皆様こんばんは、備前国鉄道です。

いつも当ブログにご訪問いただき誠にありがとうございます。


昨日2022年8月6日(土)、友人から山口県岩国市内を走る第三セクター 錦川鉄道の団体貸切ツアーに誘っていただいたので参加してまいりました。

広島県を中心に各地でこのようなツアーを開催されている鉄道ファンのグループによる貸し切り運行で、今回はじめて加わらせていただきました。


今回の貸切運行の舞台は、JR西日本 岩徳線の川西駅から分岐して岩国市北部にある錦町駅までの約33kmを結んでいる錦川鉄道。

ほぼ全線にわたって山口県内で一番の大河である錦川に沿うように走っており、「錦川清流線」という路線名が付けられています。


もともと国鉄が開業していた岩日線(がんにちせん)を分割民営化から3ヵ月後の1987年7月に引き継ぎ、現在は1日10往復運行。

当初は山陽本線の岩国駅と山口線の日原駅(島根県津和野町)を結ぶ陰陽連絡鉄道として計画・建設が進められていた岩日線ですが、国鉄再建法施行により工事は凍結。

既に開業していた錦町駅以南は第三セクターに転換され、現在に至ります。


今回お借りした車両は2017年にJR東日本から購入したキハ40-1009。

栃木県の烏山線で使われていたもので、その当時の塗装などを維持したまま観光列車「清流みはらし号」をメインに運用されています。


錦川鉄道の列車はすべてJR岩徳線に直通し岩国駅まで乗り入れているため、今回の貸切列車も同駅へ。

キハ40乗車区間は根笠駅→岩国駅→錦町駅で、根笠駅までの往路と錦町駅からの復路は一般の定期列車に1両増結していただく対応でした。


乗っているのはみんなマニアなので、気兼ねなく車内も📸

「JR東日本」のロゴが残る扇風機や味のある運転台など、見どころ満載でした。


ヘッドマークは前後で異なるデザインのものを製作し掲出。

この車両は今年で新製35周年だそうですが、岡山にはもっと古いキハ40がゴロゴロいるような、、、🤔

と思ったら、この1009は今もデビュー当時の原形のエンジンを積んでいる貴重な車なんだそうですよ。


反対側は、先ほどご紹介した国鉄時代の路線名に因んだ「急行がんにち」。

Twitterで「#急行がんにち」のハッシュタグを使って検索していただくと、他の参加者の方々の写真等を見ることができるので是非そちらもご覧ください。


復路の行き違い駅 北河内駅では10分間の停車時間を利用して幕回し大会。

烏丸線時代の「宇都宮」「宝積寺」「烏山」といった行先表示のほかにも「快速」など普段なかなか見ることのできない幕を撮らせていただきました。


そして当ツアーのハイライトは、臨時駅「清流みはらし駅」での下車。


この駅は2019年3月にできたばかりの錦川清流線で最も新しい駅…なのに、列車以外の手段で到達することができない「秘境駅」なんです。

錦川の絶景を見るためだけに作られた駅で、イベント列車の乗客しかホームに降りることはできません。

ここで全員で集合写真を撮影📷️

良い思い出になりました。


通常は各駅停車しかない錦川清流線ですが、この列車は途中駅をどんどん通過。

清流みはらし駅を出ると次は終着の錦町駅です。


岩国からおよそ1時間で錦町に到着です。


楽しかった旅もここがゴール。

その後は岩国駅まで折り返し、JRで帰路につきました。


最後になりますが、今回のツアーを企画・運営してくださった主催者・錦川鉄道社員の皆様、また当日お世話になりました参加者の皆様、どうもありがとうございました。