メルクリンの運転盤(前回記事)に設置する予定の、手動式ターンテーブルができました。
アトラスのターンテーブルにセンターレール代わりの洋白板を追加し、3線式に改造したものです。
以下、工作手順を記します。
① テーブルの加工
②テーブルに3ミリワッシャと圧縮バネを仕込んで、切り出した洋白板を固定する。
圧縮バネは、モノタロウで買いました。思ったより強いバネだったので、想定していた以上にカットが必要で、結局、大部分をカットしました。
洋白板の固定は、IMONの低頭ボルト(M2)とナットを使用しました。
洋白板の中央には、3ミリボルトの頭が通り抜ける大きさの穴を開けておきます。
⓷土台の給電部分の加工
土台の加工の前に、集電ピンについての注意点を書いておきます。
集電ピンには、小さな圧縮バネがセットされており、不注意で失くすと大変です。
下の写真は、テーブルを裏返したところです。
土台の給電部分の金属板は、こんな格好ですが、極性が変わる仕組みは、メルクリンには不要です。
そこで、0.1mm銅板をを、下写真のように切出して、元々の金属板を固定していたハトメの穴を利用して、M2の低頭ボルトとナットで固定しました。
もっと厚めの真鍮版を使うつもりでしたが、糸鋸が見当たらず、0.1mmの銅板をカッターナイフで加工しました。長持ちはしないかもしれませんが、消耗品と割り切りました。ダメになったら、また作れば良いのです。
④土台のレール取付部の加工
下写真のように、土台の一部を欠き取っておきます。メルクリンのCトラックの裏側にある出っ張りを逃がすためです。
⑤テーブルを土台に固定
前回書いたとおり、オリジナルのボルトは使わず、十字頭の3ミリボルトを使って、テーブルを土台に固定します。
完成した姿です。センターレールへの給電は、中央の固定ボルトを利用して裏側から行います。
試運転の動画です。手動回転の場面は3倍速です。
思ったより時間がかかりましたが、狙い通り、メルクリン仕様のターンテーブルができました。
手動ですが、可搬式の運転盤にはお似合いでしょう。
鉄道模型を始めた頃、TMSに掲載されるレイアウトのターンテーブルは、少年にとって、強烈な憧れでした。そのせいか、私が考えるレイアウトプランには、必ず、ターンテーブルが登場します。
私のメルクリンにも、ちゃんと機能するターンテーブルができました。気分は上々です。
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