みなさんこんにちは。前回からの続きです。




大阪では夏休み恒例となった人気行事「鉄道模型フェスティバル」を訪問しようと「阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)」へとやって来ました。




エレベーターで会場の9階へ。
平日の午前中でしたので、思いの他空いていたのは助かりました。ゆっくり拝見することが出来そうです。


エントランスの前には、なんともさまざまな種類の鉄道グッズが販売されているではありませんか。これも大変気になりますが、展示を拝見してからのお楽しみということで。




会場に入りますと、ジオラマ展示もさることながら、運転シュミレーターに列を成すたくさんの人の姿。やはり、楽しいですもんね。


わたしは真っ先に、毎年楽しみにしている鉄道模型各メーカーの新製品展示へ。

こちらにも実にたくさんの気になる車両があったのですが、その中からいくつか拾いつつ、それにまつわる思い出などをあれこれ語りながらここからは項を進めたいと思います。


まずは「KATO(関水金属)」から。



最初に目に留まったのはこの「415系電車」。旧国鉄時代に登場した、交流・直流両方の電化区間を走行出来る車両です。


もともとは「常磐線」や「鹿児島本線」などの電化に合わせて導入された車両ということで、大阪人のわたしにとっては正直、あまり馴染みがありません。

「赤電」という愛称があったそうですが、しかし、この小豆色に顔のベージュ帯は、逆に京阪神では見たこともない塗装でしたので、世の中にはいろんな電車があるもんやなあと、幼心に大変印象に残ったことを思い出しました。



ただその後、印象に残っていた小豆色塗装は、さわやかな白地と青帯に塗り替えられました。これが現役の頃には、若い頃に乗り鉄したことがあります。出典①。




常磐線沿線で1985(昭和60)年に開催された「科学万博(国際科学技術博覧会、つくば万博)」に合わせて塗装変更されたものだと後年になってから知りましたが、見ても乗ってさえもいないのに、それはそれであまりの塗装の変わり様に驚いたものでした。出典②。


すでにくだんの「常磐線」からは姿を消してしまいましたが、鉄道模型というものは、その当時の姿かたちにいつでも出会えるものだなと、このような機会に触れるにつけ、つくづく感じます。思い出ごとにたくさんはよう持てませんが(笑)


興味深いのは「415系」を置き換えた「E531系」という車両に、その赤電の塗装を施した編成が登場していたということでしょうか。
これはこれで、似合っているなと感心します。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「フリー百科事典Wikipedia#国鉄415系電車」
出典②「各駅停車全国歴史散歩9 茨城県」茨城新聞社編・河出書房新社刊 昭和58年1月発行)