西武山口線「おとぎ電車」が鉄コレで出るそうです | 書斎の汽車・電車

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 今回はタイトル通り、何のひねりもない内容です。

 今年の暮れに、トミーテック・鉄道コレクションで、西武山口線の「おとぎ電車」が発売となります。

 

 「鉄コレ」といっても、Nゲージではなく、80分の1、9mm、Nの線路を使えるナローゲージのシリーズです。

 発売されるのは、蓄電池機関車のB11形B12と開放式客車1形1輛からなるセット、1形客車2輛セット、B11形B15と密閉式客車21形1輛のセット、21形客車2輛セットです。機関車+客車のセットと客車2輛セットを組み合わせると、それらしい編成となります。

 

 西武ファン、特に山口線ファンにとっては待望の製品化です。私も間違いなく手を出すと思いますが、一つ困ったことがあります。私は、ナローゲージだけは極力手を出さないようにしております。何もナローが嫌いという訳ではありません。ただ、この世界にまで進出するとキリがない、我が鉄道趣味人生、一つくらい我慢してもいいのではということで、当鉄道にはナローゲージの車輛は数える程なのです。

 そんな中、数少ない例外が西武山口線関連です。

 かつて乗工社が出していた蒸機の2号と1号、木造客車の31形を2輛(余談ですがこの2輛というのが何とも中途半端で、せめてもう1輛買っておけばよかった)、ワールド工芸のB1(蓄電池機関車)が在籍しています。

 「困ったこと」というのは、これら5輛の先輩たちが縮尺87分の1だということです。乗工社による日本型ナローの規格(87分の1、9mm)は、結構幅を利かせていまして、後発のワールド工芸などもこれを踏襲しています。ところが、トミー「鉄コレ」のナローゲージシリーズは、ゲージこそ9mmですが、80分の1を採用しています。せっかく発売になった「おとぎ電車」も、蒸機たちと共存できるのかという問題があります。

 

 思えばこの悩み、かつて16.5mmのトロリーモデルでも味わったことがあります。都電その他の路面電車は80分の1なのに、これまた乗工社が展開していた玉電シリーズは87分の1。まあしかし、これは別会社の車輛でしたし、同時に走らせることは余りありませんでした。その点今回の西武山口線は、出来れば一緒に走らせたいところですが、さてどんな具合になりますか。

 

 何だかんだと駄弁を弄してきましたが、模型の発売が楽しみなのは確かです。当鉄道に入線しましたら、また詳細なレポートをお目にかけたいと思います。開放式客車などは、乗客人形も必要になるかも知れませんね。いかにも観光客風の人形(子供を含む)を今から用意しておかなくては。