8月13日午前8時50分頃、東京メトロ副都心線新宿三丁目駅で運転士がドア開閉を失念するトラブルがありました。列車は元町・中華街行8両編成で、新宿三丁目駅到着後、わずか8秒で発車しました。運転士の眠気が原因とされています。
東京メトロのドア開閉トラブル
副都心線ではATO(列車自動運転装置)による運転およびワンマン運転を行っています。過去には同じくATO運転路線である南北線で運転士がドアの開閉方向を誤る事故が発生しています。
ATOによる運転はワンマン運転を補助するだけでなく、ホームドア普及路線でも正確な停止目標に停車できるなどの利点もあります。しかし、自動で運転を行うため運転士の集中が散漫になってしまう可能性もあります。先月には首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスで走行中に居眠りが認められました。南北線では手動運転に適宜切り替えるなどといった対策をとっていますが、効果がみられているかは不明です。
8月に入って東京メトロ有楽町線でもワンマン運転が開始しました。東京メトロには再発防止に努めていただきたいです。