

 

 

Bセットは車側灯部分のコルゲートが連続したタイプのパンタ付き中間車

 

デハ8700形の中でも10次車以降に増備された非軽量車となりますが、このタイプは結構少数派

 

 

詳しくは後述しますが、こちらも5セット確保

 

 

続いてのCセットは、コルゲートが途切れたパンタ無し中間車で、9号車用の増設貫通扉パーツが付属します。

 

6~9次車までのデハ8800形と3号車でないサハ8900形に相当します。

 

 

完成品のセット構成的に入手が比較的容易なので、こちらは3セット確保

 

とはいえ、本当はもうちょっとほしいところではあったのですが…orz

 

 

Dセットはコルゲートが途切れた形態で妻面に梯子とIRアンテナを装備した形態

 

6~9次車で3号車に連結されたサハ8900形に当該します。

 

 

こちらは数が限られますので、控えめに2つ

 

いや、同じものを2つ買う時点で控えめとかあるんでしょうか()

 

 

Eセットからはコルゲートが連続したタイプに

 

こちらは10次車以降のパンタ無し中間車デハ8800形と3号車以外のサハ8900形に相当します。

 

 

こちらも3セット確保

 

 

非軽量車のトリはコルゲートが連続したタイプの梯子+IRアンテナ付きのパンタ無し中間車

 

こちらは10次車以降で3号車連結のサハ8900形に相当します。

 

Bセット同様に今回の目玉だったりしますが…後述

 

 

こちらは2セット確保

 

全体的にIRアンテナ付きの中間車は数を絞っています。

 

今回のキットシリーズは、この他に軽量車の中間車ボディもあるのですが…

 

こちらに関しては過去品を活用するつもりで買っておりません、すいませんorz

 

 

先頭車セットを開封してみます。

 

未塗装のボディ、さらに完成させるにあたって必要な屋根やガラスパーツ他と先頭車の場合はライトユニットも付属します。

 

純粋にボディ周りだけなので、足回りとパンタグラフに関しては別途…となります。

 

パンタグラフと動力ユニット+動力向け足回りは量販店で売っているので問題無し

 

そうなると、模型的にT車の足回りが最大の問題に

 

床板と(最悪塗り替え前提となりますが)座席パーツは汎用品なのでOKとして、ピボット支持方式の台車はしっかりと調達しておきたいところです。

 

持っていないのであれば、お高く付きますが同時発売の足回りセットを買ってしまった方が早いと思います。

 

私は過去のストックを活かせそうです…(笑)

 

 

組み立て説明は共通

 

表面は先頭車向けの解説

 

 

裏面は中間車向けの組み立てと、床板取り付けの案内など

 

一体成型ボディではありますが、やはりこういう組み立て説明書を見ると楽しいですしテンション上がりますね!

 

 

折角なので、目玉になる部分を未塗装状態で組んでみました。

 

先頭車代表でデハ8500形

 

※全車両ともに足回りは当該車種の完成品より借用しています。

 

 

発売寸前にゲリラ的な発表となりましたが、前面ガラスパーツがワイパー印刷無しの仕様に

 

別パーツ化したい層が多いと思いますので、嬉しい配慮といえます。

 

 

 

その他の部分は未塗装というだけで変わりなし

 

未塗装で完成した状態ですと、発売前の試作品を見ている気分になりますね(笑)

 

 

屋根周り

 

完成品の屋根周りも未塗装なのかと思ってましたが、今回の製品は完全に未塗装で色が違いましたので、完成品はちゃんと塗装してあるっぽいですね。

 

クーラーは成型色そのままっぽいです。

 

 

今回の未塗装キット群における目玉その1

 

 

商品名的には非軽量車のFセットに当たりますが、コルゲートが連続したタイプの3号車サハ8900形が初の製品化に

 

 

発表的には今月2022年8月下旬発売予定の8622F(3号車サハ8942号車)が先でしたが、発売自体はこちらが先となりました。

 

3号車に10次車以降の非軽量車が含まれるケースは意外と多いですので、作れる編成の幅が広がりました。

 

 

先ほど以上に大きな製品化、というか未塗装キット群において最大の目玉

 

非軽量車の中間車キットBに当たりますが、10次車以降のデハ8700形となります。

 

 

こちら何がそんなに凄いのかといいますと、増備過程でデハ8700形が先行して増備された8500系において、10次車以降のデハ8700形は非常にレアもの

 

具体的に言いますとデハ8743号車~デハ8749号車までの7両だけ、うちデハ8748号車とデハ8749号車は存在自体が異端の8630Fに組み込まれていますので、実質的にそのまま使えるのは5両だけ

 

 

正直まさかここまでやると思ってなかっただけに、恐れ入った部分であります…。

 

 

と同時に、あのグリーンマックスがこの未塗装キット群のためだけにこの金型をわざわざ用意したとは思えないので、10次車以降のデハ8700形を含んだいずれかの8500系が製品化されるのは間違いないと踏んでいます。

 

当該するのは8607F~8610Fと組成変更前の8615F、そして両側先頭車も10次車という異端な8630Fとなります。

 

今ある金型を活用するなら前者となりますが、廃車or組成変更されたのは結構前、後者ならば先頭車は新規金型必須ですが最後まで営業運転で東急線上を走ったというアドバンテージ

 

正直後者を期待したいものですが、こればかりはどうなるでしょうかねw

 

 

ということで、クロスポイント 東急電鉄8500系 非軽量車 未塗装キット各種 のレビュー的なものでした!

 

最初に書いたとおりでありますが、久しぶりに顧客が欲しい形式を顧客が欲しい形態で出してくれた良作だと思います。

 

待望だった方も数多いことでありましょう。

 

どうにも最近はコストの関係で完成品メインになって久しいグリーンマックスでありますが、オフィシャルストア限定のクロスポイントブランドでも構わないのでこういう企画は会社問わずに継続して続けて欲しいものであります。

 

 

 

8500系を塗装する場合だと前面帯が最大のネックといえますが、帯インレタを使えばマスキング不要で塗装も簡単に

 

こちらのインレタと共に、未塗装キット群にお手軽チャレンジしてみてはいかがでしょうか?