7月24日、丸ノ内分岐線での記録はまだまだ終わらず。
帰路の中野富士見町でも、また降りてしまう。
そこに限りある風景があるのなら、悉く記録に残しておきたいのだ。
ホームドアが設置されたりと変化はあるものの、開業から半世紀、随所に開業時からの雰囲気が
それとなく残されているのが、この丸ノ内分岐線の面白さである。
ダイヤ改正後は、全面6両編成化により朝ラッシュ時に2番線を使用しない時間が出るという。
ホーム幅は開業以来旧態依然のまま、かつホームドア設置により気持ち狭く感じる情勢下。
そんなところで階段幅も変化しないのに、乗り換えに階段等への誘導はバリアフリーに反するし
混雑の増加に拍車をかけてしまうのではなかろうか?という懸念を感じた。
使用しないならば6両編成を1本留置し、ドアを開けて乗り換えの便を図れないものだろうか?
改正後は余剰となるであろう02系80番台を連結して置くのも良いかと思うのだが。
上越新幹線の新潟駅でもある程度活用できていることを、使わないのは惜しい。一考願いたい。
これから先のことに一抹の不安もよぎりながら、この日の丸ノ内線の撮影を終え…
まずは小田原線で、各停でしばし下り。
誰もいない梅ヶ丘で、カメラを構えた。
12:47。
7月4回目、かつ最後の運行となる、VSEのミステリー列車を迎撃。
今回も、撮影実績の無い場所での迎撃に拘りながら移動。
この後は、先行を企みながら…
13:59、小田急多摩センター。
ここまでは、ほぼ想定通りに事を進めることができた。
そして、次の撮影場所…
はるひ野、が問題だった。
一番駅係員等の目の届きにくい駅。
それでいて、線路は直線で撮影条件は良好。
これまでもそれなりに集まっているのは移動中に確認していたが、マナーは劣悪だった。
注意も飛んでいたが、ほとんどが我関せず、Twitter上でそれに文句を言う始末。
言われたくなきゃやらなきゃいいだけのことを、何故にやるのか。
つくづく、撮影への欲求に対して安全が軽視され続けている実情が今なおある。
それが守られないなら、撮影禁止措置が講じられても誰も文句なぞ言えないはずなのだ。
それでも、二度三度と注意が飛んで、いや飛ばして、
14:26、通過。
トリミングしてみて、ある程度不満のないクオリティにまとまりはしたが…
引いてみると、この為体。
これでもまだこの程度で落ち着いていた、と言うところか。
前の方なぞは、しっかり点字ブロックを踏んでいることに留意だ。
これまでの経緯もあり、なかなか強めの警戒に打って出ていきにくいのも理解はできる。
だが、やっぱりどこかで強く一線を引かないと、重大な事故が起きてからでは遅いのだ。
…そんな事態に、疲れが出たか。
後続の電車で新百合ヶ丘まで追うと、ちょうどVSEが入れ替わりに小田原へ向けて発車。
その気になれば相武台前で待避のところを撮れたようだが、疲労によりここで撮影を終えた。
地元に戻ると、四季島もいたが。
最後には、またとことん追って撮るかという意識は無かった。
それぞれに、残された時間は少ない。
1ヶ月を切ったものもあれば、数年、数十年先になるものもあるが。
後悔なく撮りたい一方で、その欲求を欲する余り安全を側に追いやってはならない。
その基本的な項目を、改めて考え直した今回の一連の撮影となった。
…そしてしばらくは土日+α、可能な限り記録を残す行動を続けていく。