いろいろな駅商業施設 | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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みなさんこんにちは!よしひろよしちゃんです。 

今回はいろいろな駅商業施設についてご紹介します。

以前に鉄道旅に欠かせないものシリーズで駅ビルやステーションホテルなどをご紹介しました続編となります。

少しだけおさらいです。

国鉄時代は駅で商業施設を運営するなど鉄道事業に直接関係するもの(自動車線や連絡船など)を除き副業することは許されていませんでした。

太平洋戦争の影響で日本の主要都市は空襲を受けて駅舎も多くが焼失し駅舎復興するお金が国鉄にはなかった際、戦災復興を地元と共同で行うことになります。

駅施設の一部を貸し出し店舗などに使用させて、その利益で建設費を負担するという方式が取られ、こういった駅施設を民衆駅と呼ばれていました。これが国鉄にとって初めて駅構内に商業施設を入居した取り組みとなります。

★和歌山民衆駅
民衆駅舎は建築から50年近くが経過し解体される駅が多く少なくなりましたが、今も各地に現存しています。



★和歌山民衆駅 中央改札口
改札口直結でショッピングセンターがあるとても便利な構造です。



★和歌山民衆駅 2階改札口
民衆駅の特徴として改札口で商業施設と繋がっている所が多かったそうです。

しかしまだこの頃は駅ビルへの出資が制限されており、商業施設が栄えても地代収入しかなかったそうです。

そして遂に1971年に駅ビルへ直接、出資できるように緩和されるなど国鉄が副業することに規制が緩くなり始めました。




★EST(エスト)梅田
10〜20代の若い女性向けのアパレルショップが多く入居する施設です。1981年に国鉄がエスト1番街(エストワン)としてJR大阪駅付近の高架下に開業しました。


★新梅田食道街
なお大阪駅高架下にはESTの他に、新梅田食道街という飲食店街があります。こちらは1950年に開業。1971年の規制緩和以前からあります。これは副業として国鉄が収入を得るのではなく、旧国鉄時代の退職者などに対する余剰人員対策の救済事業として直営展開されたものであります。


★JR有楽町駅 高架下



★JR秋葉原駅 電波開館
このほかにも有楽町駅や秋葉原駅の高架下にある店舗などは1951年に露店整理令によってガード下に収容されており、これも国鉄が副業として収入を得ようとしたものではありません。




★京都駅前地下街ポルタ(porta)
10〜20代の若い女性向けのアパレルショップや飲食店など多く入居する施設です。1980年に国鉄がポルタとしてJR京都駅付近の地下に開業しました。


★ポルタ改装オープン記念 オレンジカード
portaとはイタリア語で門・入口・玄関・扉を意味します。

なおこの頃から、国鉄は商業施設をはじめ他にも様々なものを展開していきます。








★駅レンタカー
鉄道を利用し駅からレンタカーを使い便利に移動する目的で1979年に設立されました。

企画乗車券では鉄道とレンタカーを利用すると安くなる切符が販売されています。有名なのはレール&レンタカーきっぷです。

JR線を通算して201km以上利用する場合で最初にJR線を利用し発駅から駅レンタカーのある駅まで最短距離で101km以上離れていることJR券とレンタカー券を同時に購入することが条件でJR運賃が2割引・特急料金等が1割引となります。(一部列車を除く)

駅レンタカーはJRの主要駅に多くあるほか一部箇所はかつてJR駅だった第三セクターの駅などにもあります。なお鉄道に乗らずレンタカー単独でも利用できます。


★駅レンタカー オレンジカード
赤い車に顔が描かれたトレ太くんの看板が目印です!

そして1987年の国鉄分割民営化されJR各社はあれこれといった規制がなくなり更にいろいろなサービスが始まりました!



★大阪ステーションシティ



★京都駅ビル


★名古屋セントラルタワーズ
今やターミナル駅には大きな商業施設があるのは当たり前になっていますが、つい最近の出来事なんですよね〜

JRグループの駅商業施設は日々変化しています。

★からふね屋珈琲 三条本店
京都の老舗珈琲店であります。
2016年にJR西日本グループの株式会社ジェイアール西日本フードサービスネットが買収しJR西日本の駅ナカカフェとして出店されています。駅そば、駅弁、駅パフェ!?と言えるかもしれませんね。




★からふね屋珈琲のパフェ
珈琲店ですがパフェの方が迫力あります。
めっちゃ大きいのもあり、なんと200種類もあるそうです。入店してから選ぶのも大変です。






★エディオンJR尼崎店
JR尼崎駅の駅ビル内に家電量販店のエディオンが入居しています。

今なら駅ナカに家電量販店があるのも珍しくないかもしれませんが、尼崎駅の面白いのはエディオンの前身である旧ミドリ電化の本店及び本社が入居していたのです。駅ビルに大手家電量販店の本店と本社が入居しているのはなかなか珍しいですよね!

ただし発祥の地はここではなく、尼崎駅から少し離れた尼崎市常光寺が創業の地です。2002年の駅改良時に本社機能が移転しエディオングループになる2009年までの約7年間、ミドリ電化の本社が機能していました。

全国各地にいろいろな駅ナカ商業施設があり今や駅は往来の地だけでなく駅を目的地として訪れる方も多いのでしょうね!

当サイトでは、鉄道旅に欠かせないものシリーズと題してさまざまな駅及び鉄道施設をご紹介しました!

⓪鉄道輸送に欠かせない鉄道連絡船と国鉄バス

JRグループで連絡船は宮島を行き来する便のみになり自動車線(バス)も過疎化などで廃止される傾向にあります。

①駅弁

今でも旅の楽しみ駅弁です!
しかし近年は②の軽食で簡単に済ませる方も増えていますよね。

②売店.駅ナカコンビニ

軽食やちょっとしたものの用意また何か忘れ物をしたときに助かることもありますよね!

③駅そば.駅食堂

これも急いでいるときに食べやすいほか旅行時にはご当地グルメを堪能できます!

④食堂車

かつての旅の楽しみ方でしょうか。
今の列車にはほとんど存在しませんね。

⑤ステーションシティとホテル

今回もご紹介しました。ステーションシティ
またターミナル駅にはステーションホテルがあります。駅ナカにホテルがあり雨にも濡れずとても便利に利用できます!

⑥駅の旅行センター

みどりの窓口の延長で鉄道の切符、航空券や宿泊などと組み合わせた国内旅行及び海外旅行の商品が販売されており、ゆっくり旅行相談ができる場所です。近年はインターネットが普及し縮小傾向にあります。

⑦鉄道病院
これは初めてご紹介します。商業施設とかなり離れますがJRの施設なので触れたいと思います。

★JR東京総合病院



★大阪鉄道病院
福利厚生のため当時の鉄道省職員や家族を対象とした鉄道病院が1915年(大阪)1927年(東京)に開院しました。

1987年の国鉄分割民営化にてそれぞれJR各社に移管され現在に至り今は鉄道関係者専用病院ではなく一般の保険医療機関となっています。

このほかJR広島病院・九州鉄道記念病院などがあります。

今回はいろいろな駅商業施設などについてご紹介しました。自分が普段利用している駅などは、かつてどんな駅だったのかを調べると面白いと思います!皆さんもぜひ調べてみてくださいね!

ご覧いただきありがとうございました。
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