山陽電鉄では、バリアフリー施設の整備を着実に推進するため、国により創設された「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用することを発表しました。

「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し円滑な移動の実現に取り組みます|山陽電鉄

概要は以下のとおりです。

【対象線区】
山陽電車全線

【料金設定額】
・定期外:
10円

・通勤定期:
1か月・・・360円
3か月・・・1,020円または1,030円
6か月・・・1,940円または1,950円

・通学定期:
なし

【料金収受開始時期】
2023年4月1日(土)予定

【バリアフリー整備方針】
・エレベーター(5駅13基)、バリアフリートイレ(11駅11箇所)の整備
・エレベーター(11駅21基)、エスカレーター(3駅5基)の更新


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



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▲山陽電鉄5030系(阪神線内で撮影)
同社の鉄道駅バリアフリー料金制度では、エレベーター・バリアフリートイレの整備が主体となっています。


昨年12月に創設された「鉄道駅バリアフリー料金制度」ですが、このブログでも取り上げてきたように、関西地方では、阪急・阪神・京阪・神戸電鉄・Osaka Metroの各社が導入を発表しています。
阪和線の沿線から : 【阪急・阪神】バリアフリー設備整備推進に向け運賃値上げ(2023.4.1〜)鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し、普通券で10円の値上げ
阪和線の沿線から : 【京阪】鉄道駅バリアフリー料金制度による値上げを実施(2023.4.1〜)定期外で大人10円を加算
阪和線の沿線から : 【神戸電鉄】鉄道駅バリアフリー料金制度活用による値上げを実施(2023.4.1〜)大手民鉄・JRグループ以外では初めての発表
阪和線の沿線から : 【Osaka Metro】鉄道駅バリアフリー料金制度活用による値上げを発表(2023.4.1〜)2026年度以降は御堂筋線に低床車両導入も計画

これらに続く料金制度導入として、今回山陽電鉄から発表がありました。

料金設定の概要は、他社と同様に定期外10円で2023年4月1日(土)から徴収開始となっています。
また、バリアフリー施設整備については、エレベーター、バリアフリートイレの設置が主体となっています。

また、大手民鉄・JR・地下鉄以外の各社でみると、今回の山陽電鉄は、神戸電鉄に続く料金制度の導入となります。


多くの事業者が続々と導入を発表している、この「鉄道駅バリアフリー料金制度」。
関西地区でも大手民鉄やJR西日本を中心に、今後も導入発表のニュースが続くのか、引き続き注目したいと思います。



【関連ニュースサイト】


山陽電鉄,「鉄道バリアフリー料金制度」を活用した設備整備を実施へ|鉄道ニュース|2022年8月21日掲載|鉄道ファン・railf.jp




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